170621(水)曇りのち晴れ
北海道の夜明けは早い!
昨日同様早朝から「農道で探鳥」です。
出会った野鳥は昨日と同じですが、最大の収穫は「間近でカッコウ」を写せたことです。

(旅行前の生石高原で、樹の天辺に止るホトトギスをクリアに写すことが出来ました。これで、托卵4種類の内、2種類がクリアに写せました)

近くで、ツツドリが鳴くのですが、こちらは「どこにいるのか?」サッパリわかりませんでした。ちなみに、この付近にはジュウイチもいるそうですが、鳴き声も聞くことが出ませんでした。なお、ホトトギスはないそうです。
托卵4種類ですが、全部が揃うことはないのかしら?
7時半から朝食です。
昨日と違うのは、
 ・ハムがウインナーに変わっている
 ・ジャムの種類が変わっている
 ・ヨーグルトのトッピングが変わっている
コーヒーと牛乳は飲み放題です。トーストはお代わりありです。私は2枚頂きました。コーヒーは水筒に詰めました。

橘さんへのガイドは二日間(念のため)お願いしていたのですが、念願のクマゲラには昨日であったので、本日のガイドはキャンセルさせていただきました。

旅行出立前の天気予報では「オール晴れ」だったのに、ピーカンの日がありません。それどころか「明日から纏まった雨」の予報です。予定を1日繰り上げて「阿寒湖」へ向かうことにしました。

朝食後、阿寒湖へ向けて出発です。
距離早く40㎞、1時間ほどの行程です。
風景は「北海道ならでは」の広がりがあります。何時ものことですが、ヨーロッパの大平原を行く気持ちです。

地図で見ると、阿寒湖は大きな湖ではありません。
名物は「マリモ」で、私は初めてです。
鱒や・橘さんによれば「1度は行くことをお勧めします」と言うメジャーコースです。

途中、峠越えで、自衛隊のコンボイに挟まれてしまった。
やり過ごす意味もあって「双岳台(展望台)」で休憩。
雄阿寒岳(正面)を雌阿寒岳(遠く霞んで見える)が見えることから、この名があるらしい。

この後、双湖台を通過したのですが、これは、第2次阿寒カルデラの噴火で、古阿寒湖から切り離された湖(パンケトー・ペンケトー)が見える場所だったらしい。
ここをパスすしてしまったのは残念。やっぱ、事前調査が必要だね。
地図で見ると「古阿寒湖の大きさ」が分かる。
カルデラ湖内の噴火で雄阿寒岳が隆起し、パンケトー・ペンケトーが切り離されたことが素直に理解できる。では、ひょうたん沼はどうなんだろう?

古阿寒湖の大きさなら、支笏湖に匹敵するわけでは、私に「小さな湖」と言われることもなかったのだろう。

ただ、小さくなったことで「マリモの生息条件」が出来たことも間違いない。
マリモは世界各地にあるそうですが、直径30㎝にもなる大きさはここだけだとか。


阿寒湖到着。
駐車場へ車を入れ「要るものだけを持って」散策開始です。でも、長靴もダニ除けウエアも置いたまま。折角持ってきたのにドジな話です。

散策開始に先立ち「いつもの儀式」です。
それは行った先々で「ご当地ソフトクリームを食べる」ことです。

これは「マリモソフト」、クマザサの粉末を練り込んだもので、マリモグリーンです。とてもサッパリした甘みで、旅行中最高の味でした。

阿寒湖自然探勝路(ボッケ遊歩道)を歩きだした。目的は「探鳥」でしたが、いきなりアカゲラに出会っただけで、まさに「湖畔の遊歩道」でした。船着き場からボッケまでの間は歩く人も多かったです。

阿寒湖は遠浅らしく、湖面に入り込んで釣りをする人が多い。

ボッケ(硫黄噴出口:写真右)のあとは、ショートカットでエコミュージアム(環境庁の施設)に向かう道があったのですが、最も遠回りの「森のこみち(森林コース)」を歩く。
このコースは、長靴とダニ除けウエアが必要なのに、駐車場へ置いてきてしまった。靴下をジーパンの足元に蒔いてダニが侵入しないようにして歩く。
エコミュージアムに到着したら、これらのグッズを有料で貸し出していた。もう、ホンマにアホですわ!

エコミュージアムでは、水芭蕉が栽培されていました(花期ではなかったが)。クリンソウが満開です。これは本州でも同じ花期みたいです。

遊覧船に乗りました。85分のコースで、途中「マリモ」のチュウルイ島に立ち寄ります。
ほぼ私達だけで貸切状態の船です。一番前に陣取り、ゆったり観光です。

季節折々の「顔」があるそうですが、
 ・紅葉の秋
 ・野鳥離来の冬
が一番良いのでしょう。
いまは、花も目立たず、野鳥もほとんどいません。

さあ、初めての「マリモ」と出会うため、チュウルイ島です。ここでの滞在時間は15分限り。でもまあ「あっと言う間」で終わりました。
http://kam-kankouken.jp/tourism/interview/2015/03/kobayasi.html
すいません!もっと感動するかと思っていたのですが
  「ふ~ん」
で終わってしまいました。
案外小さな水槽で、長期間の生息環境がないそうで、観光用に「逐次入替」しているそうです。

マリモが出来る条件は、
 ・光
 ・波
 ・気温
全てが揃わないとこうならないそうです。
下船して「遅い昼」にしました。
食堂はあるのですが「アイヌ料理」ばかりで値段も高く、食欲をそそりません。

で、結局はコンビニのイートインで済ませました。私達だけではなく、結構繁盛していたので「思いは同じ」だったかもしれません。


阿寒湖を後にして、更に遠ざかること40㎞。ショウドウツバメのコロニーです。
橘さんに、グーグルアースで場所を教えていただき、それをグーグルマップに入れてナビしてもらいました。
寸分たがわず迷うことなく現地到着。おびただしいショウドウツバメの営巣穴です。

頻繁に出入りするのですが、何処から出てくるのか?どこへ入るのか?まるで予測が付きません。
どこかへカメラを向けて、出来る限りの連写でなんとか写しましたが、意味不明の写真でしかない。

実はこの足元は「牛糞の捨て場」で、猛烈な虫です。匂いと虫に攻撃にさらされて、早々と引き上げました。

ここから、今夜の宿「きらの宿すばる」まで約80㎞。今行程で最大のドライブになりました。

途中、360度が見える高原で休憩。ここのソフトは最高に濃厚でした。

16時半に「すばる到着」
マッシュは末期がんで、余命はあまりないという。
すばるの「人気者」だけに、我がことのように悲しくなる。

充電のセットを済ませてから、すばるの温泉でノンビリです。
源泉温度が47℃で、名実ともに「源泉かけ流し」です。湯船の温度は42℃の単純アルカリ泉です。
すばるの食事は「最大の楽しみ」です。
これまでは「普通の食事」で過ごしてきて、
間食をしない分「体重減」でしたが、
今夜からはそうはいかない。
今夜のグルメをご紹介しておきましょう。
ご馳走様でした!完食でした。もう一度温泉に浸かり、今夜も早く休みます。