支笏湖再び 161210(土)大雪  
4日目です。探鳥を終えてから帰路に着く予定でした…が、
雪はますます多くなっています。朝食前に車の『雪かき』を行いましたが、もうエンドレスです。大きな塊を除いてから、最後の朝食です。

国民休暇村「支笏湖」も宿泊客が多くなり、この日はバイキング形式です。もう連日の飽食で、 食べ放題と言われても、胃袋もお疲れ気味。実際に食べたのはこれだけでした。

食後、部屋で最後の荷造りチェック。チェックアウトを済ませて、車に荷物を積んで出発です。

目的地は「鵡川」です。
鵡川は「シシャモ」で有名ですが、探鳥の地でもある。上手く行けば、オオワシやタンチョウに出会えるという。深々と降る大雪の中、ナビに従って走行。苫小牧市街地を抜け高速にのる。

鵡川の雪原(恐らく雪がなければ湿原)に到着。ガンの季節は終わっているのに、嬉しいことに数百羽のマガンがいました。ただ、期待したオオワシやタンチョウはいない。

マガンの群れ。左端に4羽のシジュウカラガンがいるのは気付いたのですが、右端に1羽のハクガンがいた。これに気付いたのは家内の写した写真からでした。


マガン

シジュウカラガン

雪原の一本道を海まで歩いてみました

出会ったのは、カモメの仲間とカラスでした。猛禽も飛翔していましたが、私には知識がない。
カモメの多くは、オオセグロカモメだと思うけれど、シロカモメやワシカモメもいたのだろうと思う

体が冷えて尿意が我慢できない。立小便中にマガンが一斉に飛んだ! これは猛禽の飛来に違いない
オジロワシが上空を悠然と飛んで行った。なんでこんなチャンスは、いつも用便中なんだろう

次は、鵡川河口に向かった。2年前の風水害の爪痕はここでも大きい。破壊された護岸は放置され、JR日高線は今も不通のままです。

この頃、一旦雪もあがり「良い天気」です。
ただ、期待した野鳥は何処にもいない。

この後、鵡川漁港へ。
ここでも珍しい野鳥はいませんでした。

ヒドリガモ

ホシハジロ

オオセグロカモメ

シノリガモ
鵡川は「シシャモの産地」で有名です。
予定では鵡川訪問はなかったので、翌日に自宅に着くように注文していました。そのためここでは購入しませんでした。
シシャモ以外にも干物があり、カレーの干物を購入しました。
この時は「帰れない」ことを知らなかった。

また雪が降り出した。もう少し探鳥を続けたかったが、昼食を済ませて。早めに空港へ向かうことにした。

道の駅「むかわ四季の館」で昼食。
 ・家内は海老フライ定食
 ・私は貝柱バター焼きで呑みだした
続いて届いたのが「シシャモ」これを炭火で焼いて食べる。しっかり焼いて下さいということで、両面をコンガリ焼いた。
シシャモがこれほど美味しいとは知らなかった。
〆はソフトクリーム
今回の旅では初めてでした。

昼食を終えた頃は、酷い雪になった。
来たときに利用した高速道路は閉鎖になり、一般道が込み合ってきた。
雪は視界を奪い、数メートル先しか見えなくなることもしばしばです。車はのろのろしか進まず、ガソリン残量が急速に減りだした。おそれが現実になって来た。ノロノロとは云え車は進んでいるが、これで事故でもあって止れば確実にガス欠になる。タブレットでGSを探す。5q先に見つかったが、そこは休止していた。次は15q先しかない。「半分になったら補給しろ」と言う友人の助言を聞かなかったツケが廻ってきた。これで家内も私の忠告を聞くようになるだろう。

その頃、タブレットにpeachの欠航が表示された。だが、対処については空港へ行くしかない。peachには「危機管理」がないと分かった。何とか、レンタカー会社へたどり着き、車返却の手続きを済ませて空港へ送ってもらう。peachとの顛末は別ページでご覧ください。

家内の友人宅で泊めてもらうことになり、札幌へ向かう。購入した干物はその土産に早変わりした。
JRも、ラッセルしないと走れない。そのため、何時「着くのか」は除雪次第でした。
友人宅も、雪掻きをしないと「玄関ドアが開かない」という。一夜で50cmの積雪で、札幌の人でもびっくりの大雪でした。