シンガポール『野鳥三昧』
旅行日程
シンガポール訪問は20年ぶり。当時は建設途上だった人工都市も立派に完成したようです。
「自然は創れる」を実証したシンガポール、今はそこに野鳥が集うという。とても楽しみです!

 10月2日
寂しがるヤマトを振り切って、タクシーで駅へ向かう。
和歌山20:20発のリムジンバスで関空に到着。
シンガポールエアのカウンタ-で荷物を預け、保安検査所へ向かう。トラブルもなく順調に出国手続きを完了。

待ち時間に「明日の弁当(おにぎり)」を購入。
遅滞なく搭乗が始まり、関西空港発23:25シンガポール航空615便にてフライト


ベルトサインが消えると、ドリンクが出た。
更に2時間後に「朝食」が出て、これでは寝る間もない。
5時間半のフライトは、殆ど徹夜状態でした。

  10月3日(曇り、晩御飯後スコール)
チャンギ国際空港到着5:05 入国手続き後、予約済のタクシーでホテルへ向かう。
ホテル到着6:00、まだ真っ暗で「チェックインは大丈夫か?」と心配でしたが~24時間いつでもチェックインできる~は、偽りではなく、難なくホテルVilla Samadhiにチェックイン
ホテルは、ラブラドール自然保護区内にあり、木造2階建てのコロニアル(植民地)様式です。恐らく、本当に植民地支配者たちが利用ホテルであったのだろう(詳しくは『ホテル』の項で紹介)。予想通り、コンセントが極端に少ないので、持参した「タコ足コンセント」を使って配線工事。バッテリーチャージャー、PC、シーパップ(呼吸マシン)をセット。

荷解き後、行き先を決め準備開始。衣類を探鳥用に改め、必要な装備をバックパックとポシェットに詰める。
7:30、タクシーを呼んでもらい、初日の探鳥場所「ズンガイ・ブロー湿地保護区」へ向かう。

ここは海に面した湿地帯で、マングローブの森になっている。季節がら「水鳥」が渡ってきているはずで、それが狙いです。

 ・午前中はBuloh Tidal Ponds(写真上)で探鳥。湿地のシギチ多数と出会う。
 ・ウエルカムセンターはあるが、レストランはない。昼食は、日本から持参した「おにぎり」です。
 ・午後からはMangrove Boardwalkで探鳥。ここで14:30まで滞在
流石に猛烈な高温多湿と寝不足でバテてきた。ウエルカムセンターでタクシーを呼んでもらい、一旦ホテルへ。

ホテルでシャワーを浴びて、少し休憩。
夕方、オーチャードロードへ向かう。これもタクシーですが、タクシー代は日本の半額以下で、安全で安い。ただし「タクシーを拾う」なんてことはあり得ない。後日これで苦労することになった。

オーチャードロードの所々は記憶があるものの「新しい町」になっている。
家内の知人から教わった「飲茶の店」で夕食。ここで、シンガポールの物価に出会う。 翌日の弁当(パンとドリンク)を購入するため、コンビニへ行ったが、どれも日本の倍はする。今までは「オーストラリアが一番物価が高い」と思っていたが、認識を変えた。シンガポールが一番物価が高い!

天候は土砂降りになった。タクシー乗り場に並び、無事にホテルへ帰着。シャワーを浴びて爆睡

 10月4日(早朝から雨、出かけるころは曇り、帰路のタクシーでスコール、ベイエリアでは晴れ)
5時に目覚めた。外は真っ暗(夜明けは7時頃)。そっとパソコンを持ってロビーへ行く、ここでPCでメールチェックやfacebookを行う。
シンガポールツアーでは、食事なしが多い。
しかし、Villa Samadhiでは朝食が含まれている。ところが、朝食場所が分からない。で、フロントに尋ねたら道案内された。ホテルから、5分ほど歩いてレストランに到着。
さて?注文方法が分からない。無難に「Villa Samadhiスペッシャル」という、盛合せを注文。でも、もっと自由にオーダーできる見たい(これは明日からのお楽しみ)。
ホテルで朝食後、タクシーを呼んでもらい9時から探鳥に出かける。行先は「デイリーファーム自然保護区」です。
シンガポールと言う国は「作られた自然」がいっぱいの人工都市です。ここ、デイリーファーム自然保護区の教育センターに「造られれた経過」が展示されている。それを見ると、牧場をジャングルに作り替えたことが分かる。

探鳥をすませ、教育センターで昼食。勿論、昨日買ったパンとドリンクです。
まだ帰るには早いので「ブキ・ティマ自然保護区」へ行くことにした。教育センターから駐車場まで歩いたら、偶然タクシーが止っていて交渉、無事乗せてもらった。

ここでの探鳥を済ませ、帰路に着く。管理事務所で「タクシーを呼んでください」とお願いしたが断られ、その代りタクシー乗り場を教えられた。これがまったく頓珍漢で、散々歩く羽目になった。結局元へ戻り、自分でタクシー乗り場を探し当て、帰ることが出来た。

ホテルで着かえてから、タクシーでベイエリアへ出かけた。
昨日のオーチャードロードと併せて、これがシンガポール観光の全てでした。
夕食はスターバックスのサンドイッチとコーヒー、併せて翌日の弁当(パン)を購入。

タクシー乗り場で順番待ち中、国慶節の中国人が「行列関係なし」でタクシーを奪っていく。呆れてしまう!
帰りのタクシーでは、運転手さんが場所を間違え真逆に走行。お陰で「夜のドライブ」となった。
それでも無事、Villa Samadhiに帰る。ホテルが用意してくれているワインを呑んで、今夜も爆睡。

 10月5日(朝から快晴、晩御飯後にスコール)
昨日同様5時起床で、メールチェックとfacebook。7時半から朝食のレストランへ向かう。想像に従って「あれこれ注文」してみる。やはり「好きなものを好きなだけ注文できる」と言うことが分かった。お陰で、呆れるほど食べてしまった。朝食終了は9時。それからタクシーを呼んでもらったが30分待ちであった。

本日の予定は「マクリッチ貯水地」です。
とても良いところなのですが、探鳥地ではありませんでした。駐車場から歩きはじめ登りが続く、ピークには「ツリートップ(樹上)トレイユ:写真」があり、その後下りが続く。これで10㎞ほど。ここはギャングモンキーがいて厳重注意。
平地に着くと、ここはゴルフ場と貯水池があって距離は5㎞。
ところが、帰りのタクシー乗り場が見つからず、ゴルフ場に助けを求めて、更に1時間歩く。水分が切れ、熱中症になるのではと、マジで心配だった。

11㎏の荷物を持って、高温多湿の中を約20㎞歩行、これで疲労困憊してホテルへ帰る。シャワーを浴びて、遅い昼食(スタバのパン)にありつく。
1時間ほど休んで、また歩くことにした。ホテルは「ラブラドール自然保護区」にあり、ここ自体が探鳥エリアです。保護区を1周歩いて帰った。

さて、晩飯は!となった。今夜は遠出する気になれず、1㎞ほど離れたオフィス街へ行くことにした。
この1階に「市場やスーパーマーケット」があることが分かり、早速お土産を購入。オーチャードでは高くて手が出なかったお土産が、手ごろな値段で売っていた。食事は、寿司バーで済ませました。シャワーを浴びて、今夜も爆睡

 10月6日(植物園到着後スコール)
今日も5時起きでメールチェック等を済ませる。
7時半に部屋を出て、レストランへ向かう。昨日までと違うものをオーダーして「朝から贅沢」です。この日も食事が終わったのは9時、急いでいる時には不向きなレストランです。

出掛けるために、タクシーを呼んでもらう。今朝は「50分待ち」だという。
二日続きで「帰りのタクシー」に苦労したので、初日の探鳥場所「ズンガイ・ブロー湿地保護区」を選んだ。ここでは、まだ見ていないMudExperience等、東半分が残っている。
午前中、ここで探鳥を楽しみ、ウエルカムセンターでタクシーを呼んでいただきました。

次の目標は「シンガポール植物園」です。と言っても植物を見るためではなく、ここに集う野鳥を見るためです。移動中の車内では、夫婦とも爆睡。植物園到着後、昼食にパスタを注文。昔懐かしい味で美味しかった。
ラン園にも行きましたが、まあ「駆け足」で、付け足しの植物園でした。

ホテルへ帰りシャワーを浴びて、昨夜と同じショッピングセンターへ。家内の要望で、昨夜と同じ寿司バーで夕食。更に土産を買い足して、マクドへ偵察に。最後は、地下鉄駅へ行って乗り方を見る。もし、次回があるなら地下鉄で移動しよう。
今夜は一段と早く爆睡。かなり疲れがたまってきている。

 10月7日
早くも帰国の日です。この日も5時起きで、メールチェック等を済ませる。
帰国準備の荷物を整理をして、8時頃にレストランへ。贅沢な朝食もこれが最後、今朝も違うメニューを注文して、腹いっぱいです。
迎えのタクシーが来るまで
時間があるのですが、何処かえ行くほどの時間もなく敷地内で探鳥。
10:30チェックアウト。かなり早めですが空港へ向かう。

空港では、日本人職員が話しかけてくれて、スムーズにチェックインが終了。
機内預けの荷物がなくなって、最後の買い物です。昔を思い出してロイヤルサリュートを1本購入(18,000円)。昼食はサンドイッチとコーヒーで済ませる。更に雑貨を購入して、残り1ドル90セント。これで両替したものを使い切る。

帰りはSQ616便。定刻出発で、定刻に関空到着。入国審査を済ませて22時のリムジンバスで和歌山へ向かう。
家の鍵を開けると、そこにはヤマトが待っていた。「寂しかった」と訴えてくるヤマトに、愛おしさがこみ上げてきました。