北タイ『野鳥三昧』
170213

トランジットホテルの利用制限時間は6時間。利用料金は朝食付きで約5000円です。

仮眠をしたいのですが、心配で眠れない。
ここへ来るのに、あれだけ厳重なチェックを受けたので、今度は「国際線側から国内線側へ移動する」のに、
 ・どんなルートだろう?
 ・どんなチェックがあるのか
これを考え出したらもう眠れない。結局、起きだしてフロントへ。殆ど手振りでルートを尋ねたのですが、酷く簡単だという。
やっぱり確認しておこうということで、真夜中に歩いてみた。フロントの話だけでは心配で、セキュリティー前にあるインフォメーションで再度尋ねてみた。
やはり、フロントで聞いた通り「その階段を下りればよい」らしい。実際に降りてしまうと、また手続きが大変なので、ここまでにした。

部屋に戻り少ししたら電話が鳴った。
6時間になったという知らせです。そこで、朝食を済ませ、トランジットホテルを後にした。

真夜中の確認ルートに従って、保安検査場脇のエスカレータを降りる。これで、国内線側になった。行はあんなに苦労したのに、帰りは「ホンマかな」と言うほどあっけない。

チェンマイには、スワンナプーム国際空港発7:50タイ国際航空102便⇒チェンマイ空港到着9:10で飛びます。

スワンナプーム国際空港で空港WiFiが利用出来たのでメールチェック。出迎えを頼んでおいたサリンさんは「ホテルで待つ」というメッセージ、何処でどう入れ違ったのか、これでは大変と空港へ来て下さいとメールを返信。

国内線(実質には国際線の延長)の待合で待つが、なかなか搭乗が始まらない。
ハブ空港で、世界各地からバンコクに到着した人たちが、チェンマイへ向かうためにこのフライトに集まる。どれかの便が遅れても「待つ」しかない。大幅に遅れてフライとしたが、到着時間は予定通りでした。どうやら、時刻表はサバを読んでるらしい。

機内は、とても「国際色豊か」です。まさに世界から集まったという感じです。機内の朝食はミートパイ。これが癖がなく、とても美味かった。

チェンマイで、入国手続きを済ませ、サリンさんと邂逅です。傍に、サリンさんのフィアンセがいらっしゃいました。

サリンさんたちと合流して、まずは両替へ。空港よりは町金融の方がレートが良いというので、ご案内いただきました。
それから、この日はサリンさんのガイドで「オールドシティーの寺院巡り」を予定。3度目のチェンマイ旅行ですが、オールドシティーの観光は初めてです。
世界遺産に申請するオールドシティー、2km四方の城壁に囲まれた地域ですが、なんとここだけで34の寺院があるという。そんな中で、主な寺院をいくつかまわりました(名前が記憶に残っていない)。

■ワット・チェディルアン
チェンマイ最大の「仏塔」を持つ寺院。併せて、最大の寺院だとか。仏塔の頂部は落雷で失われている。その他も破損が酷く、営々と補修されている。数百年後には補修が完成するかもしれない。

タイ仏教(小乗仏教)は現世利益の願望が強い。写真上は「願い事」を書いた短冊が並ぶ寺院内部。
痛いところに「金箔」を貼れば治るという。数センチ角の金箔が1枚10バーツ(約30円)
仏像はキラキラ光っていた。
一画に沙羅双樹の樹があった。もっと清楚な花とイメージしていたが、そうではない。
大振りは花で、実はソフトボールくらいで硬い(食べられない)。
この木に、リスが住み着いていた。子リスは怖いもの知らずで、とても可愛いかったですね!


写真下は金箔を貼る以前の仏塔(ネットから無断借用)
■ワット・プラシン
数年前に浄財を集めて、仏塔に金箔を貼ったそうです。
キンキラキンの寺院が多いチェンマイですが、ひときわ光っています。
その割に拝殿内部は、チェンマイにしては珍しく大人しい。

礼拝の仕方を教わり、ここでも長男の縁談を祈願してきました。

ここで昼食です。
サリンさんがご馳走してくださいました。
観光客は居らず、行列のできる店です。まさに、市民に人気のあるお店です。私も初めて見る料理が多かった。
タイ料理は味がはっきりしている。
 ・辛い
 ・甘い
 ・酸っぱい
のだそうですが、私ならもう一つ加えます。それは『匂い』です。
どの料理も強烈なにおいで、特に「香草たっぷりのソーセージ」は美味しいのですが、凄い匂いでした。

注文するサリンさん

豚皮のフライと香草たっぷりのソーセージ

この店1番の人気メニュー「カレー風味の麵」
メチャ辛かった

コメの麵
今回の旅行で「最高に旨かった」料理

サラダ
(酢の物)

豚の串揚げ、辛い味噌をつけて食べる
(じんわり辛さが迫って来た)

チキン炊き込みご飯

〆は「スイーツ」まさに甘い!
たくさんの料理をふるまって頂きました。これで、辛い・甘い・酸っぱい・匂いの全てを体験しました。

次に行ったのが「ビルマ仏教」の寺院。
微妙に違うのは分かるのですが、建物はよく似ており、私にはよく分かりません。ただ、仏塔の形は明確に異なりますね

チェンマイ最大の「市場」にご案内いただきました。
白人系の人は見かけましたが、日本人や中国系は出会いませんでした。恐らく、観光コースから外れているのでしょう。
実に大きなエリアで構成された市場で「何でもそろう」場所です。

サリンさんは、いままで私たちが知らないチェンマイを案内してくれています。そんな心使いが嬉しいですね!

翌日は、タイで最大イベントと言われる「バレンタインデー」
タイでは「愛の告白の日」で、男女の区別はなく、誰でも好きな人にプレゼントするそうです(当然、ホワイトデーはない)。
私達も、土産のほとんどをここで購入しました。

■ワット・スアン・ドーク
オールドシティーから離れましたが、ここは王族のお墓です。キンキラキンを見てきたので「白い仏塔」がとても新鮮です。

ここまで来たところで、ゴシキドリを見つけてしまい、突如「観光は中断」です。家内はもう、鳥の追っかけに夢中になっていました。
私はせっかくの機会なので、内部も見学させていただきました。詳しくは分かりませんが、天皇陛下が~民の平穏を祈る~そんな雰囲気がありました。


これで、観光は終了。全て「違う意味」を持つ地を訪ねることが出来ました。

最初の寺院、ワット・チェディルアンで葬儀が行われていました。幕は白黒で共通ですが、わが国が縦縞なのに、こちらは横縞でした。葬儀はお坊さんによって行われますが、斎場にはお坊様は立ち会わないそうです。
庶民の遺体は火葬で、屋外で「親族や友人知人立会い」のもと、公開で行われるとか。骨は散骨され、庶民は墓を持たない。タイで、墓(仏塔)があるのは、王族か高僧に限られるそうです。死ねば終わり…らしく、死後の法要もない。余程の金持ちが数十年後に一度、法要を行う程度と聞きました。


これで、一旦ホテルへ帰りチェックイン。バイヨークチャオホテル泊 T-053357000、前回と同じホテルです
夕方6時にマルさんと邂逅、サリンさんとフィアンセの5人で「ちょっと早い私の誕生日祝い」です。私は、間もなく「古希」を迎えます。

チェンマイ市街地が一望できるレストランで会食。たくさん料理を注文したのですが、話が弾んで、殆ど料理写真がありません。

食後は、セブンイレブンへ寄って「明日の朝食」の買出し。今回は、宿泊だけにしています。

偶然だろうと思いますが、昨年と同じ部屋でした。
 ・部屋はとても広い
 ・3人は寝られる幅広のダブルベッド
 ・コンセントはたっぷりあって、充電に困らない
 ・キッチンもついているが、調理道具が全くない。どうやらこれは別料金でレンタルらしい
 ・バストイレも広いのですが、ぬるま湯しか出ない。とてもバスに浸かる気期にはなれない。シャワーを浴びていると体が冷えて、風邪をひきそうであった。
最高気温は30℃を超えるが、夜は寒い。冷房を切っても、まだ冷えるので、しっかり毛布をかぶって寝た。

こうして、チェンマイ最初の日が終わりました。