オーストラリア旅行で感じたこと
国立公園700ヶ所
国ごとの「国立公園」の数です。
 ・日本 34ヶ所  https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list

熱帯雨林の中のオートキャンプ場(無料)

身障者も貪欲に趣味を楽しむ

オフロード野郎
 ・アメリカ 約50ヶ所
 ・中国 5ヶ所
 ・オーストラリア 約700ヶ所
オーストラリアの数は異様に多い。また、1ヶ所当たりの大きさも、私たちが行った2ヶ所の国立公園は100㎞四方はある。それでも、国土面積の割合で言えば日本もほぼ近い。
国立公園に関する考え方は、国よって異なるであろう。日本の国立公園は「風光明媚」なところが多いが、オーストラリアのそれは、日本とかなり違うと思った。

オーストラリアの国土面積は日本の20倍、人口は日本の1/4で、人口密度は1/80です。ようは、だだっ広い国土がある。そこへ「虫食い」のように乱開発が起きないように、国立公園という網を被せ「何もできないように」規制しているというのが実態であろう。

だから国立公園内に観光地があるわけでもないし、道路もトイレも整備されていない。食事だって、100㎞単位で「点」としてあるロードハウしかない。医療施設はもっとないそうです。

その代わり「手つかずの自然」はふんだんにある。その自然を「貪欲に楽しむ」人たちがいる。私たちは「探鳥」でしたが、ネイチャー系の趣味には堪らない。

国立公園の熱帯雨林に「オートキャンプ場」が整備されていて、週末ともなればキャンピングカーの利用が多い。まさに、な~んもない大自然のなかでのキャンプです。

熱帯雨林で出会ったご老人、トラックからリモコンで電動車いすを下ろし、熱帯雨林を散策していました。誰一人介護がいるわけでない!ハンディキャップをものともせず、そのアクティブさに感動しました。

更に、オフロードを楽しむ人も多く「ヨーク半島開発道の舗装」に反対する人も大きそうです。