支笏湖再び「雪と車」 
今回の旅行で、最大の主役は『雪』でした。冬の北海道は初めてではありませんが、こんな大雪にぶち当たったのは初めてです。雪の怖さを知った旅行でもあります。

 12月7日 曇り
1時間遅れで13時過ぎに千歳空港を通過。レンタカー会社で手続きが終了したのが14時でした。雪は残っていたがやんでいた。
野鳥荘の冬は「雪と凍結の世界」です。だから、雪は初めてではないけど「これだけの雪」は始めてです。家内の運転で大丈夫やろか?とちょっと不安でした。とは言え、初日は何問題もなかった。

 12月8日 晴れ
二日目はポロト湖(写真)へ足を伸ばした。
ポロトは海側にあり、もともと「雪が少ない」そうだ。気温も上がり、雪の跡もない。旅行中、最も快適な1日であった。
この後、苫小牧漁港と北大研究林を周り、帰路に着いた。

帰路の途中から雪がちらつきだした。予報より、天候の悪化が早そうだ。

 12月9日 雪
この日の予定は、丸駒温泉とウトナイ湖です。
出発前に「車の雪掻き」が必要だと知った。初めての「雪の洗礼」です。
時間と伴に雪は酷くなる。
スノータイヤの性能向上のせいか、雪が多い割に「安定走行」です。とは言え、ブレーキは緩やかに踏まないと、お尻を振る。車のスピードは控えめにして、車間距離はたっぷり確保。信号ではかなり手前から緩やかに制動するように学習した。
丸駒温泉もウトナイ湖も雪の中でした。

ウトナイ湖

 12月10日 大雪
旅行最終日。午前中は、鵡川で探鳥して帰路に着くつもりでした。旅行中、一番の遠出です。
昨日に倍する「車の雪」を払う。レンタカー会社で渡された「長い刷毛」が大活躍。まさかこれが必須になるとは…

雪は深々と降る。
行きは通れた高速道路も、探鳥の帰りには閉鎖になっていた。一般道はトラックが数珠なぎで、ノロノロ運転。速度低下に伴って、ガソリン残量が減りだした。
〜大雪に閉じ込められガス欠になる〜そのおそれが現実になって来た。ノロノロとは云え車は進んでいるが、これで事故でもあって止れば確実にガス欠になる。
タブレットでGSを探す。5q先に見つかったが、そこは休止していた。次は15q先しかない。「半分になったら補給しろ」と言う友人の助言を聞かなかったツケが廻ってきた。これで家内も私の忠告を聞くようになるだろう。

かなり危ないところで、レンタカー会社に到着、事なきを得た。結果的に、無事であったが「教訓の多い旅」でした。
この日、予定の便は欠航であった。結局、札幌で「2日間の足止め」となった。文字通り、雪に閉じ込められた二日間でした。

雪の高速道路(制限速度は50q)