沖縄本島「初の探鳥」
11月10日

沖縄3日目は5時起床、6時から探鳥ツアーです。
外は真っ暗で「なんで?」と思ったのですが、理由はすぐにわかりました。ヤンバルクイナは木に登って寝るため、暗い方が探しやすいそうです。ただ、残念ながら前夜から雨で、濡れる場所(枝どまり)にはいませんでした。3時間走り回って、出会った(道路を横断)のは3度。写真が撮れたのはワンチャンス(証拠写真)だけでした。
   http://new.wildpig.web.fc2.com/okinawa2015/yatyo/yatyo-f.html
沖縄本島の固有種は、ヤンバルクイナ・ホントウアカヒゲ・ノグチゲラ・カラスバトです。
ガイドさんと別れてから、ノグチゲラの声を聴きつけこれも証拠写真を何とか確保。ホントウアカヒゲは、間近で声を聴き姿も見たのですが写真は撮れずでした。
アカショウビン・サンコウチョウを含め、本当の固有種は「5月」がハイシーズンだそうで、ガイドさんと来年の約束をしました。


ヤンバルクイナは本島北部にしか住まない。
理由は、ヤンバルクイナの食料が南部にはないと言う。何故ないかと言うと、土質が違い「椎の木がない」そうだ。
沖縄本島は南部と北部では、島の成り立ちが全く違うそうです。海底から隆起した年代も違い、異質な二つの島がぶつかって本島となった。ガイドさんから面白い歴史を伺いました。
この後は観光旅行です。今帰仁城跡へ向かうのですが、ルートは「大国林道」を選びました。
一般道が東シナ海に面しているのに対し、林道は本当の背骨を走ります(何故か林道の写真がない)。部分的に狭い個所はありますが、概ね立派な道路です。更には「林業をやっている様子がない」ことから、本音は『軍用道路』だろうと思いました。現実に米軍の演習地に接した部分が多かった。
今帰仁城は、野面積みの石垣が曲線を織りなすとても美しい城です。
1609年の薩摩侵攻で落城は破棄され、以降は石垣以外の遺構もないままになっている(記録もないそうで、どんな建物があったのか分からないそうです)。

写真から見るイメージでは「もっと大きい」と思っていたのですが、意外でした。
薩摩軍とは交戦せず、無血開城だったと聞きますが、当時の日本の武器は世界のトップクラスで、一戦交えたとしてもとても勝ち目は無かったであろうと感じました。
左:城門
 (案外小さい)
下:新旧の城内通路

今夜の泊りは、中城村にあるコスタビスタです。
部屋も広く設備も良い。バブル時代のリゾートホテルをリニューアルしたものです。今回の旅行で最高のホテルです。
3日で沖縄料理に飽きてしまったので、この夜はホテルで和食バイキングにしました。
この日も9時に爆睡でした。