コロナ後はやっぱり石垣島
黒島

中央は小浜島で左が西表島
 210402「黒島」旅行

「石垣島に鳥がいない」というのは本当で、私たちの地理感覚では、とても探せない。

ということで、プロ探鳥ガイドさんに「西表島はどう?」と尋ねてみたら、勧められたのが「黒島」でした。

黒島には、船会社2社が定期船を運航している。
離島ターミナル第2駐車場へ車を置いて、9時半発の船で出発。高速船で30分の船旅です。

船から、小浜島と西表島が見えました。まだ行ったことが無いのですが、西表島は大きな島で、山が険しそうです。
黒島は「時間がゆっくり流れる」小さな島です。
地図では「チャリンコでの時間」が表示されていますが、ホンマ「小さな島」です。

なにせ「暑い」ので、歩くのもレンタサイクルも嫌という家内に、黒島行を了解してもらう条件が「レンタカーと借りる」というものでした。
で、レンタカーを借りました!
全てが異次元の黒島です。
予め電話で予約は入れていたのですが…、
 ・黒島港に到着して電話を入れると、車のナンバーを教えられた。
 ・車には、キーが置いてあり「かってに乗れ」という。
 ・3時間借りて返すときは、元の場所に駐車。
 ・帰って来たことを電話で告げると「ダッシュボードに3300円入れといて」という。

結局、会うことも、名を告げることもなかった。凄い体験でした。
プロ探鳥ガイドさんに聞いていた通り、黒島は小さな島でした。

山はなく「真平な島」で、海岸線は防風林で囲まれている。内部は牧草地で田んぼはない。きっと「水」がないからだろう。
特に産業はないようで「働く人」に出会うことも無い。
牧草地は広いけど、そんなに牛がいるわけではない。きっと「牧草そのものが産業」なんだろうと感じた。

集落が2ヶ所あって、石垣に囲まれた家が続く。
石垣島ではもう消えてしまった「琉球の雰囲気」が濃厚に残っていました。

ただ「生活感」を感じない!この小さな島に3時間いれば、くまなく道は走っている。
それでもお店がない。日常雑貨を扱う店が1件あったが、食料品はどうしているのだろう?

港の土産店は「無人販売」でした。帰りの船のチケットを買うのに「どうしたらよいのか?」と、船会社に電話したくらい『人にあわない』島でした。
沖縄の「宗教」がよく分からないのですが…
ビジターセンター発行の地図を見ると、鳥居印で表示された「御嶽」が、10ヶ所あります。御嶽と表示されていますが「鳥居」があって、おそらく本土で言う『神社』であろう。

小さな黒島で10ヶ所あるのも驚きですが、写真のように「建て替え中の御嶽(北神山御嶽)もあり「昔の名残り」とは言い難い。
琉球神道って「なんだろう?」知りたくなってきた。

アカショウビンを求めて、北神山御嶽の参道に入ってしまった。
残念ながら、黒島で多くの野鳥に会うことはなかった。
黒島で出会った野鳥
 ・オサハシブトガラス
 ・ヒヨドリ
 ・スズメ
 ・アマサギ
 ・メジロ
 ・セッカ
 ・タカサゴモズ
うむ〜アカショウビンもいると言われたが出会うことはなかった。
「伊古桟橋」へ行きました。
黒島は「サンゴ礁で囲まれた島」で、海水の透明度の高さは呆れるほどです。
見事に透き通っていて、砂浜が美しい。

「黒島」の命名が何かは知らないけれど、この海岸線を見れば「白島」だろうと、突っ込みたくなる。


黒島研究所へ行きました。
ウミガメの研究所になっていますが、ミニ水族館です。

池に「鮫」が泳い(写真下)でいて「指を入れないように」と注意書きがあったwww

まあ、金を掛けていない水族館でしたが、結構楽しめました。
島には「何にもない」と言われていたので、水分とパンを持って行きました。

でも、自販機は各所にありました。
1軒だけですが「食事が出来る店」がありました。
折角ですから、蕎麦を注文しました。
アオサと島豆腐の入った八重山蕎麦で、やっぱり私には「苦手な味」でした。
ちなみに料金は1000円、これも思い出です。

これで「黒島の旅」も終わりです。