2度目のケアンズ『野鳥三昧』
旅行行程

 1月27日関空より出発
荷物の最終確認。17時過ぎに、我が家を出発。ヤマト(我家のアイドル・黒猫)ともしばらくお別れです。
JET★の長い行列に並び、搭乗手続き完了。予定より10分早いフライトというので、買物を切り上げてゲートへ。確かに搭乗は早かったが、フライトは遅かった。「無料のことなど何もない」という徹底ぶりで、LCCというより『銭ゲバ航空』という印象っが強い。他に選択肢がるなら、あまり利用はしたくない。

 1月28日キングフィッシャーパーク泊
早朝5時にケアンズへ到着。空港にて太田さん(旅行中のガイドをお願いしている)と合流。まだ暗く、雨季らしく雨が降っていた。ツリスドリの群れの「馬鹿でかい鳴き声」で出迎えを受けた。
この日は、スリーバヘフテイクセンター(住宅地のショッピングセンター)で、食料の買い出し。住宅街の公園で20種を超える野鳥と出会う。
更に、アイリーンさんの庭へ。庭と言っても野球場がいくつも入る草原で、湿地もある。水鳥と中心に10種ほどを楽しむ。余りの写真枚数の多さに、バッテーリーを頻繁に交換。
キングフィッシャーパーク到着10時。すぐにシラオラケットカワセミを求めて歩く。雨は断続的に降り、時に激しくなれば雨宿りを繰り返す。キングフィッシャーパークでは3組のつがいが営巣中で、うち4羽の写真を写すことが出来た。初日にて目的達成である。
探鳥終了18時。休憩を含めて13時間に及ぶ探鳥であった。この日の探鳥成果は58種(声だけ4種を含む)、猫鳥の「イややワあ~」という鳴声に笑ってしまう。疲れて20時に就寝。夜は寒いくらいに涼しい。

 1月29日キングフィッシャーパーク泊
5時半起床。ワライカワセミの大声で起こされる。朝食は自炊。ジュース、牛乳、ハムが上手い。
7~10時、キングフィッシャーパーク探鳥。その種類の多さに改めて感動、と同時に、熱帯雨林の暗さをカメラを通じている。どの写真も、シャーたー速度が出ずピンボケばかり。
10時、ユーカリの森が広がる「マウントウーべイン」へ。環境が変われば野鳥も変わる、草原ではオオノガンやブッポウソウにであう。また、複数の猛禽類に出会う。
昼食を済ませマウントモロイへ移動。ここでもイシチドリ(夜行性)などと出会う。
15時、キングフィッシャーパークへ戻る。シラオラケットを中心に探鳥。アリ塚を使った「シラオラケットカワセミの巣」から雛の声が聞こえる。17時半から19時まで休憩
19時、キングフィッシャーパークでメンフクロウを観察。三脚を使えば綺麗な写真が撮れる。夕食は「チキン」抜群に美味しかったが、草鞋ほどの大きさに仰天。まだオーストラリアで完食事出来たことがない。何を注文しても「揚げ物でデカい!」。帰路、オーストラリアアオバズクを探鳥。10時に就寝
この日出会った野鳥59種(新しく28種)累計で87種。繁殖期で営巣中のものや、子育て中の野鳥が目立つ。野鳥以外では、ワラビー・ボイドモリドラゴン・ウオータードラゴン・ニシキヘビ(オーストラリアは毒蛇が多いそうな)

 1月30日コーラルタワーズ・ホリデースイート(ケアンズ)泊
5時半起床。朝食はジュース、牛乳、ハムが上手い。更に、果樹園で拾ったパパイアとスターフルーツが旨い。朝食後、荷物をまとめる。
7~9時、キングフィッシャーパーク探鳥。今日は三脚を使って挑戦。9時半KFPを出発、次に来る機会はあるだろうか?
私たちがケアンズへ降り立った日は、ハリケーンが刻々と近付いていた。我々は予定に従いKFP(北へ)向かったことで、暴風域から遠ざかることが出来た。ガリケーンはケアンズ上陸寸前で南下したが、それでも、本州ほどの雨域を持つだけに、我々がKFP滞在中は暴風雨に見舞われていたようだ。

気象情報を見ながらケアンズへ向かうルートを選ぶ。まず、ミッチェル湖へ向かう。私有の広大な湖で水鳥の宝庫であるが、今は雨季で「どこにも水がある」ため、前回ほどではなかったが、それでも楽しむことが出来た。
各地をミニ探鳥いながら、マリーバの街へ。ようやく通信がつながり、普段でも入らない「仕事の電話」がたまっていたことが分かった。ここで昼食(寿司とうどん)。
バードハイド。探鳥コースがあるが、手入れがされていないようであった。水鳥は少なかったが、可愛い野鳥の営巣が観察できた。
ほぼ天候の回復したケアンズへ入る。探鳥の場はなんと墓地であった。ここでは、メガネコウライウグイスやイチジクインコと出会うことが出来た。ちなみに、ここは前回泊まったレイクスケアンズのすぐ近くであった。
4時半コーラルタワーズへチェックイン。シャワーを浴びた後、市街地へ買い物へ出る。朝食の食材調達と夕食をとるためであった。フリーマーケットで夕食をとったが、もはや「油を使った料理」が辛くなってきた。
帰路は悲惨であった。ホテル名を覚えていなかったので、ひたすら歩いた。迷子になったかと不安もあったが、最短距離で帰ることが出来た。10時就寝
この日出会った野鳥72種(新しく40種)累計で126種。この日は、水鳥が加わったため、一気に増えている。

 1月31日コーラルタワーズ・ホリデースイート(ケアンズ)泊
本日はフリー。6時起床。
7時半、朝食後歩いて探鳥へ。海岸の遊歩道では、時折海水が乗り越えてくる。市街地もあちらこちらで冠水が見られ、ハリケーン到来時の状況が想像できる。
ケアンズでは、野鳥の密度が濃い。ナンヨウショウビン以外は昨日出会った野鳥であったが、夢中で歩いた。とは言え、30℃を超す中で、熱中症も心配になった。11時、ホテルへ帰る、いささか疲れた。昼食に作ったソーメンは絶品であった。
少し昼寝をして、1時半にホテル前の海岸を探鳥。その足で市街地へ買物、食材と土産物を揃える。土産店のお嬢さんによれば「ハリケーンの陰で涼しい」というが、我らには堪える暑さである。ちなみに、40℃を超える日もあるとか。ホテルへ荷物を置き、再度探鳥へ。夕食(自炊)はオージービーフに挑戦。とっても旨かった。
この日出会った野鳥33種(新しく1種)累計で127種。但し、この日は私たちだけだったので、本当はもっと多いと思う。

 2月1日コーラルタワーズ・ホリデースイート(ケアンズ)泊
5時45分起床、朝食は自炊。今日が探鳥最後の日、7:20出発。アサートン高原南部を目指す。
本日、同乗者あり探鳥のできる席を譲ったのですが、一泊二日の強行軍で移動中は寝てばかり。午後からは探鳥を始めても寝ていて、私たちは車内からの探鳥が出来ない。とても不愉快でした。
探鳥ルートは、マリーバゴルフ場・マリーバキャンプ場・ヘイスティー湿地・バリン湖・フランスロードの芝生農場。本日初出会いが22種類もあることで分かるように、違う雰囲気のコースでした。
この日出会った野鳥58種(新しく22種)累計で149種。これで、今回のケアンズ野鳥三昧は終わりです。
土曜日は、早く締める店が多く、スーパーの閉店に間に合わずでした。冷蔵庫の整理を兼ねて、今夜も自炊です。私はやっとビールにありついて呑むことが出来ます。

 2月2日昼の便にて帰国、
6時半起床、朝食は冷蔵庫の整理を兼ねて自炊。帰国に備え荷造り。
9時半、余裕をもってホテルを出発。出国カードを書いてイミグレ通過。JET★は「かなりいいかげん」な部分が多いのに、荷物の計量は厳しい。目の前で次々にはねられ追加料金を取られていた。私たちは39㎏(前払いで40kg分を支払っていた)でぎりぎりセーフ。機内持ち込みを併せれば、二人で50kgほどの荷物であろう。機内はガラガラ。乗客は定員の半分にも満たなかった。
定刻に関空到着。暑いことに驚いた!家へ着いたらヤマトが「ニャン」と迎えてくれた。ヤマト!只今