オーストラリア旅行で感じたこと
猫がいない
旅行しながら「猫を見かけない」ことを不思議に思い質問した。ガイドの太田さんの答えに驚いた。

猫がいないわけではない。ペットとして飼われているそうです。しかし「家から出してはいけない」という、法律があるそうです。まれに、敷地に出ていることがあるそうですが「道路にはいない」という。これでは見かけるはずがない。
一方、犬はとても大切にされている。「犬の権利」が確立されていて、イジメや飼育放棄などには「懲罰的罰金」が課せられるという。この「犬と猫の差」は一体なんだ!
自然保護への基本姿勢
「犬と猫の差こそ、オーストラリの「自然保護への基本姿勢」だという。
自然保護の基準は、
 ・白人が入植した際に、既に存在した「動植物(魚も含む)」
 ・入植時に連れてきたもの
つまり「犬は連れてきたが、猫はいなかった」という。それが、犬が保護され猫がじゃけんにされる根本理由だそうな。
植物・野鳥・魚の保護基準も同様だそうです。

オーストラリアでは、フィッシングが盛んに行われている。
一方で「命がけ」の趣味ともいう。かなりの密度で臨検が行われており、保護対象の「魚」が見つかれば、一生を棒に振りかねない「罰金」がまっている。フィッシングする方も看視をたて、取り締まりボートを見つければ「一斉に魚を放す」そうです。こうなると、もう「笑えない話」になります。
懲罰的罰金
アポリジニ居留区に酒を持ち込むと、
 ・罰金 750万円
 ・懲役 18ヶ月
 ・車の没収
このような懲罰があることを紹介した。
自然保護違反に対する罰金も同様だそうで、日本とは「桁違い」に多い。観光客には、何が保護対象か?分かるはずもないので、自分を守るには、
 ・釣りはしない
 ・植物や昆虫採取はしない
 ・野鳥は見るだけ
なにやら「旅行で浮かれた気持ちも半減」する、怖い話でした。