ぶらり沖縄
 やんばる国立公園
やんばる国立公園は、琉球諸島を構成する沖縄島の北部地域に位置し、多様な生態系が複合的に一体となった景観が、我が国を代表する傑出した風景地として、平成28年9月15日に国立公園に指定されました。.

国立公園指定後の平成28年12月に、本国立公園に隣接する米軍北部訓練場の一部、約4,000ha(以下、「返還地」とする。)が返還され、当該地において自然環境調査・分析を行った結果、高い林齢の亜熱帯照葉樹林がまとまって存在し、すでに国立公園となっている地域と一体的な風景型式を有していることを確認しました。.

以上を踏まえ、既存の国立公園と一体的な管理を図るため、返還地の9割に当たる区域を含む約3,700haについて、本国立公園の公園区域に編入します。.

今回の編入を受け、やんばる国立公園の区域面積は17,311ha(陸域)になります。.

平成28年9月15日、国内最新で33箇所目の国立公園として、沖縄島北部地域に「やんばる国立公園」が指定されました。.想像ですが、命名はヤンバルクイナ(写真上)からだろう。
ヤンバルクイナは、わが国固有の野鳥で、沖縄北部地域にしか棲んでいない。用心深い野鳥ですが、一方で人里にも棲み「人と共存」もしている。そんな場所へ行けば、必ず出会える野鳥でもあります。

全国に33の国立公園があるそうです。
全ての国立公園を知っているわけではないが、やんばる国立公園は「特異」ではないかと思う。
多くの国立公園にある「観光地」が、ここにはない。指定後、初めての訪問でした。各地に「やんばる」を冠したサインが増えていますが、突然「名所が増えた」ということもない。陸地の公園ということもあって、マリーンスポーツとも縁がない。
私の、この地の訪問は3年ぶり3度目です。野鳥趣味で、この地でしか出会えない
 ・ヤンバルクイナ
 ・ホントウアカヒゲ
 ・ノグチゲラ
を求めての訪問です。私には知識がないのですが、ここでしか出会えない野生生物もたくさんいるようです。

やんばるの魅力は、
 ・ネイチャー趣味
 ・トレッキング趣味
この分野なら「宝庫」だと思うが、それ以外が思いつかない。
宿泊施設が少なく、食事が出来る施設も不足(殆どない)している。今回の旅行では、足掛け3日間滞在しているが、
 ・公園外で宿泊し
 ・公園外のコンビニで購入したドリンクとパンで過ごしている
やんばる国立公園の「今後」は、どれだけ利便さと魅力を作り上げられるかだろう。
国立公園内で見かけた「特異なサイン」をご紹介します。サインが語る魅力を感じて戴ければ、幸いです!

ちなみにこのサイン、やみくもにつけた分けではなさそうでした。ヤンバルクイナのサイン設置個所で、ヤンバルクイナの「鳴声」を聞くことが多かった。どうやら、目撃地点の設置だったようです。
また、この地の「特別天然記念物指定の生物の多さも驚きでした。

前回の旅行で、ヤンバル学びの森で購入したTシャツ。
何気に着ていましたが、今回の旅行で、よく理解できました。やんばるの森に棲む野生動物が止る「樹木の位置」を示しています。下から、
 ・イノシシ(イノブタの元)
 ・イモリ
  (国指定天然記念物)
 ・ネズミ
  (国指定天然記念物)
 ・ヤンバルクイナ
 (国指定天然記念物・日本固有種)睡眠時は木に登る
 ・ノグチゲラ(日本固有種)
 ・ホントウアカヒゲ
 (国指定天然記念物)
 ・フクロウ
 ・蝶(国指定天然記念物)
 ・リュウキュウアカショウビン
 ・ハブ(これは危険です)
 ・蝙蝠(国指定天然記念物)