断水から逃れて石垣島
石垣島で感じたこと
■サトウキビ
60歳代後半以上の方なら「サトウキビをしがいた」記憶があるだろう。戦後の食糧不足の中、サトウキビは「貴重な甘さ」でしたが、今ではすっかり目にすることもなくなりました。でも、石垣島では今もサイトウキビ栽培が盛んにおこなわれています。

石垣島へ到着した日、ホテルへチェックインして散歩に出たのですが、そこで「収穫作業を終えた」方たちに声をかけられました。
もう清掃作業に入っていたのですが、わざわざ私たちのために「サトウキビを獲って」くださいました。「入れ歯か?」と聞かれたので「そうです」と答えると、皮をむいてくれました。ウフフ…子供ころは「歯で皮をむしり取った」ものですが、今はとても無理です。

サトウキビは収穫まで2年。収穫期は種類によって違い、収穫期が重ならないように種類の「使分け」がなされているそうです。
※ネットで調べてみました。種類や植付時期で収穫までの期間は様々のようです。http://www.yugafuseito.com/year.php

自動の収穫機を使っているのは「オーストラリアと石垣だけ」だそうで、自慢されていました。
 ・自動で刈り取る
 ・葉や薄皮は周りに吹き飛ばされる⇒これは回収されバイオマスの原料になるそうです
 ・サトウキビは20pほどに寸断され、自動収穫期にストック⇒ダンプで工場へ運ばれる
工場で圧搾されたトウキビのかすは「味の素の原料」になり、最終的には「肥料」になるそうです。
つまり、サトウキビは「捨てることなく使い切る」優秀な食材というわけです。

面白いのは、収穫機の後ろに「アマサギの行列」ができることです。きっと「慌てて飛出した虫」がご馳走なのでしょう。
■石垣島バブル
日韓問題で、韓国人ツアー客に出会わなくなりました。おかげで「町が静か」ですが、観光客が減ったわけではありません。LCC乗りいれの効果も絶大で、もう石垣島が「バブル真最中」です。残念ながら写真がないのですが「巨大なホテル建設」がいくつも進行しています。
ホテルというより「総合リゾート」といった雰囲気で、宿白だけではない。探鳥旅行はいつも「宿泊と食事は節約」ですが、一度「利用してみたい」ものです。