3度目のケアンズ『野鳥三昧』 サバンナのインコに会いに
旅行行程

水場に集まるモモイロインコ

木立で安全を確認してから水場に向かうセキセイインコ(原種)

 8月28日関空より出発 JET★JQ16便20:55発
荷物の最終確認。17時過ぎに、我が家を出発。ヤマト(我家のアイドル・黒猫)ともしばらくお別れです。
JET★も3度目の利用で、無料のことなど何もないという徹底ぶりの『銭ゲバ航空』への対策も万全の筈だったのですが、イヤホンで聞く、ミュージックも映画も「有料」になっていて驚いた。

 8月29日
 ・早朝ケアンズ空港でガイドをお願いしている太田さんと合流
 ・まずは空港近くの駐車場で「キバタンの木」を見学
キバタンのお休みどころで100羽単位のキバタンが止る。キバタンに取りつかれた街路樹は数年で枯れるそうで、そうなると場所を変えるそうです。
 ・カッタナ湿地
採石場跡を順次「熱帯雨林へ返す」試みの最中だそうです。まだ賭場口ですが、それでも「ここで1日楽しめそう」でした。
 ・オーストラリ内部砂漠地帯「アウトバック」へ向けて出立
途中、アサートン高原にて食料の買い込みと給油を済ませる。15時、ジョージタウン到着。夕方に水辺に集まる野鳥たちの探鳥に出かける。今季は乾燥が早く、水辺の数が減っているため、ここに集まる野鳥の数も種類も呆れるほど多い。
この日の移動は450lm。宿泊:ジョージタウンラタラモーテル
  この日の鳥合わせ:90種
 ~事前情報~
近くの探鳥地でトサカレンカクやキミドリコウライウグイス、ナマリイロヒラハシなど低地の野鳥を観察したあとはオーストラリア内陸部砂漠地帯へ向けて5時間強の大移動をします。午後には別の国のように環境が変わり、モモイロインコ、セキセイインコ、キンカチョウ、キバシキンセイチョウ、コシアカショウビン、アオバネワライカワセミ、カオグロモリツバメ、ナンキンオシ、ウスユキバト、キンセイチョウやノドアカムジミツスイなどの砂漠放浪性の鳥相を楽しめます。砂漠につき晴れた夜には星空の美しいエリアです。

 8月30日
 ・ジョージタウンの溜池(昨日と違う)へ
こちらは国有地で昨日より緑が濃い。この池には朝に集まる野鳥が多いそうです。但し、湿地には吸血住虫がいるので「絶対に近寄らないこと」と言う注意あり。距離を保っての撮影だが、スーパーズームがありがたかった。ここでも、水辺に集まる野鳥の数も種類も呆れるほど多い。
 ・午後、探鳥をしながらアサートン高原に向けて移動
 ・宿泊地「チェンバーズワイルドライフロッジ」へチェックイン。いきなり、ネコドリやコウロコフウチョウの出迎えを受ける
  この日の鳥合わせ:84種(重複排除で24種)重複排除した累計114種
 ~事前情報~
昨日午後に続いて内陸部でホオグロモリツバメ、マミジロモリツバメ、クロムネトビ、オカメインコ、チャイロキノボリ、ヤブヒバリ、ヒメフタイロヒタキ、ハイイロツチスドリ、ヌマウズラ、ノドジロセンニョムシクイ、ゴマフガモなど更に追加できないか午前中を使って探鳥をし、それからアサートン高原まで4時間あまりかけて戻ります。オオヅル、オーストラリアヅルが群れで見られるかもしれません。

 8月31日
 ・ウォンディクラ
ここはアサートンでも気候が異なるそうで、南部の野鳥が集まる森がある。可愛いミツスイに出会いました。
 ・ネラダ
数百羽のキバタンが農地に舞い降り、撒いたばかりの種をついばんでいた
 ・夕刻、バリーン湖へ。2時間粘るもコウロコフウチョウの求愛ダンスはなかった。
宿泊:チェンバーズワイルドライフロッジ
  この日の鳥合わせ:78種(重複排除で32種)重複排除した累計146種
 ~事前情報~
朝はロッジの敷地内で探鳥。標高の高い熱帯雨林に暮らす鳥であるキミミミツスイ、コウロコフウチョウ、ミミグロネコドリ、キバラモズヒタキ、ハイガシラヤブヒタキなどがいます。午後は環境を変え、乾燥した森でキイロコバシミツスイ、ハイイロオウギヒタキ、ヒメジャコウインコ、ハイイロモズツグミ、オジロオリーブヒタキ、ヒガシキバラヒタキ、ハシブトモズヒタキ、ホオジロキバネミツスイなどを探します。


コウロコフウチョウの求愛ダンス(若鳥の練習)

ヒクイドリ(全土で600羽しか生息していない絶滅危惧種
 9月1日
今回の旅行は、拘りの「行程」です。
 ・サバンナのインコたち
 ・コウロコフウチョウの求愛ダンス
 ・ヒクイドリ
サバンナインコたちは、29・30日でたっぷりと出会うことが出来ました。
 ・バリーン湖
コウロコフウチョウの求愛ダンスは、この日の朝一で若鳥の練習風景(ボス鳥ではなくて残念ですが)を見ることが出来ました。

 ・イニスペン
ヒクイドリに出会える可能性が高い、海と山がせった場所へ。熱帯雨林の果物を主食とるヒクイドリには、開発から残されたこんな場所でしか生息できないらしい。
出る可能性の高いところ2ヶ所で4時間粘ったけど出てきてはくれない。もう諦めて帰路に車を向けたとき前方に現れたのがこの写真です。数十秒のことで、証拠写真でしかありませんが、これで旅の目的は全て達成しました。
 ・夕刻、ケアンズ市内に到着
宿泊:181エスプラネード(コンドミニアム)
この日の鳥合わせせず(新規4種以上)
 ~事前情報~
朝はロッジの敷地内で探鳥します。チェックアウト後アサートン高原を下って太平洋岸へ移動します。各地を走りながらヒクイドリを探します。非常に数が少ないため予測が難しいですが、実績のある土地をハシゴします。
大田さんとお別れした後は、夫婦二人です。
市街地中心地へショッピングへ。結局、コンドミニアムで自炊でした。
 9月2日
ケアンズ市内探鳥
朝は潮の曳具合がよく、エスプラネードの海岸にたくさんの海鳥を見ることが出来ました。今までは「内陸の鳥」でしたから、ここで一気に種類を増やしました。昨日からはプロとの「鳥合わせ」をしていないので正確には分かりませんが、今回の旅では160種くらいと出会ったと思います。それも、過去2回とコースがまるで違うので、「初見参」が多かった。
写真に写せたのは、夫婦合わせれば6~7割くらいの証拠写真が撮れたと思います。
 9月3日
帰国 ET★JQ15便11:00発~17:10関空着
早いもんで、もう帰国です。太田さんからは「ケアンズはもういいでしょう」と言われてしまった。次は何処にしようかな?
家へ着いたら、何時ものようにヤマトがでてきた。甘えてすねるヤマトでした。