冬の道東『野鳥三昧』 | ||||||||||||
2月20日(水) | ||||||||||||
昨年春と同じ出発コースです。案内されたのは、バードテーブルです。説明を聞いて至極納得です。 昨年は見事な湿原でしたが、湧き水が出ていないところは凍結し、雪で覆われている。 野鳥の餌があっても、それは全て雪の下で、この環境では「餌は何にもない」状態です。だから冬の北海道で、山野鳥が生きていけるのは『餌場』だけという。 ここでは、 ・ミヤマカケス ・エゾアカゲラ ・シロハラゴジュウカラ ・ハシブトガラ ・シメ ・カラス ・トビ こんな野鳥と出会えました。 別荘地にもバードテーブルはあるのですが、厳冬期では、多くは住んでおらず、バードテーブルが維持されているのは、公共によって管理されている場所に限られている。 では、バードテーブルを紹介しましょう。
タンチョウの生息地へ移動。途中、昼食を済ます。 |
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昭和の初め、飢えたタンチョウが農家の庭先に現れ、農家によって保護されたのが、現存するタンチョウの始まりと言われる。 本来「渡り」をする野鳥ですが、餌場を得てからは渡りを止めてしまった。現在、1500羽まで回復したが、近親交配が進んでいるという。 鶴居村のタンチョウ・サンクチュアリでは、環境省から「トウモロコシ」が支給され、日本野鳥の会によって維持管理されているという。 鶴居村(C)にて ・タンチョウ ・オオハクチョウ ・キタキツネ 雪理川にて ・タンチョウの寝床 キタキツネの夜襲を避けるため、湧き水で凍結しない雪理川で眠る。 ここで、オオワシを見たのですが、タンチョウやオオハクチョウの方がバトルに強いそうです。 勿論、昼なら、キタキツネも簡単に撃退する。 平和に見えるオオハクチョウですが、飛べる野鳥で最高重量(10s)の翼は強靭で、翼の一撃は人間でも折るそうです。 次の目的地「根室」に向かう途中、「道産子」に会いました。 北海道開拓のため、本州から連れてこられた『日本古来種』が道産子で、小型の馬です。夏は、道産子にまたがり「湿原散策」が出来るそうです。 |
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移動中に、・ノスリ・オオカワラヒワに出会いました。 コッタロ湿原(D)、塘路湖(E)では野鳥に会えませんでした。
![]() 厚岸湾(F)および厚岸湖は凍結しておらず、本格的な海鳥の探鳥開始です。 ・オオハクチョウ (写真右)動画 ・オオワシ ・ホオジロガモ ・マガモ ・スズガモ ・クロガモ ・カワアイサ ・ウミアイサ ・オオセグロカモメ
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![]() 浜中へ帰ってから夕食です。私は、エビ天うどんと日本酒でした。 この日は、 最高気温:-3℃、最低気温:-9℃でした。 追記 野鳥はどうして「渡りの時期を知るのか?」そんな話題が出ました。野鳥だけではなく、生物全体に詳しい日高さんによれば、野鳥の頭には「光センサー」があり、日照時間の変化を感知できるそうです。どうやらそれで、渡りの季節を知るらしい。 |
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