マレーシア再び
190610
昨年に続いてのマレーシア「探鳥三昧」
 6月10日(月)
昨夜は爆睡でしたが、夜中にもの凄い「雷雨」の音で目が覚めました。
今は乾季なのに、連日雨が降る「異常気象」だそうで、特にこの夜中の雷雨は酷かったようです。
後で知ったことですが、あちこちで「がけ崩れ」が起きて、通行止めが多かった。

今日は「7時探鳥開始」の予定です。集合場所は「コテージ前」で、朝食前に「敷地内で探鳥」と聞いていますが『何処へ?』という感じでした…

5時半起床。外は真っ暗です!何せ、7時と言ってもまだ『薄暗い』のです。まだコウモリが盛んに飛んでいました。

起きて、探鳥準備を済ませ、併せて「出発準備」も済ませます。連泊がないので「毎日荷物を持って移動」です。

準備を済ませて「デッキで記念撮影」
暗いのですが、野鳥の声が盛んに聞こえます。リスや猿も、もう活発に活動しています。ここでは「人間が少数派」です。

タマンネガラ
 観察野鳥20種)

時間通りに集合。探鳥開始です。
ムティアラ国立公園のホテルMutiara Taman Negaraは、全室コテージ形式です。
私たちが泊まったのはNO15でしたが、奥が深くて140まであります。点在するコテージは「森の中」で、野鳥だけではなく、猿やリスもいっぱいいました。

ここを、シャムさんのガイドで歩きます。ここで「連泊してもええなあ」と思えるほど「濃い空間」です。これでやっと謎(どこで探鳥するの?)が解けました!
ここでは、ヒロハシの仲間やゲラ(キツツキ)にたくさん出会えました。

ここの「凄さ」は敷地内だけではありません。ここからトレイルがいっぱい伸びていて、それぞれに貴重な野鳥に出会えることです。私たちが歩いたのは「ホンの数ルートの一部」だけですが、全部歩くのもありだと思います。
但し、熱帯雨林(ジャングル)の中では「プロの目」なしに『野鳥を見つける』ことは不可能です。

探鳥を一時中断して、レストランで昼食(10時頃)。
この時だけは「中華料理」を止めて、普段通りのパンとドリンクです。
 ・コーヒー
日本の透明感があるコーヒーではありません。コーヒーを再度フィルターにかけると「まだ濾せる」という、泥コーヒーで、とても旨いとは言えない。
 ・牛乳
毎朝吞む牛乳が欲しいと、持っては来たのですが、ほぼ「脱脂粉乳の再生品」で、これも一口で置いた。

マレーシアの酪農はとっても遅れているそうで『日本品質を求めないで下さい』と注意された(反省)。


朝食を済ませて「探鳥再開」です。
ここ(ムティアラ国立公園)には、マレーシの環境保護に取り込む機関の本部があり、各国の研究者も詰めているとか。シャムさんもその1員だそうです。
そのためかどうか?分かりませんが、ムティアラ国立公園のトレイルはとても整備さえています。「道ちさえ外さなければ
」とても安全です。

昼なお暗きジャングルで、スーパーズームカメラの欠点が露呈します。何せ、光量不足にとても弱いので、シャッタースピードが遅く、脇を固めてシャッターを押すのですが「手ぶれ写真」が目立ちます。

草原を見渡す観察小屋に出ました。そこで「鳥待ち」をしていたら、どう見てもアメリカの退役軍人と思しき人物3人が迷彩服に身を固めてやってきた。これで鉄砲も持っていたら、そのまま特殊部隊に変身できそうなガタイです。リーダーと思しき人物が、いきなり私に『ガン付け』してきた。私は「なんやろか?」と見返したのですが、10秒後に目をそらして帰っていきました。

家内に「いきなりガンをつけられて恐かった」と言ったら、「お父さんも負けてヘンかった」という。
  うむ~
そんな意識は全くないので「ナンデヤネン」ですが、周りからはそう見えるらしい。

草原では、野生のイノシシ親子がいました。大きな声で鳴く猿もいました。

ルート標識と併せて、警告のピクトサイン。左は「禁煙」と分かるのですが、右が分からない。
「電子タバコですか?」と尋ねたら『ハーブを吸う』道具だそうで、猛烈な煙と匂いだそうです。
そりゃ、そんなの大自然で吸われたら大変だあ~


これで、トレイルでの探鳥は終了。一旦、コテージに戻りシャワーを浴びて着替え。
トレイル散策の次は「川下り」です。
昨夜の雨で、河は濁流になっています。
昨日とは逆の方に乗り出したのですが…途中から「?」です。
昨日は、行が上りで帰りは下りでした。今日は逆方向へ船出したので、当然、行が下りになるはずなのに、何故か「上り」なのです。
ガイドさんにそのことを尋ねたのですが、答えは「昨日と違う河です」という。
でもやっぱり「・・・?」です。
地図を見ても、繋がった河で、結局「訳が分からん」ママでした。

とにかく昨日と「違う方向へ船出」です。河沿いには「先住民の集落」が点々とあります。詳しいことは分かりませんが「河で生計(漁)」を立てているようでした。

途中、上陸して少しだけトレイルを散策。
ここには探鳥ポイントが無限にあるようです。

陸と河での探鳥を終え、ムティアラ国立公園は終了です。
ホテルで昼食を
取り、チェックアウト。
ムティアラ国立公園を出発したのは15時でした。

今夜のホテルへ向かう前に1ヶ所より道です。
移動時間は3時間。19時頃まで陽があるとはいえ、大丈夫だろうかと思いながら爆睡しました。

クラウフォレストリザーブ
 (
観察野鳥6種)
ここでしか出会えない野鳥があり、日没寸前の「餌場」へ。
餌を置き、声を流しても全くやってきません。

野鳥が来ても「シャッターが下りるのか?」疑問になるほど暗くなってきました。
しかし、流石はプロの探鳥ガイドです。餌場ではなく、ジャングルを探して見つけてくれました。当然、トレイルではないので足場も悪く、山ヒルも満載です。
ガン度さんの熱意に応えるべしで、必死で写しました。


もうすっかり日没です。
ホテルへ向かう途中で夕食。時間的には「夜食」に近い。

料理が届く前に「鳥合せ」です。この日1日で出会った野鳥をチェックして行きます。

食事は今夜も中華です。
案外「さっぱり味」で、私たちに合せてくださっていると思います。ただ、出てくるほどの量は食べられません(微妙にあわない)。

旅行中に「ダイエット」を目指していたので、良い機会です。間食も一切ないので、最初はキツかったズボンも心なしか「緩く」なって来たように思う。


ホテル到着は22時。半端ない時間です。
宿泊:Colmar Tropicale

昨年も泊まったホテルで、オーナーの「フランス趣味」で造られています。フロントに電話をすると「ボンジュール」と言って出て来るそうです。

ただ、フランス趣味は見てくれだけです。とてもじゃないが「日本品質」の欠片もない。

一見、綺麗な部屋だが、コンセントが1ヶ所しかない。なのに、カメラやPC、タブレット、携帯電話のバッテリーが切れている。
そこで、持参した「たこ足器具」を工夫して、9ヶ所同時に充電です。

ちなみに、インターネットはあるのですが「電波が弱すぎて」結局使えなかった。

殆どぬるま湯のシャワーを浴びて寝る。夜中に寒さで目が覚めた(高原でとっても涼しい)。窓を閉めようとしたが、いかに力を入れても閉まらなかった。仕方がないので重ね着して休んだ。