農業日誌
私の農業体験記 2012年11月

  121127(火) 晴れ
昨日は風雨が強く、畑の被害が心配でしたが、今朝の点検で「無事」が確認できました。



  121125(日) 晴れ

My畑全景(ソラマメに、霜よけの稲わらを増強)

夏野菜のナスとトマト、食べられないミズナが消えた畝

ニンジンに保温の不織布トンネル

夏の花が消え、花壇の余地が増えた
今日は終日畑作業。「夏とのお別れ」をしてきました。

隣の田んぼの先達から〜収穫できないものを、何時までも置いとけば『土の養分を失うだけ』〜とアドバイスされた。

これで踏ん切りがついたので、
 ・夏野菜のナス
 ・夏野菜のトマト
 ・硬くて食べられないミズナ
これらを全部引抜きました。

やはり私はアマチュアで、野菜をペット感覚で見てしまいます。頑張って生きてるのだから「抜いたら可哀そうや」と思ってしまう。
けど、これは『畑を殺すこと』だと、教えられた。要は大局観に欠けるのだ。

発育の悪いニンジンは「保温した方が良い」とのことで、不織布でトンネルを作りました。

夏野菜と同様の理由で踏ん切りのつかなかった「夏の花」も引抜きました。

引抜いた後は、土に空気を入れるため、天地返ししました。
久しぶりに鍬を振るったので、明日は筋肉痛だろうな。
追記
9月に新しい土を入れてため、今はまだ地味がありません。
先達に見解を尋ねたら「5〜6年耕し続けたらエエ土になるで」だそうです。
おいらはその時、まだ生きてるやろか?



  121124(土) 晴れ

手前から、ほうれん草・ソラマメ・大根
もう初冬と言うのに、相変わらず天候不順で、畑は水分過剰状態。冬野菜は「液肥」なので、更に水分補給になってしまうため、ちょっと困っている。

それでもやっと、ほうれん草やミブナの成長を感じるようになってきた。
ソラマメは風雨の影響を受ける高さになってきた。棚を組んで補強する準備を始めます。
大根(一期生)は、直径5p程になってきた。

ミズナは最悪である。成長だけで評価すれば、冬野菜の優等生でしたが「硬くて食べられない」と非難轟々である。まだたくさんあるのに、どうしよう…
追記
畑へ行く途中、ジョウビタキ♀(写真)に出会いました。これも畑へ通う楽しみの一つです。
今すぐ収穫に結びつくものはなく、私としては農閑期です。その代り、探鳥時間が取れるようになった。



  121120(火) 晴れ
残っていたサツマイモを掘ってみました。
早速、茹でて食べたのですが、どうにもスジだらけで甘くもありません。出来の点でも惨敗でした。次回は砂質の土で挑戦できるので、来年はもう少し良いものができるでしょう。



  121119(月) 晴れ
朝一の収穫はこれ、お初の「小カブ」に、ミズナとほんの少しミニトマトです。次は大根が収穫できそうです。
これから出勤です。友達に見せて来よう(まるで子供だ!)



  121118(日) 晴れのち曇り

手前:ナス/奥:ブロッコリー
虫との戦いに生き残ったブロッコリーの成長が、目で分かるようになってきた。昨日の風雨で、育った茎がぐらついてきたので、土寄せをした。ブロッコリーは「花のつぼみ」を食べることくらいしか知らない。初めての野菜で、これからどのように変化してくのだろうか?

近所のプロ農家のナス。広くない農地で密度濃く、かつ次から次へと作物を回していくのに、とっくに実りを忘れたナスをどうして「引抜かないのは何故だろうか?」不思議で仕方ない。
ふと思いついたのは『春ナス狙い』かと。そういえば、大胆に剪定されており、これは切り戻しに違いないと考えた。
My畑のナスも、どうやら実を付けるのはシンドイようだ。いつ抜こうかと迷っていたが、この畝は来年4月まで利用予定はない。ならば、切り戻しに挑戦しようと決めた。早速、剪定と根切りをして多めに肥料を入れた。想像が当たっているなら、越冬して「春ナス」を付ける筈である。そうなればいいなと思っている。



  121115(木) 曇り時々雨

ダイサギ

ミズナ・ミニトマト・ナス

サツマイモ

大きなミニトマト

ミズナ(向こうはタマネギ)

手前左から大根、ソラマメ、ほうれん草
奥には小カブやニンジンがある
今年の晩秋は雨が多く、八朔の実が爆ぜる被害が多い。
また、冬野菜は液肥中心なので、雨が多いとタイミングが難しい。

畑に、ダイサギが2羽来ていた。野鳥観察と言えば、特殊な場所へ行くとお考えの方が多いかもしれないが、身近にもたくさんいる。今なら、畑作業で出会う野鳥は
 ・カラス
 ・スズメ
 ・トビ
 ・ヒヨドリ
 ・ムクドリ
 ・キジバト
 ・セグロセキレイ
 ・ハクセキレイ
 ・イソヒヨドリ
 ・モズ
 ・ツグミ
このように、簡単に10種類を超える。野鳥はどこでも楽しめる趣味です。
今日の収穫「ミズナ・ナス・ミニトマト」
うふふ…夏野菜のトマトとナスがまだ収穫できる。
オクラも花を付けたので「まだ実を付ける気」でいる。冬野菜の不出来を夏野菜がカバーしてくれている。


サツマイモを定植して4ヶ月になる。
そこで、2株を掘ってみた。想定より大きかったが、本来の大きさには届かない。残りはもう少しおいておこうかな。

ミニトマトなのに、1枝だけが大玉になった。大きいものは6pあるが、一向に熟す気配がない。ミニサイズのものは、今も熟し続けている。


越冬予定のイチゴに花が咲いてしまった。実が付くと思えないが、念のため、受粉作業をしておいた。

ミズナは逐次収穫しながら、大玉モードを目指している。
最終的には40p間隔にしていき、1月の収穫を目指します。

タマネギは2種類51株を植えている。定植後は枯れることもなく、順調に見える。

ミブナ、ほうれん草、ニンジン、小カブ、大根は生育が遅れてはいるが、12〜1月には収穫まで行くだろう。

ハクサイは頑張ってくれているが、可能性は低い。

ソラマメは、もう少し敷き藁を厚くして冬に備えようと思う。



  121109(金) 曇りのち晴れ
畑は、タマネギの定植を済ませたことで、暫く小康状態になりました。
周りのプロ農家と比べれば気が滅入りますが、やはり観察をしておかないと、知識に繋がりません。
先日の、ミズナは写真で分かるように「根も茎も太く味も濃厚」で、とてもサラダでは食べられなかった。更に鍋にも入れてみたが、しっかりしている。とても、プロ農家のようなフワフワ感がない。難しいもんですね!
畑の帰り、ひつじ田に、黒猫がうずくまっていた。ヤマトそっくりですが、まだ子猫です。
野犬を見ることもなくなり、犬に襲われることはないだろうけど、残飯あさりも出来る環境ではない。これからは寒くなるばかりで、この子猫が生き残る確率は低いだろう。

我家のヤマトは、外へ出たがるが、子猫の運命なぞ想像もできないだろうな…



  121107(水) 晴れ時々曇り

ミズナ

小カブ

間引きしたニンジン

ほうれん草

ソラマメ

ミニトマト

サツマイモの試し掘り

タマネギを定植しました

八朔
ミズナを採ってみました。サラダで食べるには20pが適切だそうで、今が旬です。これ以上大きくなると「鍋用」になります。
ミズナの畝は、育ち方がバラバラです。出荷するなら失敗ですが、自家消費にはぴったりです。逐次食べたり差し上げたりできます。

ミズナを食べつくしたころに、大根小カブが旬を迎えるだろう。
どちらも虫の食害を受けた部分の種を蒔きなおしたため、1次〜3次で、大きさは異なるが、それなりに育っています。
僅かですが、最初(1次)の生き残りが大きくなってきました。小カブは、35oまで大きくなり、食べごろと言われる4〜5pまでもう少しです。

収穫時の間隔に合わせて、ニンジン、大根、小カブの間引きを終えました。ニンジンも写真でみるように、ちゃんと育ってきました。

2次に分けて種を蒔いたほうれん草も、最初の分が5p程になってきました。

ソラマメも20pを超えてきました。40pになれば棚が必要になります。その日が待ち遠しい。

ミブナも順調です。
カリフラワーは、随分虫にやられましたが、その後は持ち直しています。

タマネギの定植をしました。順調に行っても収穫は5〜6月で、ナスの定植とブッキングします。成長過程の差で逃げ切れると思っているのですが、さてどうなるやら?

野菜たちは、こうして順次食卓に上がっていくだろう。

ミニトマトもこんなに寒くなって来たのに、まだ実っています。何時まで行くのか?付合ってみます。

惨敗必至が、サツマイモです。10日後に収穫予定ですが、まだか細い紐のようです。
八朔は色づいてきました。
素人なりの手入れで、結実は多かったのですが、この秋は大雨が多く、地面が湿気ています。
ミカン類は水分を嫌うので、実が避けて落下するものが増えています。これも簡単には終らせてくれません。

畑では、野菜たちに話しかけながら作業しています。
誰かが見れば「危ない人」と思うでしょうね。
しかし、この時間が「心の静謐」を得る時間でもあります。

  121104(日) 晴れ
今週は、法事が続きます。今日はそのトップを切って、家内のご主人の13回忌です。

それに先立ち今日も畑へ。もう、日課になっています。
日々の変化は僅かなもので、注意しないと気付かないことですが、私には楽しいひと時です。

どうやら、虫害は乗り越えてきたようで、あとは頑張って成長してほしいものです。

潅水(液肥)を済ませ、今日も、ナスとミニトマトの剪定です。
プロ農家の業況を参考に、余分な枝や葉をカット。いまは、結実に向くように仕向けています。
来週は、タマネギの定植です。これを済ますと冬野菜の勢ぞろいです。
逆に、ミズナは収穫期になってきました。まずは、My畑の野菜で「鍋」がしたいですね!



  121102(金) 晴れ

ナスの剪定。私なりに大胆に剪定したのですが、
プロ農家はもっとカットしています

ミニトマトは黒マルチで保温
手前の黒マルチはタマネギの予定地
季節外れの収穫がこれ!ミニナス(秋茄子が冬ナスになった)とミニトマトです。

とっくに終わっている筈の野菜が頑張っているので、追肥したり、黒マルチで土の保温をしたりと、応援しています。もう、菜園と言うよりペットへの愛情に近いですね!
今日の作業は、タマネギ用の畝に殺虫剤をまいてから黒マルチ。これは穴あきを使用しました。

大根の間引き。これで虫の食害に合わなければ2ヶ月後に収穫予定(そうなればいいなあ)。

ミブナ・ほうれん草・ニンジン・ハクサイ・小カブに液肥(潅水)。こんなルーティンワークです。



本葉になったほうれん草

食べごろのミズナ
ほうれん草が『それらしく』なってきました。
ミズナは食べごろが出てきました。
昨夕、強風が吹いたのですが、ソラマメは大丈夫でした。

花畑では、小菊がいっぱい咲いています。
とても、仏壇だけでは使いきれない量です。

小菊


  121101(木) 晴れ時々曇り
11月になりました。
早速寒波が来ています。気温が下がれば、虫も不活発になるとのことで、順次、不織布を外しています。周りのプロ農家から見れば、半分以下の成長ですが、何とか収穫に繋がって欲しいと思っています。

第1畝ブロック(西側から)
第1畝ブロックは、手前から
 ・左:ミブナ(写真下)/右:イチゴ

 ・休耕畝(来年のトマト予定地)
 ・ミズナの畝(写真下)
成長のバラつきは多いのですが、食べごろの20pに近づいてきました。
 ・タマネギ用畝。本日、元肥を入れた。予定では、トマトを撤去してタマネギ用の畝を作るつもりでしたが、ご覧のようにけなげに実っており、予定を変えて手前に畝を作りました
 ・ミニトマトの畝(写真右上)


第2畝ブロック(西側から)
第1畝ブロックは、手前から
 ・ブロッコリー(虫に食われ成長が遅い)
 ・ナス。秋茄子を通り越し、もはや「冬ナス」です。大きくはならないのですが、とても刈り取る気になれない。
 ・休耕畝
 ・サツマイモ(葉は立派だが芋は?)

第3畝ブロック(東側から)
第3畝ブロックは、手前から
 ・大根(2列)手前は3回目の種蒔き、奥は2回目の種蒔きのもの
 ・ソラマメ(写真右)。20pに達しので、不織布を取り、軽く土寄せをして敷き藁をしました。最も順調な冬野菜です。
 ・ほうれん草。やっと本葉が出そろった。
その奥の桶の中で、まだオクラが頑張っている。

第4畝ブロック(北側から)
第4畝ブロックは、手前から
 ・左側:ニンジン。成長は遅れているが、枯れたわけではない。やっと適温(15〜20℃)になってきたので、これから大きくなってくれると思う。
 ・右側:小カブ。最初の種蒔き生き残ったものは20p程になった、。2度目の種蒔きで目を出したものは、まだこれからです。しかし、虫にはやられず順調に来ています。
 ・ハクサイ(2度目の種蒔き)。まだ、不織布は掛けたままです。

奥に「お花畑」がある。
想像よりはるかに長く咲き続けた「夏の花」も、流石に枯れてきた。準備、引抜いて場を明けないと、次が植えられない。

花畑の管理は家内がするものとばかり思っていたが、しっかり私の役目になっている。
畑ばかりではなく、花も初めての体験です。案外楽しくやっています!

ニンジン

小カブ