オーストラリア旅行で感じたこと
ユーカリは800種
アイアンレンジへ道「800㎞」の多くは、サバンナです。車窓の風景を見ながら…

白樺に似た樹があったので、ガイドの太田さんに「ユーカリですか?」とお尋ねした。
答えはユーカリだそうで、なんと「800種類ある」そうです。
まあ、樹を見たら「ユーカリ」と思って、余り間違わないのだろう。

ユーカリと言えば「コアラ」を思い出します。
コアラの主食は「ユーカリの葉」ですが、食す種類は「十数種類」で、ユーカリなら何でもよいわけではないそうです。
ユーカリの使い道
山ほどある「ユーカリ」ですが、その使い道となると、良い返事がない。
なにせ「固い木」だそうで、余り建材には向かないそうです。

火事の多いオーストラリアでは、ユーカリの最大の使い道は「電柱」になる。
腐らないし火に強いので、真っすぐに伸びた樹を選んで「緑色に塗って」電柱に使っていました。

電柱って「その国の事情を反映する」ので、とても興味があります。日本の「丸い電柱」が、決して当たり前ではありません。海外旅行の折に、注意してみてください。
必要な山火事野焼き

サバンナの火事は多い。
 ・自然発火
 ・ハイカーの火の不始末
 ・アポリジニの野焼き
なにせ「境」がないので燃えだすと、どこで鎮火するのか?予測も大変なようです。

燃える範囲は日本では想像もつかない。
展望台があって眺めたのですが、焼跡は「見渡す限り」です!

生体系の研究が進み、火事が「サバンナの維持」に必須であると分かって来たそうです。 ・都市化で人口の増加
 ・アポリジニの囲込みで付火ががない
 ・気候の変化
これらがあって火事が少なくなった。
その結果、生態系に狂いが出ているという。火事が少ないと「木が茂りだし」サバンナではなくなる。それがオーストラリアの固有種を絶滅の危機に追い込んでいる。そこで、計画的に「付け火や伐採を行ている」そうですが、広大な国土故に追いつかないそうです。