台湾「野鳥三昧」
3月14日

台中谷関へ向かう前に、野鳥が多いといわれる植物園(4時からオープン)へ行くつもりで4時に起床。でも「外は真っ暗け」で無理(この時期の夜明けは6時半ごろだった)。寒い!なのに何処もかしこも冷房が利いているため、アノラックが離せない。

朝食はバイキング。期待する方が無理で、これも「こんなもん(写真右)」です。時間があったので、ホテル近くの公園を散歩。ここで出会ったカササギが初の探鳥となった。
8:40中抜け開始。
ホテルまでガイドさんとドライバーが迎えに来て下さり、台中谷関へ出発。見事なハイウエイが続いている。地図を見ると、高速道路は台湾海峡側に集中している。
目的地まではおよそ2時間。途中、サービスエリアでトイレ休憩して、最初の探鳥地「石岡」へ。ここは14族ある少数民族の部落だと言う。まずは川沿いを探鳥。

家内の昼食(900円くらい)

私の昼食(600円くらい)

車は浬冷渓谷を目指して、台中市和平区の川沿の道を走る。相当な暴れ川らしく、川底に土石流の跡が頻繁に残る。ガイドさんのお話では、今は制御できているとのことですが、私にはとてもそうは見えなかった。

写真右は、途中にある砂防ダムです。上流がもほとんど土砂で埋まっていて、ダンプカーで運び出していたが「蟷螂の斧」に思えた。河にそそぐ谷のあちこちで土石が目立ち、大規模な深層崩壊の跡も見える。おそらく「堰き止め湖」が出来ては崩壊するの繰り返しで、頻繁に土石流が起きたのだろう。

車は、今夜の宿泊地「谷関」への分岐を通り越し、浬冷渓谷で探鳥。ここには温泉があり水着をつけて入浴を楽しむ人がいました。
谷川と山側双方に固有種がおり、私の視力ではとても追いきれない。山に陽が下りるまで探鳥をして、谷関へ引き返す。
17:00谷関「龍谷大飯店」到着。
ここは、景勝「八仙山」への中継地で、ホテルも多い。

谷関「龍谷大飯店」

部屋の眼下に見える荒ぶる河
谷関も少数民族の部落だそうで、上の写真2枚はホテルのロビーに飾られた少数民族の装束です。
わが国のアイヌの装束にとても似ていて、長老の時代までは「刺青の習慣」もあったそうです。
タイムマシンでルーツを訪ねたら、きっと一緒ではないかと思います。

夕食は18時からで、本格的な台湾料理を頂きました。
ガイドさんは日本で大学を過ごしており、歴史談話が盛りあがり、しっかり飲んでしまった。お陰で温泉の入浴は拒否されてしまった。

蕨のあえ物

豚足の醤油煮

イノシシ肉の蒸し物

切り干しとキノコのスープ

高原野菜の炒め物

マス料理(この地方は川魚の産地)

マスと豆腐のスープ
もう本格的な台湾料理です。これだけの量を、ガイドさんと3人だなんて、とっても無理です。それでも美味しい紹興酒で時間をかけていただきました。
デザートはフルーツの盛り合わせだったそうですが、記憶にありません。
この日の最高気温14℃(寒波が続いている)
台中谷関「龍谷大飯店」泊