支笏湖再び 161209(金)雪  
ホテルで朝食後、支笏湖畔の「丸駒温泉」へ。
その後、「ウトナイ湖」へ。ウトナイ湖周辺は、鳥インフルで立入禁止区域が多かった。道の駅ウトナイで昼食。
更に昨日に続き北大研究林へ。夕食と宿泊:国民休暇村「支笏湖」


朝起きれば、深々と雪が降っている。予報より1日早い大雪です。
寒さに備え、持参した「極暖」下着を着込む。

7時半から朝食。
昨日同様次々出てくるが、昨日の失敗を踏まえて「パン食」に絞る。
こんな雪でも、職員さんがバードテーブルへ餌を置くと、何処からともなくカラ類がやって来る。これが楽しみ

一旦部屋へ戻り、出発の準備を済ませる。
駐車場で、雪まみれの車を見て思い出した。レンタカーを借りるとき、大きな刷毛がついてきた。「こんなもの要るのか?」と思っていたが、いきなりの必需品です。
まずは、夜間に積もった車の雪を掻き落とします。これで思わぬ時間が掛かった。

『丸駒温泉』を目指します。更に足を伸ばして、神秘の湖と呼ばれる「オコタンペ湖」まで行きたかったのですが、2年前の豪雨で道路が切断されたまま復旧していないということで諦めました。

雪は深々と降る湖畔の道路を走る。雪よけのワイパーが欠かせない。
湖面はひたすら寒そうで、時折、ホオジロガモやカワアイサが姿を見せるだけです。期待したオオハクチョウはいない。

丸駒温泉のビジター入浴は10時から。
到着ごオープンまで20分ほどあったので「雪中散歩」しました。
こんな雪の中を歩くなら、もう少しましな「スノーブーツ」を用意すべきだったと後悔したが、まさに「後の祭り」です。

期待したシマエナガはいません。それどころか「野鳥の存在」を探すことすら無理です。頭では理解していても、全てを隠す雪に呆然です。

写真下は丸駒温泉全景


何人からも勧められた「丸駒温泉・野天風呂」
露天風呂にも脱衣室があるということでしたが、私は大浴場の脱意室で脱いで『スッポンポン』で露天風呂へ向かいました。その廊下の長いこと!寒さで死ぬかと思った。

当たり前ですが、まったくの「外」です!その寒さは半端ではない。おまけに温度がとてもぬるい。
石段は長い藻が生えており、滑らないように注意して入る。でも、藻の生えた石段が終わらない。胸の深さで砂利になり、やっと底に着いたようだ。そのままでは胸から上が露出で寒い。かといって座る場所もない。しゃがめば水没する。なんとも中途半端です。

写真で見れば「とても良い雰囲気」ですが、もう逃げ出した。
濡れた体は、行より寒い。猛ダッシュで大浴場に戻り、湯船に浸かって「人心地」が付いた。
充分体を温めてから大浴場の露天風呂に入った。こちらは普通の深さで藻も生えていない、塩水泉である。群馬生まれで今は横浜在住と言う若者二人と話が弾み、頭に雪を被りながらの長風呂となった。

浴場脇の休憩室(写真上)に家内が現れたのは図分経ってからでした。家内も露天には驚いたようですが、大浴場は気に入ったようでした。次は心構えを作ってから、あの露天風呂に挑戦してみたい。

丸駒温泉を後にして、ウトナイ湖へ向かいました。
雪はさらに深くなるばかり、雪に慣れない家内だけに不安はあったのですが、スノータイヤの性能に助けられてか、急ブレーキさえ踏まなければ、案外安定した運転でした。

ウトナイネイチャーセンターの開館は土日祭日のみと言うことで、本日はお休み。ウトナイ湖畔で見つかったハヤブサの死骸から鳥インフルエンザが発見されたことで、各所に「立入禁止」の表示。
残念ながら、湖畔には近寄れませんでした。

ネイチャーセンターは諦めて、ウトナイ湖鳥獣保護センターへ向かいました。

館内を見学。遠くガラス越しにオジロワシが見えるのですが、獣保護センターの外部デッキにでられません。
幸い、見学中にここから「道の駅・ウトナイ湖」まで通路が除雪されました。
歩くことが出来るようになったので、道の駅へ向かいました。これが、湖畔に一番近い場所でした。

ウトナイ湖は氷結し雪が積もっています。


オジロワシ

オオハクチョウ

道の駅・ウトナイ湖到着。
入り口脇のバリカーの「ハトのオブジェ」に着物が着せられていました。それにも雪が積もっている。

体は冷えました。トイレも行きたい。お腹もすきました。
やっと道の駅で全部適います(なんで鳥獣保護センターには、一般者が使えるトイレがないのだろう?)。

もう「普通の食事」が恋しくなってきました。遅くなった昼食は、天ぷらそばと押しずしでした。
食事の他、ここでたっぷりと土産を購入しました。

まだ少し時間があります。
そこで今日も北大研究林へ足を伸ばしました。

雪は一段と深くなっています。今日も「餌」を持って、野鳥と遊びにやってきました。

ヤマガラ

ハシブトガラ

シジュウカラ
雪は美しい!
でも、行動をこれほど阻害するものもない。
もう何度も冬の北海道に来ているのに、こんな大雪にぶち当たったのは初めてです。

これで、本日の行動は終わりです。帰路に着きます。
明日は、研究林で出会った方に教えていただいた鵡川に向かおう。

国民休暇村・支笏湖の夕食も3回目。そして最後の夜です。
流石に金曜日で、お客様が多く、料理のコース途中デザート以降はバイキング形式に変わっています。

顔はどう見ても中国人なのに、まったく訛りのない日本語で、非常に礼儀正しく接客してくれた青年がいます。
当初から「日本人だろうか?」と疑問に思っていたのですが、今夜は中国からのご家族がいらっしゃいました。彼は何の不自由なくおもてなしをしています。

客は増えたが、まったく騒がしくない。誰もが良いマナーの食事でした。
お腹はいっぱいなのに、バイキングになると、つい元気になる。デザートもしっかり持ってきました。
これで今夜は終了。
いよいよ「明日は最終日」の筈でした…