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150829
 8月29日
 ・早朝ケアンズ空港(現地時間5時)到着。

夜明けのケアンズ空港

空港近くのショッピングエリアの駐車場。キバタンがたくさん止っている

カッタナ湿地(アオマメガン)
これは復元された風景で未復元の場所は岩がごろごろです

アウトバックへ450㎞の旅

正面の城壁(山脈)を越えればジョージタウン
3便が重なったようで、大きくもない空港のイミグレは溢れんばかりの人です。それでも、日本のパスポートは優先され、1時間ほどで通過できました。まだ日が昇らぬ空港で、ガイドをお願いしている太田さんと合流。一歩でれば「サメイロミツスイの大合唱」でお出迎えでした。

ケアンズ探鳥旅行は今回が3度目。少しこだわりを持った目標がありました。
 ・砂漠のインコたちに会いたい
 ・ヒクイドリに会いたい
 ・コウロコフウチョウの求愛ダンスを見たい
そんな分けで、クイーンズランド州内ですが、ケアンズから450㎞離れた砂漠地帯「アウトバック」をめざします。
 ・まずは空港近くの駐車場で「キバタンの木」を見学
空港からほど近いショッピングエリアの駐車場に「キバタンの木」がある。数百羽単位のキバタンがここで夜を過ごし、夜明けと共に捕食地に散らばっていく。キバタンに取りつかれた街路樹は数年で枯れるそうで、そうなると場所を変えるそうです。

 ・カッタナ湿地
採石場跡を順次「熱帯雨林へ返す」試みの最中だそうです。まだ賭場口ですが、それでも「ここで1日楽しめそう」でした。

 ・オーストラリ内部砂漠地帯「アウトバック」へ向けて出立
海岸通りから九十九折の急坂を上り、一気に標高1000mのアサートン高原へ。
途中、アサートン高原にて食料の買い込みと給油を済ませる。ここからでも、今日の宿泊地ジョージタウンまで250㎞ある。
約90㎞走ったところで昼食。といっても選択肢はない。ハンバーガーの具を何にするかでしかない。私はベーコンエッグ、家内フィッシュを注文しました。いよいよ「オーストラリアの食事」の洗礼開始です。

大きさはマクドの倍はある。値段は、ドリンク別で約1000円(安くはない)。ただし、味はかなり良い。

アサートンの熱帯雨林を開拓した地域から、突然風景はアウトバック(未開拓地と訳される)に変わる。現実にはちゃんとと利用されているのですが、オーストラリア風砂漠で、雨季があるため雨季に下草が生える。乾季は枯れるが、それを食繋いで放置されて牛が生き抜いていく。サバイバルの放牧地です。雨季に窪地に蓄えられた水は順次干上がっていく。グーグルアースでは点々と溜池があり、川があることになっているが、どれも枯れている。
熱帯雨林を切り開いたアサートン高原の牛は丸々と太っていたが、アウトバックの牛は痩せてアバラが浮いている。

今回の旅行では半袖シャツを1枚も持ってきていません。高原で避暑のつもりで来たのですが、アウトバックの気温は真冬で30℃。がっかりです。それでも日が落ちれば重ね着が必要なまでに気温が下がります。厚手のパジャマがピッタリでした。

15時、ジョージタウン到着

群れでやって来たモモイロインコ
夕方に水辺に集まる野鳥たちの探鳥に出かける。日没までの3時間ほどをここで探鳥。今季は乾燥が早く、水辺の数が減っているため、ここに集まる野鳥の数も種類も呆れるほど多い(写真上)。50種ほどの野鳥が群れでやってきては去っていく。11月の雨季がやって来るまで、ここの水はもつのであろうか?

写真右は、宿泊したジョージタウンラタラモーテル。アメリカ映画に出てくるモーテルと一緒です。
この日の宿泊は我々だけであったそうで、レストランは休業。そのため、水場へ探鳥へ行く前に夕食を注文していきました。

私は、痩せこけたオージービーフを
試そうと、キッズサイズを注文しました。家内は今回もフィッシュ(白身の川魚)です。添え物は私はチップスで家内はサラダです。セットだったようで一緒にアイスクリームがでてきた。融けないうちにと先にアイスを食べてからのステーキでした。まったく脂肪は感じず、歯ごたえ充分なビーフです。これならかなり食べても太らないだろう。
昨夜は夜間飛行で、ほぼ徹夜状態でした。写真データをPCにコピーして、シャワーを浴びてバタンキューです。9時にはもう夢の中でした。この日の移動は450lm。鳥合わせ:90種