シンガポール『野鳥三昧』
171004
シンガポール訪問は20年ぶり。当時は建設途上だった人工都市も立派に完成したようです。
「自然は創れる」を実証したシンガポール、今はそこに野鳥が集うという。とても楽しみです!

 171004(早朝から雨、出かけるころは曇り、帰路のタクシーでスコール、ベイエリアでは晴れ)
5時に目覚めた。外は真っ暗(夜明けは7時頃)。
そっとパソコンを持ってロビーへ行く、ここでPCでメールチェックやfacebookを行う。

シンガポールツアーのホテルでは、食事は三食とも別が多い。しかし、Villa Samadhiでは朝食が含まれている。
ところが、朝食場所が分からない。で、フロントに尋ねたら道案内された。ホテルから、5分ほど歩いてレストランに到着(写真はレストランへのコースです)

この日は朝から雨で、傘をさして歩く。
ようやくレストランに到着、写真のようにオープンレストラン(でも空調は効いていて、とても贅沢です)
テーブルに案内されて、まずは コーヒーかティーを選ぶ。私は、コーヒーで家内はティーです。
コーヒーは泥のように濃くて不味い。これは昔から同じです。
ティーは流石英国文化の薫陶があっただけあって旨い。それも、毎日「茶葉が変わる」ことを知ったのは、最後の日でした。
ジュースも果物が選べる。私たちはオレンジジュースを選んだ。これは目の前で絞ってくれるフレッシュジュースであった。
さて?メインディッシュの注文方法が分からない。そこで、無難に「Villa Samadhiスペッシャル」という、盛合せを注文。
でも、もっと自由にオーダーできそうだと想像した。試してみるのは翌日から(これは明日からのお楽しみ)。

 ・パン
 ・卵料理(これは毎日かえた)
 ・ジャガイモ+青物野菜
 ・キノコソティー
 ・トマトソティー
 ・ベーコン(ソーセージも選べる)
コーヒーやジュースはお代わり自由です。

ようは、注文したものを造ってくれる、シェフ付の「たべ放題」レストランです。それも、お味は絶品です。

昼食は殆ど弁当(パンとドリンク)、夕食もフードコートが多くて、グルメとは縁がなかったが、朝食は「最高の贅沢」でした。
昨日、外出から帰ると
 ・ベッドメイク
 ・枕元にフルーツセット(これは初日だけ)

 (写真を撮り忘れたので、ホテルにあったよく似たフルーツです)
 ・チョコレート
 ・寝酒用のワイン
こんなモノが用意されていました。だが、写真は撮り忘れた。

朝食を取りながら「探鳥が出来る」のも、素晴らしい。流石は、ラブラドール自然保護区内にあるホテルです。
テーブル脇にやって来たのは、キゴシタイヨウチョウ(写真右)。この他、レストラン周辺で探鳥出来たのは、
 ・セキショクヤケイ
 ・インドハッカ
 ・コウライウグイス
 ・メグロヒヨドリ
 ・猛禽類(種類不明)

Villa Samadhiスペッシャル

水差し(写真左)は、使い込んだ銅製です。
何処までセンスがあって、心くすぐります。
この朝食とこの部屋で「1泊1部屋(二人)18000円。宿泊料が高いシンガポールにあって。これは「割安」でした。

セキショクヤケイ

コウライウグイス

ホテルで朝食後、タクシーを呼んでもらい9時から探鳥に出かける。

行先は「デイリーファーム自然保護区」です。
駐車場でタクシーを降り、歩くこと10分ほどで、ウエルカム教育センターへ到着。
ウエルカム教育センター周辺(赤い四角)で探鳥です。

シンガポールと言う国自体が「作られた自然」の人工都市です。
ここ、デイリーファーム自然保護区の、ウエルカム教育センターが「造られれた過程」が展示されている。
それを見ると、牧場をジャングルに作り替えたことが分かる。
ジャングルを切り開いて「牧場を造る」なら驚かないが、その逆となると、流石に「びっくり」です!

それは、シンガポール建国後のことで、この数十年のことです。ちなみに、白亜のウエルカム教育センターも、元は牛舎で、それをリノベーションしたものです。

ウエルカム教育センター付近で昼まで探鳥。花の咲く木や実をつける樹が多く、それがいっぱい野鳥が集まる理由であろう。
ただ、ここにはサルがいっぱいいる。


野鳥とサルの好むものが同じで、サルが野鳥を蹴散らすのが適わない。
出会った主な野鳥は、
 ・ルリコノハドリ
 ・キゴシタイヨウチョウ(♂♀)
 ・インドハッカ
 ・コウライウグイス
 ・メグロヒヨドリ
 ・オウチュウ
 ・ヒメカザリオウチュウ
 ・アカモズ
 ・キバラタイヨウチョウ
 ・メグロヒヨドリ
 ・タテフヒヨドリ
 ・猛禽類(種類不明)

キバラタイヨウチョウ

ルリコノハドリ

タテフヒヨドリ

ヒメカザリオウチュウ

アカモズ

猛禽類
お昼になり、ウエルカム教育センターで昼食(昨日コンビニかったパンとドリンク)。

これで帰るには勿体ないので、「さあどうしよう」となった。この近くに幾つも自然保護区がある。車があれば近くに違いないが、歩くとなると遠い。ここには「人のいる管理事務所」がないので、タクシーを呼んでもらうことが出来ない。
いずれにしろ帰るにも「地下鉄を目指そう」と言うことで、タクシーを降りた駐車場まで来た。
運よく、客を降ろしたタクシーが止っていたので、「ブキ・ティマ自然保護区」まで載せてくれるよう交渉。かなり、悩んでいたが「親指を立ててトライ!」と言ってくれた。


ブキ・ティマ自然保護区」到着です。
山岳コースは無視して、採石場跡の池を目指した。

ここには、レアな野鳥が来るらしい。
それは「あっけない出会い」でした。
池に到着するなり、家内が「カワセミがいる」と言い出した。私もファインダにとらえたが、普通のカワセミではない。
 ・嘴が太くて大きい
 ・嘴が赤い
出会いたかった「コウハシショウビン(写真右)」でした。
次にやって来たのが「シロハラウミワシ」です。旋回しながら高度を下げてきた。

この頃から雷が激しくなってきた。雨も降りだした。そこで帰路に着いたのですが、途中で出会ったのが「ボタンインコ」です。
あっという間に、レアな3種ゲットでした!

シロハラウミワシ

ボタンインコ
池を横断するのは「オオトカゲ」です。
最初は蛇かと思ったのですが、太いので「流木」ではないかと思った。
それにしても、広い池を悠然と泳いで往復するオオトカゲ。すげえなあ~
これで探鳥終了、帰路に着く。
管理事務所で「タクシーを呼んでください」とお願いしたが断られた。その代りタクシー乗り場を教えられたが、これがまったく頓珍漢で、散々歩く羽目になった。結局元へ戻り、自分でタクシー乗り場を探し当て、帰ることが出来た。

ホテルで着かえてから、タクシーでベイエリアへ出かけた。

昨日のオーチャードロードと併せて、これがシンガポール観光の全てでした。
ベイエリアで食事するつもりで出かけたのですが、値段を見ると「腰が引けて」しまう。

ここでは「カニ料理」が名物だそうで、そんな店が並んでいる。値段は「カニの重さ」で決まるようで、250SPD/kgとある。恐らく1匹1㎏くらいはあるだろうから、22,000円くらいにつく。これにビールやほかの料理も加えれば、一体いくらにつくのか?

日本料理店もステータスのようで、店も混んでいてたくさんあった。
例えば、マグロの作りが約3000円とある。アテは、僅かなお造りで済むはずもない。それなりに料理を注文してお酒を呑めば、ン万円は軽く行く。
居酒屋で飲むことに慣れた私には、10倍のコストを掛ける気にはなれない。こんな時は急に「ケチ」になってしまう。


結局、夕食はスターバックスのサンドイッチとコーヒーになった。併せて翌日の弁当(パン)も購入した。

やはり、食事は貧しい探鳥旅行です。朝食が豪華なことで満足しておこう。

ベイエリアは「中国人でいっぱい」です。
野鳥の「渡り」にあわせて行程を選んだが、国慶節とぴったり重なっていることを見落としていた。
タクシー乗り場で順番待ち中、国慶節の中国人が「行列関係なし」でタクシーを奪っていく。呆れてしまう!
帰りのタクシーでは、運転手さんが場所を間違え真逆に走行。お陰で「夜のドライブ」となった。
それでも無事、Villa Samadhiに帰る。ホテルが用意してくれているワインを呑んで、今夜も爆睡。