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160117
 1月17日
6時起床。7時からホテル1階のレストランで朝食。朝食後、ホテル近くの花畑(チェンマイ大学試験農場)で探鳥。
8時半ホテル出発、サリンさんのガイドで「ボタニカルガーデン」へ。チェンマイ郊外にあり、ランで有名な植物園です。

ただ、単純な植物園ではない。
入場料を払い、入場後は車で移動する。コースは一方通行で逆戻りは無し。園内には16ヶ所の主要施設がある。ポイントごとに駐車場があり、車を降りて散策する。この当たりの発想は日本にはない。なお、車のない人用に巡回バスがあるが、利用者は少ないようでした。
園内の標高は、200~300mくらいで、アップダウンが多く、森は深い。

まずは、前日チンタナさんから聞いていた、バナナ園(写真右)で探鳥。このバナナ園は試験農場を兼ねているそうで、たくさんの品種が植えられ、品種改良もなされているそうです。でも、そんなことは気にもせずに探鳥三昧。

ボタニカルガーデンで最も有名な「ラン園」は素通り、せめて何か写真はないかと探したが、外観写真もない。
ちょっと残念な気もするが(いやいや随分気になる。何時か、探鳥を忘れてゆっくり尋ねてみたい)

探鳥とは関係ない(筈だったが、やっぱり探鳥していた)『キャノピー』へ寄りました。最近できた施設で、人気のスポットです。

森を空中から観察する回廊です。床や手摺はエキスパンドメタルで出来ており視線は素通しです。ところどころ、床はガラス張りになっており、ビューも恐怖心も満点です。

更に恐怖心をあおるのが「揺れ」です。
揺れは強度と直接の関係はないとはいえ、もし日本だったら問題になるだろう。

ここで記念撮影する人が多かった。われらも負けずに記念写真です。

ボタニカルガーデン最後の目的地は「滝」です。ここも、チンタナさんお勧めの探鳥スポットだそうです。
滝と言っても「瀑布」ではなく、写真右のように、赤目48滝に近い。

ここでの探鳥時間は20分。
次の予定では予約を入れているので遅れるわけにはいかない。ただ、野鳥もそんなにいる分けではなく、むしろ「もっと風景を楽しみたい」そんな場所でした。

ボタニカルガーデンを後にして、今回の旅行で初めての「観光」です。

メーサーエレファントキャンプは、ボタニカルガーデンから10分ほどの距離です。入園料は1人200B(約600円)。
ゲート前でひとしきり記念撮影。やっと観光モードに切替え完了です。

 
やっと出番(観光ガイド)が来たサリンさん(写真上)

タイでは、どこへ行っても王様王妃様の肖像が飾られている。でも、とっても若い時のものみたいです。

まずは昼食。簡単に麺で済ませました(これは辛くない)

象の宿舎で食べ物をプレゼント。一瞬で食べてしまう

ショーが始まるまでのひと時、しばし「像に遊んでもらう」ことにしました。ご覧の通り、おっかなびっくりですが、オモシロかったですね! 象さん親子にチップを渡します(象使いさんの個人収入になるそうです)。チップの相場を知らず、大盤振舞をしてしまった。まあそれも「像の保存活動」への寄付と考えます。機械化で象の活躍場所が減り、ここのショーも保存活動の側面を持つ。

ショーに先立ち、川で水浴びです。川で横になり体を洗ってもらい気持ちよさそうです。気を付けないと、鼻を使って「水鉄砲」を打ってきます。カメラを庇い体は濡れました。
水浴びでリラックスした象は脱糞します。大きな糞がぷかぷかと川下に流れていくのですが、これは全て回収されます。回収された糞(繊維の塊)は、紙に漉かれ「お土産」として売られています(私たちも買いました)。

いよいよショータイムです。
25年前のタイ訪問(バンコク)でも、ショーを見たのですが、ほとんど記憶がありません。

近年、旅行も多いのですが、まるで『観光』をしていません。今回、ショーの見学をしてみて「観光もエエもんや」と、心から楽しみました。

象の入場行進に続き、様々な芸が披露されていきます。終盤はサッカーボールシュートを披露。フィニッシュは「画伯」です。象使いさんに絵筆を渡され、キャンバスに描いていきます。描いた絵はオークションされ、2000~7000バーツくらいで売却されます。

象のサッカーボール

象画伯

メーサーエレファントキャンプ最後の楽しみは『象に乗る』です。1頭1000バーツです。
申し込んではみたものの、大丈夫かなと思っていたのですが、乗ってしまえば「像任せ」です。約30分山道をのたりのたりと歩きます。昔は像を戦車として使ったそうですが、とてもそんなスピードは出ない。揺れも大きく乗り心地が良いとは言えないが、視野の高さが
風景を変える。これは良い経験をしました。誰かに聞かれたら「ぜひ体験してください」と勧めたい。

象さんのお鼻にチップを渡します

象使いさんはにっこりです
どうもチップを渡しすぎたみたいです

メーサーエレファントキャンプを後にして「観光の仕上げ」です。
メーサーエレファントキャンプ内でも「像のグッズ」をたくさん購入したのですが、空港近くのエアポートプラザへ「土産の買い物」に行きました。デパート、専門店、フードコートが揃う大きくて近代的な複合施設です。ここでも、中国人顔負けの「爆買い」でした。
買物は家内で財布は私、荷物持ちはサリンさんでした。ゴメンナサイ
本来はこれでサリンさんのお役目は終了なのですが、ちょっと無理を聞いてもらいました。それは「夕食を御馳走するのでナイトバザールを案内して」というものです。

食事はサリンさんの案内で、ナイトバザール近くの本格的な中華料理です。店の作りも本格的です。店員の対応も「おもてなし」を心得たものに思いました。

店内に掲げられた「酒」の文字。そそられますね!
この店で、旅行中唯一の「氷なしの濃いビール」を呑みました(タイではビールをロックで呑むのでとても薄いビールになる)。
料理の味は勿論美味しくて、盛り付けにもよく、安くて美味かった。
このお店のお勧めは「エビ料理」だそうです。注文も、エビを食材にしたものを中心にしました。呑んで食べてチップ込で1625バーツ(約5000円)でした。
最後は、ナイトバザールを散策。「値切って買う」楽しさも味わって、たっぷりと観光も楽しみました。
ぶらぶらしながらの買い物に気が行ってしまい、これと言った写真がありません。何かに夢中になると記録が疎かになる。

ここで買い物をすると、手間暇かかる手工芸の安さに、人件費の安さが目に付く。
工芸村と言える場所で、家内が気に入った「鳥の絵」を見つけた。定価は1800Bだが、1500Bでよいという。で、サリンさんが1300BでどうだというとOKとなった。約4000円の買い物です。
(大卒初任給が5万円の国です。給与の1割近い買い物で、きっと「安くはない」のだろう)

この絵は、トランクに入らず、枠から外して持ち帰った。日本の画廊で枠の再現をお願いしたら3000円でした。ちょっと不思議な気持ちになりますね。

この後はホテルへ帰って長い1日の終わりです。サリンさん、今回の旅ではお世話になりました。ありがとうございます。
サリンさんは、3月に娘さんと来日予定だそうです。カメラの相談を受けたので、私の予備カメラをホテル宛に送っておくことを約束しました。
この後、灰庭さんはマッサージに、私はデータコピーでした。
バイヨークチャオホテル泊