農業日誌
私の農業体験記 2013年2月

  130227(水) 雨のち晴れ
途中「北海道旅行」をはさみ、約10日振りの畑です。
暖かさは、肥料より何よりももご馳走のようで、生育の悪かった冬野菜が目に見えて大きくなっていました。

 ソラマメが大きくなりました。摘芯の目安となる60cmまであと僅かです。

 虫か鳥かわからないけど、葉はご覧のように殆ど食われてしまったが、カリフラワーの蕾(この部分を食べる)が大きくなっている。

 今まで摘んでいたイチゴの花ですが、気温が上がってきたので、今日は受粉させました。

 ミブナは大きくなる前に、花が咲いてしまった。来年は食べられるようにしたい。

 種が飛んだのだろう。ミズナはとっくに処分しているのに、別の場所でこんなに大きくなっていました。

 タマネギの葉が随分太くなってきました。まもなく追肥の時期になります。楽しみになってきました。

 ほうれん草も大きくなりました。

 おひたしにしようと、摘んできました。

昨日、ジャガイモの「種芋」を頂いたので、本日、植付してきました。

1.予め作ってあった畝に溝を掘り、溝に肥料を入れる。

2.溝の肥料の上に土を入れ、間隔を測って種芋を置く。

3.土を被せ、保温といずれ肥料になるよう稲わらを敷く。

4.保温を兼ね、まだあるかもしれない霜を防ぐために不織布でカバー。
発芽は1月後です。参考にしたマニュアル毎に内容が変わるので、いったい何を信じたらよいのか?分かりません。昨年はとても可愛いジャガイモだったので、もう少し大きく育てたいものです。
花も咲き始めてきました。

キンセンカ

ベニジューム

小菊

矢車草
まだ、水仙がたくさん咲いているので、水仙とこれらの花を摘んで帰りました。



  130217(日) 曇りのち晴れ

生ゴミで出す八朔

剪定前

剪定後
今日は誕生日。
66歳になりました。私のは想定外の「長生き」です。

普段通りの1日の始まりです。
朝食を済ませ、畑へ向かいました。火曜日に、生ゴミとして八朔を処分します。小さなモノや痛み始めたものです。
粒の揃ったもので、新鮮なもの選び、バードテーブル用にコンテナ1杯分を残しました。

今日の剪定は1本。
背の高いものを選び「めった切り」しました。それでもまだ、逆円錐状にはなってくれません。
木にとって「太陽を求めて伸びる」のは、本能だろう。
農業と言うのは「人間の都合」で植物の本能を押さえつける行為に過ぎない。

植物は広範囲に種子をまき散らすが、発芽するのは本の数パーセントだという。後は予備軍として地に眠る。
野菜が、一斉に発芽して成長を始めることを誰も不思議に思わないが、これは自然の節理から見れば異常な出来事なのだ。

自然に対し「あるがまま」を至上とする考えは、私は人間の傲慢と思っている。
午後からは、これも普段通り探鳥に出掛けます。今日のお目当ては「ハイイロチュウヒ」
普段通りの健康を感謝します。



  130216(土) 曇り時折雪

我家の「松」の剪定

散乱する野鳥の羽

八朔を円錐状に剪定
朝から、我が家の庭の剪定に来ていただいた。
生垣(マンサク・カイズカイブキ)に、松や各種餌木の剪定です。特に松は入念に手入れしていただきました。

地下水の上昇で青息吐息のヤマボウシは、嵩上げをしてもらい、枯れてしまったエゴノキはピラカンサに植え替えてもらいました。

爺様の残した庭と違い、ウッドデッキ周りは山育ちの餌木ばかりなので、地下水の上昇は、木には辛いそうです。
家の手入れを終えて、八朔畑へ向かいました。お隣に影を差すクスノキを切ってもらうためです。まあ、プロとはいえ、あっという間の出来事でした。

畑へ向かう途中、散乱する羽に出会いました。風切羽の大きさから、おそらくダイサギだと思います。
これで今年になって、2羽目の犠牲です。犯人はおそらくオオタカ(野鳥の会メンバーの意見)だろうという。
考えてみれば「こんな自然の中」で住んでいるのだ!

クスノキの伐採が済んでから、八朔の剪定に掛かりました。
高く、密に繁った木を選び、写真のように「逆円錐状」に剪定しました。
でも、僅か2本の剪定で息が上がり、本日は終了。体力がついて行かんなあ〜

花畑も「春の気配」です。種からスタートしたキンセンカに蕾がついてきました。苗で植えたベニジュームも透明な蕾を付けています。私がサボっていても、植物はちゃんと季節を伝えてくれます。

伐採前

伐採後

キンセンカ

ベニジューム



  130212(火) 晴れのち雨

剪定を始めた

収穫
今日から「八朔の剪定」を始めました。
鋸を使うのは1年ぶり。悲しい程の体力低下で、ものの5〜6本、太い枝を落としただけで息切れしました。

丁度この時、家内が来てくれたので、採り残しの八朔を摘んでいきました。
剪定時には八朔を摘み終わっておく必要があります。

写真の量を収穫しましたが大振りなものは、流石に僅かです。
粒揃いなものをご近所に配り、家のストック用に、コンテナ1杯分です。
また野鳥用に、小粒でも鮮度の高いものをカゴ1杯分残し、他は「生ごみ」で出します。

ちょっと嬉しかったのは、お隣のデイサービス施設に持って行ったら、喜ばれたことです。
来年は『八朔狩り』に誘ってみよう。
追記
脚立で届かないところは、木に登って摘んでいきました。最後は脚力が無くなってしまいました。ダメだなあ〜



  130211(月) 晴れ

草刈りを済ませた
9時から草刈りの続きをスタート。残りを刈上げ、花壇は手で草むしり。修了は午後1時でした。
これで明日から「剪定」作業に入ることができる。
ロープを張った畝は無事であったが、あけで使うコンクリートブロックがいくつか水路に投げ込まれていて、拾い上げた。

お隣の畑のSさんに、これからの畑のアドバイスを頂く。ついでで、子供イタズラを相談をしてみた。やはり、周りも迷惑を受けているようだ。何処の子供かもわかったが、注意の仕方をどうしよう…



  130209(土) 晴れ

草刈りを済ませた筋

ジャガイモの畝にロープ
午後からの畑です。
草刈り機のロープ刃を送り出す部分を分解して、新たにロープを補充し、オイルを入れて始動です。
久しぶりの草刈りですが、あと半日あれば終りそう。

畑に遊びに来る子供が5〜6人いる。
小学校低学年から未就学くらいです。昨年から悩まされている『イタズラ』はこの子達のようだ。
今日も、大きな柄杓やハンドスコップが、とんでもないところに行っていた。

更に困ったことは、ジャガイモ用に作っておいた畝が崩されていることだ。様子から見て「砂場」にして遊んだみたい。
考えてみれば、乱開発で住宅は増える一方だが、付近に児童公園はない。子供たちには「格好の遊び場」なのだろう。

これが『いけないこと』だとは、まるで思っていまい。どう、注意すればよいのは、私の方が迷っている。
とりあえず、ロープを張っておいたが、この意味を気付いてくれるだろうか?



  130207(木) 曇り

落果した八朔を清掃しました
BBQが済んで、これからモードチェンジです。
事務所の準備も事務所開きのセレモニーも済んだけど、肝心のお仕事は何時のことやら」です。ただ、畑は次の準備に入ります。

八朔は、2〜3月に「剪定と施肥」を行いますが、その前に、冬の間に伸びた草刈りをします。

ロープ式草刈り機には落下した八朔は「邪魔者」です。そこで、かき集めてゴミ袋に詰めました(和歌山では「燃えるごみ」扱い)。

1袋だけ数えてみたのですが。小ぶりの八朔が200個入ります。こ
れだけでおそらく1500個近い。本来、摘果すべきものだったのだと思う。昨年末に、5袋捨てているので、かなりの数になります。

先日のBBQパーティーでは、大きめの八朔を2000個以上お持ち帰りいただいと思う。
小ぶりな八朔ですが、まだもう一度「八朔狩り」が出来そうなほど実ったままです。これも順次落して清掃していく必要があります。70本の八朔畑って、凄いもんですね!、

タマネギが延びてきた

やっとほうれん草らしくなってきた

ホウセンカの蕾
成績の悪かった冬野菜ですが、ここへきて気温が上がって来たら、成長が早くなってきました。

ただ、ほうれん草や大根の畝は、3月初めには土作りに着手し、枝豆とインゲンを植える時期を迎えます。また、来週に「ジャガイモ」が植えられる準備を済ませました。
このように、八朔だけではなく夏野菜の準備も始まります。
運よく仕事が決まれば、容易ではなくなりますね!
最後は、水仙の花を摘んで終わり。100本くらいありそうだ。これって案外疲れるよな!



  130203(日) 晴れ

『節分』にBBQをしました。


和歌山へ事務所を移転した「事務所開き」のお披露目と、八朔の収穫祭です。

約20人が集まってくださり、楽しい1日です。
天気予報は「冷えこみ」でしたが、畑の温度計は15℃を示す、ポカポカ陽気です。
天候も、この日だけは「晴れ」です。
前日は雨、この日も夜は雨となりました。
まさに奇跡の1日でした。

八朔狩りは3度目です。私なりに1年、八朔畑の手入れをしてきました。
天候には振り回されましたが、それでも今までで一番の出来だと思います。

始めてではないお客様は、入れ物をたっぷり用意しています。3度目ともなると、ご近所から、お裾分けを待つ声が掛かるほどだそうです。

「昔ながらのミカンの味」は、案外喜ばれるようです。
それでも、今年の八朔は糖度が高く、ジュースにしてみましたが「味も香りも最高」でした。
やや発育不足ですが、大根・ニンジン・小カブ・ほうれん草などの、My畑の作物もお持ち帰りいただきました。



  130201(金) 晴れのち雨
少し気力が減退していましたが、これも「チェンジ」の時がやって来ました。
35年間続いた大阪での事務所を、1月30日に閉鎖して、公私ともに『和歌山』で根を下ろすことにしました。

ビフォー

アフター(ジャガイモ予定の畝)

収穫したニンジンと小カブ

投げ込まれた八朔

2月3日は節分、古来から新年を迎えるチェンジの日です。
この日に、和歌山事務所のオープンパーティーを兼ねて『BBQ&八朔祭り』を行います。
ありがたいこととに、20人を超える人が集まってくださるようで、とても楽しみにしています。

日頃の心がけの良さを反映して、お天気は「3日だけ晴れ」で、前後は雨予報です。気温は下がるようですが、良い天気はありがたいことです。

これとは別に、春野菜の準備に入りました。2月中旬にはジャガイモの作付け時期をむかえます。その土作りのため、ニンジンと小カブを収穫しました。小粒な出来ですが、BBQの時に利用し、かつ、持ち帰っていただこうと思います。

久しぶりに体力を使いました。1畝(5u)天地返しをして、腐葉土・苦土石灰・土壌改良材を入れました。しっかりと汗をかき、気持ちの良いシャワーとなりました。
これからゴールデンウイークまで、順次「天地返し」をして、土作りをしていきます。

八朔畑も、これから草刈り・施肥・剪定の時期に入ります。
私が狙っている「現役復帰」が適うと、まことに忙しい「二足のわらじ」になります。出来るかどうか?頑張るしかありません。
相変わらず、イタズラがエスカレートしています。
落下した八朔ではなく、収穫した「粒よりの八朔」をお隣の畑に投げ込むようになりました。

ソフトボールほどの大きさで重い八朔を、遠くまで投げるとなると、これは中学生以上の仕業でしょう。
人殺しですら「冗談や遊び」と考える怖い時代では、これで周りが迷惑を受けるなど、思いもよらないのでしょう。