沖縄本島再び
5月13日
 (霧のち小雨・午後から晴れて気温上がる 29℃)
4時半起床。5時半集合で2度目のヤンバルクイナ挑戦です。だが、残念ながら今回も霧が濃い。どうもガイド氏は強烈な「雨男」らしい。  ヤンバルクイナ動画
懐中電灯で松の木を照らすもおらず、悪い予感です。ぐるぐる回るも、結局、ゆっくりとヤンバルクイナを観察できたのは、安田伊部集落()でした。
ヤンバルクイナの観察は車内からです。助手席は内に譲って私は後部座席から。ただ、フロントガラスは「とても邪魔」で、フロントガラスが収納できる「探鳥専用車」が開発されたら、購入する愛鳥家は多いだろうな。ヤンバルクイナのガイドは8時半で終了。

ノヤンバルクイナ

簡単な朝食(喫茶店のモーニングサービス並)を済ませて、やんばる学びの森「ヨンナーコース」を散策。
全長690mのトレイユで、半分が空中回廊になっている(後半は地面)。
ここでは、ホントウアカヒゲ・リュウキュウアカショウビン・サンコウチョウ・リュウキュウキビタキ・リュウキュウヒヨドリ・メジロ・ヤマガラなどの「声」が聞こえるのですが、如何せん木々が濃すぎて写真にはなりません。
それと、やはりハブが怖い。ハブは樹上からも来るので「全方位注意」です。地面と違い木道は安全なのですが、ここでも毒蛇と出会いました。臆病な私は、ゆっくり探鳥とはなりませんでした。

更にオートキャンプ場(写真右)で探鳥。この頃に雨は上がりすっかり晴れ空でした。
きっとタイミングが良かったのだと思うが、ここでノグチゲラペアを堪能するまで観察。
   ノグチゲラ動画
ここには、ヤマモモと写真の実がたくさんある。
どうやら、ノグチゲラの好物のようで、これを食べだすともう夢中で、私たちがかなり近い距離で写真を撮っていても気にもしない。
ちなみに、ヤマモモは私達も食べてみたが「メチャ甘い」です。
ヤマモモには、ノグチゲラのほか、チュウダイズアカアオバト、オサハシブトガラス、メジロなども来ていた。

ヤマモモ

名前が分からない

ノグチゲラ

やんばる学びの森へ帰って昼食(800円だったかな?)

家内はチャンポン(なんと麺ではなく丼飯だった)

私はカレーライス(天ぷらが付いていた)

午後からは、厨房で教えて頂いた安田伊部集落へヤンバルクイナを探しに行きました。その途中にプチ観光です。
安田の瀬嵩崎灯台は、夕日朝日が素晴らしいと伺いました。時間的に、夕日も朝日も無理ですが、眺望は素晴らしい。

眼下の入り江は「モズクの養殖場』になっていました。沖縄の美味しいモズクは海中農場で作られている。
ちなみに、モズクと並んで有名な「海葡萄」は、海水を汲みあげ、工場内で水耕栽培しているそうです。まさに、人工の野菜工場ですね。
灯台を下り、浜へ向かいます。ここが、安田伊部集落だそうで、今朝、雨の中でヤンバルクイナに出会った場所です。

日中に、ヤンバルクイナに出会うのは至難だといわれますが、ここは人とクイナが共生で「玄関へ入って来る」と言われる地区です。
すっかり雨も上がり、良い天気に誘われて、道端でヤンバルクイナがマッタリしていました。車で2m程まで寄りましたが、逃げる様子もありませんでした。
ここなら、私でも案内できると思った。事実、沖縄に何度も来ている方から場所の問い合わせがありました。

安田伊部集落には「日本一小さい商店】があると聞いて、やって来ました。小さな店に、食料品から日曜雑貨まであり、用事があるときがベルで知らせます。
ここのおばあちゃんの娘さんが、やんばる学びの森で、厨房に務める方でした。
気温も上がり、流石に暑くなりました。ここで、アイスクリームを購入。砂浜で食べました。

この後は、安波を周って帰路に着きました。
夕方もヨンナーコースを散歩。でも、声はすれども姿は見えずですでした。
夕食は食堂で、写真の料理でした。別に不味いわけではないのですが、残念ながら「旅行気分を味わう」には不向きな料理です。公営の施設で、費用は市街地のホテルよりずっと高い。
競争がないと、進歩もないというところかな。
これで、2度の旅行で延三日の泊りになりますが、今夜も「大浴場はなし」でした。いったい、大浴場で湯船に浸かれる時は、どんなときだろう?