久しぶりに北海道
北海道で感じたこと
■ヒグマ
北海道に生息するヒグマの数は3000頭と推定されている。
多くは知床に分布するそうで、今回の旅行先に一致する。とはいえ、広い北海道です。密度は大したことはないと思うのですが目撃例が増えているそうです。
私の想像ですが、ヒグマが「人間の食糧の味」に目覚めたことが原因ではなかろうか?~森は危険で「街中は安全」なんてことはない~という。街中での目撃例が多くなっていることも、私の想像があっていそうだ。

すばる(ペンション)の亭主から「熊に合いませんでしたか?」といきなり聞かれた。すばるの宿泊客にも「目撃例」が増えているそうです。
では「遭遇してしまったら」どうする。諸説あるのですが、なにせ確かめた例がなく「本当に有効か?」は分からない。上手くやり過ごせばよいのですが、のっぴきならぬ対峙になったらどうする!考えられるのは対処は「熊撃退スプレー」です。

このスプレーご覧のように「安くない」のです。さらに厄介なことは、気圧の変化で爆発する可能性があるため「機内に持ち込めない」ことです。だから、
 ・あらかじめ購入しておき
 ・旅行のたびに持ち歩く
こんなことはできません。
北海道についたら購入し、離れる時に「おいてくる」ことになります。
そんな勿体ないことはできません。そこで、各地にあるビジターセンターで「1日1000円でレンタル」しています。

問題は返却です。同じ自治体内のビジターセンターへの返却が義務付けられています。これでは、私たちのようにレンタカーで移動しながら「北海道を楽しむ」ことが出来ません。せめて、道内全域のビジターセンターで「返却可」にしないと意味ありません。
更に言えば、スマホ時代なんだから「QRコード」とコンビニのネットワークを利用活用して「貸出返却システム」を作って欲しいものです。お役人様に、こんな発想を期待する方が無理なんでしょうか?

ちなみに、このスプレーの使用方法のレクチャーを受けたことがあります。クマと対峙したら
 ・6mの距離で3秒噴霧⇒この威嚇で退散しない場合は
 ・2mの距離で『全量噴霧』⇒あとは「運任せ」
命の危機に際し、そんな冷静な対応が出来るとは思えない…

■植物図鑑
道東に「原生花園」は多い。
原生花園は、馬の放牧で、馬が「花の咲く植物を食べない」ため、結果的に『お花畑』が出来るものです。今はもう馬の放牧が減り、荒れ放題の原生花園が増えてきました。
今回も多くの原生花園を巡ったのですが、花期を1月過ぎており花が少なかったのですが、趣味の野鳥はもっと少ない。そこで、今まで手を付けたことが無った「道東の花」に挑戦しようと思い、こまめに写真を撮りました。

編集作業はこれからですが、それには「図鑑」が必要です。
そこで、北海道の「主な花の図鑑」を入手したくて、ビジターセンター、ネイチャーセンター等で探してみました。

有るにはあったのですが、基本的に「原生花園ごとの図鑑」です。それも、1冊2千円前後と高価で、学術書の近い。でも、私の知りたいのは「花の名前程度」で、参考にするのはほんの一部だけです。
これではコスパは悲しくなるほど悪い。結局、500円前後で購入できるもの少し購入しました。

北海道と言っても「広い」ので、全部纏めるのはキツイかもしれませんが、せめて道東だけでもまとめて欲しいです。それも、興味を持った人が「参考にする」程度の、簡易バージョンが欲しかった。案外、こんな素人のニーズは考慮されないのでしょうね!

※今回立寄った原生花園/納沙布岬・北方原生花園・春国岱・霧多布岬・小清水原生花園・濤沸湖・以久科原生花園
■ガソリンスタンド
始めて北海道(道東)へ行ったのは2012年5月、利用する空港は釧路空港です。あれから何度も利用しているが、全く改善されないのは「ガソリンスタンド」です。

空港内にレンタカー案内所があり、レンタカーを利用する人は送迎バスで営業所(至近距離にある)に運ばれる。至極便利なのですが、悲劇は「レンタカーの返却」です。
空港から最も近いGSでも、9.8kmもある。満タン返しなので、返却のための給油に、往復20km近く余分走ることになる。空港近くのレンタカー営業所が10社ほど軒を連ねているが、返却の不便さはどこも同じです。

最近は、レンタカー営業所群が「GSの共同運営」をして、客の利便性を図る処が増えている。しかるに、最も不便な釧路空港にその動きがない。なぜだろう?
釧路の広域が「国立公園」で、建物の建設が制限されている。
GSが出来ない阻害要因で、もっとも考えられる理由ですが、レンタカー営業所群があるのだから「絶対」の阻害要件ではないだろう。仮に、国立公園地域が原因だったとしても、あれだけレンタカー営業所があるのだから、特例が認められそうに思う。ようは、営業所に「その気がない」に尽きるのか?