冬の道東『野鳥三昧』
2月23日(土)晴れのち雪

朝ぶろ(無断転載禁止)
6時半起床。気温零下23.9℃、流石は内陸の美留和は寒い。
別荘の多くは雪に埋もれ、バードテーブルは閉鎖状態。多くの野鳥は望めそうもないので、本日は鉄道とバスを利用して1日観光の予定(でした)。

まずは、朝風呂を浴びる。
ここの泉質は「弱アルカリ泉(以下続くが忘れた)」で、お肌スベスベの美人湯です。全く加温はしておらず、水も足していない。そのままで「最適温度」と言う素晴らしい温泉です。勿論、源泉かけ流しです。露天風呂に入るには「滑らない」よう注意が必要です。うふふ…私はパスしました。

朝食は8時から。それまで窓越しにバードウオッチングです。

エゾアカゲラ

シメ

ウソ
バードテーブルへやって来るのは、写真以外に
 ・ハシブトガラ
 ・シジュウカラ
 ・ヒガラ
 ・シロハラゴジュウカラ
 ・コゲラ
数だけなら、生石高原野鳥荘も負けないのですが、種類の豊富さは脱帽です。

他のお客様はスノースポーツ

私たちは散策しながら野鳥探し

昼食の豚丼

摩周駅の「足湯」
朝食(和食)を済ませ、観光スタートまでの2時間ほどを散策に出ました。

私たち以外にも、お二人、お泊りがあったのですが、皆さんは「スノースポーツ」をお楽しみです。
でも、私たちには、野鳥しかありません。
すばるを出た途端、夫婦別の方向へ歩く。「野鳥」は夫婦共通の趣味ですが、探鳥はバラバラになることが多い。
家内の方が動体視力が良く、見つけるのは上手いのですが、この日は私がとんでもないもの見つけてしまった。

それは『ヤマセミ』です。野鳥趣味ならば、一生に一度は会ってみたい野鳥の一つです。
勿論、私たち夫婦も機会を求めて挑戦はしてきたのですが、まだ出会ったことがありません。
ワンチェンスでシャッターを切ったので、いささかピントの甘い写真でしたが、充分証拠写真になりました。

これといった野鳥に出会えずにいた家内に連絡。ただちに観光は中止にしました。
夫婦で、ヤマセミの飛んだ方向へ歩いて行きました。
出会ったことは無くとも、ヤマセミの生息環境は知っています。途中、出会った方に「川はないか?」お尋ねしました。その結果「美留和川がる」と言う。ただ、公式名称ではないようだ。
昼食にJR摩周駅まで出かける時間となった。

昼食は、全国駅弁大会で2位に輝いたこともある『豚丼』です。ちょっと味が濃かったかな…摩周駅まで行ったのに、摩周湖には足を延ばさなかった。これが結果的に大正解であった。

ヤマセミ♂(動画)

ミソサザイ

カワガラス

シマエナガ

昼食の帰りに、美留和川と思しき場所で降ろしてもらい、あとは歩いて帰ることにした。

昨年5月末にもこの地を訪問しているが、美留和の森は、湿地である。今は殆どの部分が凍結して、その上に雪が積もっている。スノーシューがあればどこへでも行けるが、私たちはスノーブーツしかないので、新雪部分には入れない。

美留和の森も湧き水が多く、湯気が立っているところは温泉が流れ込んでいるのだろう。
それが流れを作っており、川幅2m程だがヤマセミがいそうな環境である。

思いが通じたのか、ついにヤマセミがやって来た。
この時は写せなかったのですが、数分後に少し離れたところに2羽やってきて、100枚以上写すことができた。
ただ、雪が降っており思ったより暗かったようで、光量不足が残念です。

ここでは、カワガラスやミソサザイとも出会えました。
帰路、出会えていなかったシマエナガもゲット。残すはコアカゲラとなりました。運が良ければ出会えるだろう。

美留和で出会った野鳥たちを纏めると
 ・ヤマセミ
 ・シマエナガ
 ・ミソサザイ
 ・カワガラス
 ・エゾアカゲラ
 ・シロハラゴジュウカラ
 ・ハシブトガラ
 ・ヒガラ
 ・シジュウカラ
 ・シメ
 ・ウソ
 ・コゲラ
 ・カラス
もう、ヤマセミだけでも「来たかいがあったと言うものだ。

それでは、今夜のメニューをご紹介しよう。もう、他のお客様と話も弾むようになっており、酒盛りとなった。

エゾ鹿ロースのカルパッチョ

ごぼうのスープ

別海産北寄貝のお造り

キノコの蒸し物

お寿司

道産牛のベーコン赤ワインソース

ミルクゼリーとフルーツ
食べる方は、この日も、お寿司を少し食べたところでギブアップでした。ただ、お酒はその後も順調に呑み続けました。

ティーは、すばるのマスター、女将とお客様を含め、雑談に花が咲きました。これぞ、ペンションの醍醐味です!