マレーシア再び
190613
昨年に続いてのマレーシア「探鳥三昧」
 6月13日(木)

文明の地での一夜が明ける。
下痢は相変わらずですが、何とかコントロール下にあり、外出予定はこなせている。

今日の予定は「ブルーモスク」見学です。
探鳥ガイドのシャムさんのご紹介で、午前中の3時間「タクシーをチャーター」している。クアランプールではタクシーメータがありそうですが、ブルーモスクのある郊外では「タクシー料金は交渉」だそうで、とてもじゃないが手に余る。

まずは腹ごしらえです!

流石はヒルトンホテルです。
全ての宗教タブーをクリアできる区別と、和洋中の幅の広さ。なんでも選べますが、私は「爆弾みたいなお腹」を抱えていますので、オムレツとヨーグルトにパンです。
ご馳走を前に自主規制は悲しいですね。

一旦部屋に戻り、トイレと下痢止め服用で出発準備。

タクシーとの待ち合わせは9時、フロントで無事ランデブー出来ました。
ランデブー方法は「顔認証」でした。ガイドさんに私たちの「写真」を撮ってもらい、運転手のシャムさんに送ってもらいました。それが右の写真です。
スマホで受信したシャムさんが私たちを探す方法です。

シャムさんは素敵な「中年オジサン」でした。残念ながら私たちが言葉が不自由なので、会話が弾むわけではないのですが、片言の単語で、意思疎通は出来たと思います。

ラッシュに係るので、片道40分から1時間掛かりそうですが、実際には30分ほどで到着でした。

モスク到着は9時半。
見学時間は10時からなのですが、いきなり受付があり、家内はマスクのルールに従い衣裳を身に付けます。
日本人ばかり5人が集まったところで、見学スタートです。

拝観料もガイド料もなしです。理由は「布教活動」の一環と言うことだそうで、実際に「猛烈な入信の勧め」です。
日本語交じりの英語での説明で、当方も「話半分」しか分からないの、入信には至りませんが、なまじ言葉が通じると大変だそうです。
ちなみに、イスラム教では「ポイント制」だそうで、お参りの頻度や信者の勧誘で『天国への優待』が決まるそうです。



余りに大きなモスクで、21㎜の広角レンズでも、全体像が写せない。


白を基調にして「ブルーでアクセント」
これは本当に素晴らしいデザインでした。

この廻廊を進み礼拝堂にはいいます。
 ブルーモスクの名称は「色」から来たもので正式名称ではありません。
 でも、ブルーモスクが一番分かり易い。通称が示す通り『ブルーを基調』に
 した、見事なデザインです。
 4本ある尖塔の高さは140m、中央のドームの直径は57mだそうです。
 では、写真でご案内します。


 女性は全員、この衣裳です。男性も短パンだと着衣が必要です。
 これ出発準備完了です。ちなみに、写真に写っているのは、浜松からお越 しのエンジニア氏、親孝行でお母様を連れてのツアー中とのことでした。
 (このお母さん、浜松出雲殿の元従業員さんだそうです)

 この方がご案内くださいました。
 これは、お祈りが始まる時の「呼びかけ」を実演中

 この部屋は「懺悔」の部屋みたい

 これから階段を上がり「礼拝堂」に向かいます

 礼拝堂前の広場

礼拝堂内部/余りに広すぎて全景が写せない。これは動画でご覧ください

成行きで、私が一緒に礼拝することになりました。
このお祈りが、出国間際に起きた「災難」から、私を救ってくれたかもしれません。

イスラム教と言えども「時代の変化」には敏感なようで、1日5回のメッカに向けての礼拝には、スマホのアプリで「方位」を調べるそうです。
何処のいても「メッカの方位」が示されるのもで、教徒には必須アイテムらしい。

これで、ブルーモスク見学は終わりです。
待ってもらっていたタクシーに乗り、ヒルトンホテルへ。ちなみに3時間のチャーター料は150ML(約5000円くらい)でした。
単純にタクシーを拾ったケースと比べてば、倍以上だったみたいですが「安全を買った」と思っています。一緒に見学した浜松からの親子さんは、帰路の足にお困っていました。私たちのタクシーは4人乗りなので、お乗せすることができませんでした。無事に帰れたのだろうか?

12時にホテルへ帰り、シャワーを浴びて最後の荷造りです。チェックアウトは13時、この時間まで部屋が使えるのがありがたい。
下痢の続くお腹なので、トイレにも何度も通う。

チェックアウトして、荷物はホテルのクロークに預ける。
ヒルトンでは、チェックアウト日なら終日「シャワールームが使える」メリットがあり、これも便利です。
ただ、もう一度「汗みどろ」になる元気はなく、使うことはありませんでした。

セントラル駅を越えると、大きなショッピングモールです。
何せ、熱帯雨林には「コンビニも自販機もない」ので、まるでお金を使っていない。
ショッピングモールで、まずは昼食。かなのリクエストで、去年同様「寿司三昧」へ。

モール内に日本料理の店は何軒もあるのですが、ドコモ「行列が出来る店」でした。
お腹に気付かって私はうどんかんぴょう巻です。
月見うどんを注文したのですが「今日品切れ」ということで「肉うどん」になりました(どうも意味不明です。生卵を落とすだけなのにね)
家内はカリフォルニアロールを注文。まあ、どちらも普通の味です。
食後、まだ時間があるので散歩。ショッピングモールの向こうはインド人街です。道路へ出るだけで「猛烈な匂い」です。ということで「道路から見るだけ」で、路地に入る勇気はありませんでした。

地下のスーパーマーケットで買物(主に土産)を済ませました。
徹底して「有料レジ袋」で、持参した予備バッグに詰めました。

まだ時間が余っています。
お腹の具合を忘れ「スイーツが欲しくて」食べてしまいました。美味しかったのですが、それなりにツケが大きかった。

一旦ホテルへ帰り、クロークで荷物を受け取り、物陰で「詰め替え」です。
 ・トランクに土産を詰める
 ・溢れた「洗濯ものは予備バッグ」に
これを持ってセントラル駅へ。帰りは、LCCではなくマレーシア航空です。駅で搭乗手続きができ、荷物も預けられます。
ということで、普段通りに「リュックだけ」で空港へ向かいました。

クアラルンプール国際空港「ターミナル1」に到着。
フライトまでまだ3時間近くあり、深夜便なので「早めの夕食」です。
スタバで、パンとカフェラテを注文。散々粘って過ごしました。

マレーシアの保安検査は3回。回ごとに厳しくなります。
簡易な保安検査とイミグレを済ませ、まだしっかり残っているを「両替したお金」を使おうと、そこそこ高額な商品を何点か購入。これでほぼ使い切りました。

モノレールの乗って「Cゾーン」へ向かう。ゾーンに入る時に「2度目の保安検査」です。
この頃になると、頻繁にトイレへ行くようになった。

搭乗前に3度目の保安検査があり、まもなく始まる時に「最後のトイレ」へ行った。この時、パスポートや財布、搭乗券などを入れたポーチ」をトイレに忘れてしまった。

気付いてトイレへ行ったがもうない。一瞬「頭が真っ白」です。幸い、見つけてくださった方が保安員に届けてくださり、無事手元に戻りました。


これは後日談です。
紛失したのはC17ゾーンのトイレ。このブースには「関空へ向かう便の乗客」しかいないわけで、出てくる可能性がとっても高い場所でした。これが一般ゾーンだったら、私は帰国できなかったかも。

ちなみに「出てこなかったら」どうなるのか?
既にイミグレを済ませているので、私はマレーシア側には戻れません。
家内同伴なので、日本でパスポート紛失の手続きを取ることにして、何とか飛行機に乗せてもらう。それしかなかったみたいです。

マレーシア航空(MH052便) 22:10にて帰国の途に