オーストラリア「Perth」旅行で感じたこと
景観と道路に突でた庇
今回の旅行で訪れた都市はパース。併せて、古都フリーマントルへも行っています。
印象は「古い町と近代が同居している」と思いました。

パース市内観光のガイドさんによれば「景観条例はない」そうですが、本当はどうなんでしょう?
日本における景観保護は、無理矢理「昔を残そう」とするため、経済活動の制約が掛かり、経済が衰退する傾向がある。

パースで感じたことは、一歩離れて「全体を俯瞰」しないと、古い街並みに気づかないことです。
1階(グランドフロア)が、近代的に改装されており、今自分がいる建物が古都の建物の中と気づかない。つまり、
 ・1階は「近代的でお洒落な商業施設
 ・2階から上は「古都のマンマ」
この使い分けがまことに上手で感心しました。

これを上手く演出している理由の一つが「道路に突き出た庇」です。
どのような法体系か?私には分かりませんが、
 ・道路の壁面は揃っている(道路いっぱいに建物がある)
 ・庇は道路の突き出ており、プロムナードを形成している。
日本では、
 ・道路に庇を出すことは許可されない
 ・景観保存指定を受けると、自由な改装が制限される
ここで紹介したような「近代化は不可」で、商業化にも制約がかる。我が国も「2階から上の景観保護」にした方が、街の活性化に繋がるのではなかろうか!