農業日誌
私の農業体験記 2013年4月

  130428(日) 晴れ

畑の潅水を済ませ、トラロープを張って「ここは私有地です。立ち入りはご遠慮ください」と言う札を張って来た。常識で行動していただければ、こんな無粋なことはしたくなかった。


  130427(土) 晴れ

4月の末だというのに、最高気温が20℃を超えない。プロ農家でも苦戦していると聞く気候です。遅ればせながら不織布で覆い「保温」しておいた効果があったようだ。
まもなく、ナス・キュウリ・トマトの第1回追肥が必要になる。

水が大量に欲しいナスは保温の仕方を変えた。ツルが登坂を始めたキュウリは、不織布を外し、ナットを下した。トマトは今しばらく不織布の中だが、ホルモンスプレーをしておいた。

 花が咲いたナス

 不織布で覆われ虫も入らなかったはずなのにキュウリが出来ていた
 不織布で覆われ虫も入らなかったはずなのにミニトマトが出来ていた

 ソラマメが18pになった。実も太って来ており、収穫が楽しみです

 タマネギも丸々としてきました!

 スナップエンドウに花が咲き出した。これもまもなく第1回追肥となる。今日は藁で乾燥止をした

 八朔の蕾がこんなに膨らんだ。ああ〜まもなく花粉症が酷くなるぞ!

ツルインゲンの間引きをした。ピーマンは「芽かき」と、これから手間が増えるばかり。
こんな時にも、相変わらず畝の被害が出ている。今日も親子連れに出会ったが、人の畑で遊び畝を荒らすことが「いけないこと」とは思っていない無邪気さがある。
叱られることを知らずに育った世代「非常識」がここにはある。自衛の第1歩をすることにした。


  130423(火) 曇り


スイカ定植

ネギ
店によって苗の出荷期が違う。
今回、スイカの苗は「農業屋」のモノを使用しようと買いに行ったが、お目当ての苗はない。

2週間前には、欲しい苗があったが、それを購入していたら、定植までの期間温度管理できる場所が必要になる。

この店の苗は、素人でも『良い』と分かるが、マルチやトンネルなど、プロ農家が技能を駆使して出来るレベルで、私には無理みたい。
とりあえず「あるもの」から選んで、定植した。
ゴールデンウイークが過ぎるまで、まだ低温が予想される日があるため、保温が欠かせない。

昨夜のTV報道で、夏野菜の苗に「低温障害」が起きているとあった。プロでも苦労しているのだから、私が苦戦して「当たり前」と言うことだろう。

家内が突然、友人から「ネギを貰った」野で植えろと言う、場所も無けりゃ土の用意もしていない。ネギは待ってくれないので、秋の「畝の組替え」までプランターで過ごしてもらうことにした。またまた、「高いネギ」に着いた。

餌豆の発芽

ツルインゲンの発芽

50pまで育ったスナップエンドウ
「豆類」のラインナップが出来た来た。ソラマメの成長のよく、収穫できる日が楽しみだ。
農業屋に相談したところ、次は「サツマイモ」を勧められた。
サツマイモはジャガイモの後に考えていたが、それでは時機を逸するということで、サツマイモ(なると)の最終苗を予約した。之だと、5月末が定植で、ソラマメに頑張ってもらわねばならぬ。
忙しいなあ〜



  130422(月) 晴れ


イチゴが続々と実りだし、次の花も咲き出した

摘み取っても飾り切れない花の群れ

発芽したツルインゲン(上段)と枝豆(下段)

スナップエンドウ(上段)と小カブ(下段)が
見違えるように成長していた
野鳥荘へ二日間行っている間に「畑が爆発」していた。
気温は真冬並みであったが、それを乗り切った作物の強さであろうか。
 ・イチゴが楽しみ
 ・お花畑が全開
 ・一気に発芽
でも、心配もある。夏野菜の中心となる「トマト・キュウリ・ナス」に元気がない。

明日はスイカとネギの定植を予定しいる。まだまだ『寒い日がある』と予報がある、農業は甘くない!



  130418(木) 晴れ


花畑全景

イチゴ

タマネギ
我侭な畑作りを楽しんでいます。昨日の「ソラマメ」に続き、作柄を紹介します。

二日前に「バケツいっぱいの花」を摘んだのに、もうこんなに咲いています。折角咲いたので、ご近所にも配っています

露地ものイチゴはこれからです。大敵は野鳥とナメクジ、これを防止しながら「収穫が楽しみ」です。今日も熟したイチゴを食べたのですが、我田引水なしに「甘いイチゴ」です!
去年は誰も食べてくれなかった「酸っぱいイチゴ」でしたが、今年は大成功!

黒マルチから、タマネギの球根がはみ出してきた。あと1月くらいで収穫できそうだ。オニオンスライスにおかかを掛けて「いっぱい」いきたいですなあ!



  130417(水) 曇り


畑全景

順調に育つジャガイモ

風に強かった保温施工

10pまでに育ったソラマメ

スナップエンドウも小カブも良好

八朔の蕾(今年も花粉に悩まされる

カラスに追われて傍に来たムクドリ
昨夜は「強風」が吹き荒れた。保温用不織布が「吹き飛ばされていないか…」と心配でしたが、昨日時間をかけて棚を組み直し、不織布を掛け直しので、ビクともしていませんでした。

気温は上がって来たのですが、苗や種にまだ劇的な変化はありません。不織布が役立つことを祈るばかりです。それでも、ほうれん草が発芽をしました。
私が勝手に「師匠」と呼んでいるプロ農家によれば、My畑の「ソラマメ」はまことに順調に育って(現在10pほど)おり『あと2週間で収穫やな』だそうです。

ゴールでウイークにはこれでいっぱい呑めそうだ。茹でてよし、焼いてよし!
賞味期間が極端に短い豆だけに、美味しいうちに食べたいものです。一緒に呑む人いませんか?

ジャガイモやタマネギも順調に育っている。
去年の経験が少しでも活かせるなら、6月17日(日)に『夏の収穫祭』が出来そうだ。
 ・ジャガイモ
 ・タマネギ
 ・イチゴ
 ・トマト
 ・キュウリ
 ・ナス
 ・スナップエンドウ
 ・ツルインゲン
 ・小カブ
 ・ほうれん草
上手くいけば「スイカとメロン」も収穫できるかもしれない。

収穫したその場で「呑んで食べて」楽しく騒ぎたいものだ!
 追記1
八朔の木に、びっしりと蕾が付いてきた。
私はこれからも「花粉症」で悩まされそうである。

 追記2
畑のバードウオッチングはとても楽しい。レアな野鳥は滅多にいないが、ここでは私も自然の一部である。

今日も、巣作り材料を咥えたムクドリが、カラスに追われて私の傍に避難してきた(作業中は手のひらサイズのカメラしか携帯できないのでピンボケですが)。

〜一切野鳥と関わるべきではない〜という、原理主義的野鳥ファンも多いが、人の生活空間に巣掛けをする野鳥だって多い。
それは「人が最大の保護者」であることを知っているに他ならない。人間だって「自然の一部なのだ」と私は信じている。



  130416(火) 晴れ


不織布を掛け直した

ついでで、イチゴにはネットも掛けた
僅か二日間留守にしただけで、花畑にいっぱい咲いてしまった。
家だけではとても使い消えないので、写真の花はお隣のデイサービス(老人福祉施設)にもらっていただきました。

付け焼刃で保温をしたが、どうにも気になってきました。
畑へ行ってみたら、強風が吹いたわけでもないのに崩れていた。
予め考えていたように組み直したら、写真のように綺麗で使用資材も少なくなった。やはり「考える」ことは何にでも必要なのだと反省。

水遣りや液肥を済ませ、草刈り作業。ロープ刃の送りがトラブル続きだが、修正しては作業予定修了。
本日の作業時間は7時間半、体重は2s減であった。
 追記
空豆が8cmくらいまでに成長してきた。プロ農家の予測では「あと2週間で収穫できる」そうである。GWにはこれでイッパイできそうだ!



  130413(土) 晴れ


保温後の畝

プランターにメロンを(不織布で保温前)

ピーマンとほうれん草に保温
昨日、プロが利用する苗の店に行った。値段も高いがアマチュアの私が見ても「良い苗」とわかる。
更に、レジで「トンネル(保温)にして下さいね」と言われた。

11日に定植した、キュウリ・ナス・トマトが元気ない。
7日に蒔いたほうれん草が発芽しない。やはい気温が上がらないことが理由だろう。
プロ農家の畑を見たら、ちゃんとトンネルを作っている。
今日は、遅ればせながら有合せの材料や肥料袋で保温をしてみた。

まもなくスイカを定植するが、肥料袋が利用できることが良く分かった。
また、気温を読むことがとても大切なことも知らされた。

  130412(金) 晴れ

スイカ予定地
今日はゴミ出し日なので、7時半に畑へ到着。清掃も行い、3袋出しました。

ルーチンワーク開始です。
 ・潅水
 ・発芽の点検。未だなし、気温が低すぎた。蒔き直しが必要かもしれない
 ・定植の点検。こちらも低温の影響が出ている。成長の様子なし
キュウリの1本が接ぎ木の部分で折れた。
 ・スイカの「鞍築」を作った。これで、2週間後に定植できる。

八朔畑の草刈りに掛かる。ただ、ロープ刃の繰り出しが度々ジャミングし、手間取る。
昼食(カレー弁当)をはさみ2時半まで頑張ったが、やっと2筋出来ただけ。
もっとも、この段階で混合油とロープ刃が途切れたので、本日の作業は強制終了となった。
 
一粒だけ熟したイチゴ。帰りに摘もうと思っていたら、いつの間にか食べられた(おそらく野鳥)。勿論、残りは私が食べました。美味しかった!
補給が必要なので、苗専門店とホームセンターへ行ってきました。
 ・折れたキュウリの苗の補給
 ・ついでに「プランターで栽培できるメロン」を購入。
  プランターだけではなく培養土まで購入したので、この時点で「高いメロン」になった。
  よく聞けば、苗をプランターに植えるだけで、ツルはアウトバーンに伸びる。
 ・混合油・ロープ刃を購入
 ・野鳥からイチゴを守るためネットを購入
 ・携帯蚊取り線香購入
本日の出費は約7000円。行くたびに、5000〜1万円が出ていく。本代をはるかに超えるようになってきた。金のかかる趣味なので、何時まで持つかどうか…



  130411(木) 晴れ時々曇り・一時雨(ようは安定しない天気)

スイカ予定地
開耶はOB会(呑み会)があり、行ってきました。想定通りの二日酔いです。
でも、畑の水遣りが欠かせないようになった。天気予報では「雨」の可能性もあったのですが、こんな時は空振りです。我が体にムチ打って行ってきました。

行けばつい作業をしてしまいます。
スイカの予定地全体に元肥を入れました。新種の「甘小玉スイカ」が発売されたそうなので、明日は定植ピッチの問い合わせをして『鞍築』を作ろう。

第1ブロック

ソラマメが実って来たぞ!
今日は凄い筋肉痛ですが、本番は明日だろうな…



  130410(水) 晴れ

第1ブロック「
本日定植」 左から
キュウリ・タマネギ・ナス(2種)・トマト(4種)・イチゴ
その奥は第2ブロック「本日定植」 左から
スイカ予定地・ピーマン・ほうれん草(まだ発芽せず)

第3ブロック「本日種蒔き」 左から
枝豆・インゲン・ソラマメ・小カブ・スナップエンドウ

第4ブロック「中央はジャガイモ」
家内に花を摘んでもらいました
二日間、野鳥へ行っていて留守にしていましたが、今日は「夏野菜」定植・種蒔きの本番日です。
ちょっと気温が低いのですが、作業を始めればいっぺんに汗をかきます。

ナスとキュウリの心肥は野鳥へ行く朝に入れておきました。
表面にカルホス(消毒)を巻いて浅く撹拌。マルチを貼ってスタートです。
定植後に棚を組み、背が高くなっている苗は八の字結びで結束しました。
次は、種の直播きもしました。これで、
 ・ナス
 ・キュウリ
 ・トマト
 ・タマネギ
 ・イチゴ
 ・アスパラ
 ・小カブ
 ・ピーマン
 ・枝豆
 ・インゲン豆
 ・ソラマメ
 ・小カブ
 ・スナップエンドウ
 ・ジャガイモ
になりました。

ゴールデンウイークまでにスイカが加わり、これで夏野菜が揃います。これから、
 ・水遣り
 ・追肥
 ・芽かき
が日々必要になります。花も増える一方で、畑も「遊び半分」では難しくなってきました。
水の確保も「戦い」です。昨年と違い、300gの天水タンクがあるとはいえ、水の需要も半端ではありません。

イチゴが1粒だけ熟してきました。イチゴそのものは立派になって来たのですが、花が咲くのか?実は付けるのか…心配だらけです。

サクランボが1粒だけ実を付けました。こちらもどうなることやら
夏野菜にかまけている間に、八朔の樹間は「タンポポ畑」になってきました。これから「草刈り」も毎週必要になります。



  130407(日) 曇り・強風


八朔の蕾

ほうれん草に再チャレンジ
日本中を騒がせた「爆弾低気圧」
ここ和歌山市では「たいしたことは無かった」と思うのですが、念のために行ってきました。

心配された風は、むしろ今日の方が強く、冷える朝でした。
これと云った被害はなくホッとしました。

去年の農業日誌を見たら、昨年は4月3日に爆弾低気圧が来ていました。どうやらこの季節に毎年来ているようですね!

日記を見たついでに、悩んでいた畝に「いま」作付できる野菜を探してみました。
その結果、ほうれん草があるということで、早速実行しました。スペック通りなら収穫後に「オクラ」が植えられそうです。
 追記
種を蒔いた後はバリケードです。勿論、子供の遊び場にされないためです。これが悲しいですね!



  130406(土) 雨

今日は、爆弾低気圧が急速に発達し、正午ごろから「春の嵐」と言う予報です。
早朝に畑へ行き、点検をしてきました。ロープでくくったり、イボ竹を深く差したり控えを設けたりです。風に負けず乗り切ってくれればよいのですが…

イチゴ実ってきました
熟すまで無事でしょうか?

時無し小カブが発芽しました
根が浅いだけに「大雨」が怖いです

アスパラがもう食べごろになってきた
時折収穫できそうだ

スナップエンドウのツルが網に絡みだした
これなら風に負けないかな?



  130404(木) 晴れ


ソラマメに実が付いた

ハクセキレイ(♀)

 1.成鳥ならもっと頭が黒い  
2.この辺りでは漂鳥で繁殖しない 
この点が不思議です

ホオジロ(♀)
畑に元肥を入れ、10日ごろに「種蒔きと定植」の予定です。
イボ竹の確認も兼ねて、畝に立ててみました。ゴールデンウイークには壮観な風景になってるだろう 。

元肥を入れて耕運機で撹拌(これが体力がいる)。畝の整形をしてイボ竹を立て、棚作りの確認をしました。
これで午前中が終了、弁当を届けてくれた家内と畑で食事。

ソラマメに「実」が付いてきました(赤い四角部分)。プロ農家の先達に褒めていただきました。これで「一杯やる」のが楽しみです。

午後からは八朔畑の草刈り、約100坪を刈って16時に作業終了。もう、体の節々が悲鳴を上げています。
畑で作業していると結構「野鳥」がやってくる。手のひらサイズのポケットカメラですから画像の悪さはご容赦を!

今日も、小鳥がカラスの餌になっていました(距離があり種類は分からず)。獲物を雌に渡して運んでいたので、きっと「雛が孵っている」のでしょう…

昨日から迷っていたセキレイ。やっと正面から撮れて、ハクセキレイ雌と納得しました。

ホオジロ雌です。畑でホオジロと出会ったのは初めてです。この付近の環境では、これも不思議な存在です。

まだツグミがいました。この他か、ヒヨドリ・ムクドリ・カワラヒワ・カラス・スズメ・ツバメ・イソヒヨドリと出会いました。でも、スズメが減りましたね!



  130401(月) 晴れ


ニュキニョキとアスパラ

ブロッコリーは花盛り

レッドオニオンも大きくなってきた
気温10℃、ちょっと肌寒いけど、作業開始となれば汗をかく。この日の最高気温は16℃、発芽にまだ低いようで、先日蒔いた「時無し小カブ」の芽はまだ出ない。

ジャガイモは順調です。発芽中、2株を選んで他は剪定。第1回追肥と土寄せを行う。

予備(余った種芋)も元気に育ったので、まだ発芽していない小カブの方へ移植した。

スナップエンドも順調に思える。棚のネットに、ツルが巻付いてきた。

アスパラは写真のようにニョキニョキと伸びだした。

笑ったのはブロッコリー。もう少し大きくなるの待とうと思ったら、咲いてしまった。

タマネギも大きくなってきた。ただ、成長にバラつきが目立つ。理由は簡単で、土を作る際に撹拌が不十分で、肥料が偏在していたからだろう。

次の夏野菜は耕運機を使って撹拌しているので、この言い訳はできない。

土作り途上の畝に大きな足跡がいっぱい。とても子供サイズではない。何が楽しくて畝を壊すのか?これも変な社会の反映だろうか。



家では使いきれないほど花が咲き出した。

矢車草

キンセンカ

ランパ水仙

ベニジューム
家内は面倒見るはずだった「お花畑」。苗ばかり供給されるので、どんどん面積が広がっている。夏の花もこれから苗作りするそうで、植える場所の確保が大変です。
そういえば、畑も土を入れたので大幅に面積が広がっている。畝で言えば倍になってきた。出荷できるまでになれば、きっと楽しいだろうな!