北タイ『野鳥三昧』
170215
いよいよ『北タイ』へ出発です。
4時半に起床。チェンマイのホテルはキープしたまですが、2泊3日の北タイ滞在中は留守にします。言い換えれば、2泊3日の北タイ滞在用の荷物があります。特に温度差が激しいので、衣類が中心になります。
約束の時間は、ホテル1階で6時だったのですが、5:45分には野鳥ガイドのチンタナさんとドライバーさんが来ていらっしゃいました。車は8人乗りのトヨタのSUV。この車(現地生産で日本では売られていない)は、ハイエース(ピックアップのトラックタイプ)と並んで人気を二分するものです。
荷物を積んで、吉川さんの住居へ。 吉川さん宅では、毛布等を搭載などを搭載して出発。
夜明けにはまだ遠く「真っ暗」です。目指す先は「チェンダオ」で、チェンマイからは75㎞、1時間半の行程です。
ここは環境レンジャーの基地でした。
目の前に、チェンダオの頂(標高2275m)が見える。峻険な山で、環境レンジャーのガイドなしでは登山禁止だそうです。

ここで、チンタナさんが用意して下さった朝食です。
 ・ご飯
 ・おかず(肉類の揚げ物)
 ・フルーツ(写真)
 ・スイーツ(写真)
 ・コーヒー
ただ私達は、ホテルで買置きの食事をしっかり食べているので、少しだけ頂きました。
スイーツは「メチャ甘く」タイの3要素(辛い・甘い・酸っぱい)に従っています。コーヒーは飲んでいなかったのでお代わりまでいただきました。

日が昇るのは7時15分頃、標高600mのチェンダオのレンジャー基地到着時は、私のカメラでは「まだ光量不足」でした。
高木に次々と野鳥がやって来るのですが、遠くであることと、光量不足で「シルエット」ばかりでした。

陽がしっかり登ってから移動です。
ワット・タム・パープロムの石段を登りながら探鳥です。

ここでは、初見参のハトやゴシキドリの仲間にたくさん出会いました。
野鳥は「野鳥写真集」で纏めてご紹介します。

ワット・タム・パープロムへの道を写真でご紹介します。
とは言え、実に写真を撮っていないものですね!呆れてしまった。如何に「野鳥に夢中」だったか分かります。

レンジャー基地からワット・タム・パープロムへ歩く途中。正面にチェンダオの峯が連なる

ワット・タム・パープロム入口、ここから階段が続く。「体力はありますか?」と脅されたが、生石より簡単だった

途中の展望台にて。ワット・タム・パープロムが展望できる

フィニッシュの階段を上る。岩窟を利用した寺院ですが、ここまで来たのは私だけ。
皆さんは「寺院に野鳥はいない」とばかり、お参りは無視でした

階段を下りて元へ戻りました。この建物は「お墓」だと思うが、相変わらず私以外は無関心
チェンダオの市街地へ向かう途中、国立公園へ寄りました。何処にも立派なサインがあるのですが、タイ語が分かりませんので、名前が分かりません。

水牛が放牧(写真右)され、アマサギやアカガシラサギが無造作にいるのがタイらしい。

ここには「温泉(写真下)」があり、川べりに大きな桶(浴槽)いくつもありました。この日は大盛況で、国籍豊かな人々で賑わっていました。
ただ、ここには脱衣施設がないということで、入浴は諦めた。

少し遅い昼になりましたが、チェンダオの中心地(市街地)で昼食です。
といっても、写真左下のように、日本的な賑わいはありません。ここで「豚足煮の老舗(写真右下)」で食事です。
柔らかく煮込まれた豚足をほぐし、ご飯の上において煮汁を掛ける。少し甘い煮汁でした。

食堂の向かいが、日本でいうホームセンターでした。幅広い品揃えは日本と同じです。もう少し時間があれば、ゆっくり覗いてみたかった。

翌日の予定でしたが、前倒しで「ドイファーホムポック国立公園」へ参りました。
ここは、間欠泉が吹き出すことで有名です。

タイ北部には温泉が多いそうです。ただ「火山はない」と言うことでした。
しかし、ドイファーホムポック国立公園では、各所の舗装に、溶岩を切り出したものが使われていました。きっと、太古に火山があったのでしょう。

私たちが行ったときに、運よく間欠泉が始まりました。勿論感動で見たのですが、一定以上の圧力があれば「コントロール可能」だそうで、観光客へのサービスが行われているようです。

ここには温泉があります。
入泉料は水着とタオルのレンタル費用込で、50バーツ。
日本と違うのは、
 ・水着が必要
 ・洗い場はない
私達は、水着もタオルも持参したのですが、濡れたあとが大変なのでレンタルを受けました。

温泉は「男女別々」ですが、この日は客が少なかったので混浴にしました。
泉質は「お肌サラサラ」で、龍神温泉に似ていました。

温泉を楽しんだだけではありません。探鳥もしっかり楽しみました。
川辺には、シロガシラカワヒタキがいました。昨年に続き「2度目の出会い」でした。
初見参は「ヤマショウビン(写真)」でした。距離があり、電線止りでヤマショウビンにピントが固定できず苦労しました。

夕食に向かいました。もう日没寸前にレストランへ到着。
川べりのレストランで、この地域では「高級レストラン」だと思います(確か写真を写した筈なのですが、データがありません)。
私達のため「辛くない料理」を選んでくださり、とても美味しかった。
ただ呑兵衛は私だけで、まさに「食事メニュー」です。私は一人でビールを呑んでいました。

旅行中、日本人では「馴染まないなあ」と思ったことがあります。それは、ドライバーさんが食事に同席しないことです。タイならではの序列があるのでしょう。ちなみに、宿泊するホテルも別でした。

これで本日の予定は終了、ホテルへ向かいます。
地理的なことが分からないのですが、ホテルまで1時間近くかかったように思います。
明日は「ドイ・サンジュ」です。まったくの山の中で、トイレもレストランもありません。ということで、翌日の『食物と飲み物』を仕入れるために、セブンイレブンで買出し。私は寝酒のビールも買い込みました。

タイでは、コンビニは圧倒的にセブンイレブンです。タイのガソリンスタンドのネットワークを抑える企業がセブンイレブンの経営権を持っているそうで、どんな田舎でも「GSとセブンイレブン」はある。

宿泊は、へーファン郡にあるPNホテル。ホテルと言うよりドライブインです。行商人が利用するそうで、日本なら「商人宿」でしょうか。朝食付きで1泊1部屋400バーツ(やく1200円)。ちなみに、ドライバーさんは300バーツのホテルだそうです。
 ・部屋は広い
 ・トイレとシャワー(まるでお湯が出ない)
 ・冷房を切っても寒いのに、薄い毛布が1枚だけ。ここで、吉川さん宅で積み込んだ毛布が役立った。

WiFiがあることになっているが、キャパが少なくてつながらない。写真データのコピーだけ取って「オヤスミ」でした。