オーストラリア「タスマニア・メルボルン」旅行で感じたこと
「保護ってナニ?」/ワラビ―のジビエ料理
オーストラリ旅行も6度目で、自然保護の在り方に首をかしげることも多い。大切にする順序は
 1.入植以前からの生物
 2.移民者が持ち込んだ生物
上記以外は、日本と価値観が異なる。
その最大の事例が「犬は大切にするが、猫はほぼ迫害」です。犬は入植者が持ち込んだもので「人間と同じ権利」ですが、猫は「家から出してはいけない」という法律で自由ではない。

有袋類は、入植以前からの生物で、懲罰的罰金で保護されている。そのくせ、幹線道路を走れば「1㎞ごとに有袋類の死体が散乱」している。おそらくは、毎日数千から数万頭が交通事故で死んでいるはずです。

有袋類を狩猟したら、とんでもないことになる。捕まえるのも個人で飼育するのも厳禁です。
だが、事故で死なすことにお咎めを聞いたことがないし、防止のための処置もあると思えない。ようは保護実態に乖離がある。

更に言えば、レストランには「カンガルーやワラビーのジビエ料理」が堂々とメニューにある。もう「?」でしかない!
ガイドさんに尋ねてみたら、事故の死体(カンガルーやワラビー)には、なんの制限もないという。
つまり、道路から「死体を拾ってきた」と言えば、食材に出来るわけです。
 追記
我が国でも、ヤンバルクイナの死亡原因トップは「交通事故」だという。死体は報告義務があり、羽1本も勝手に持ち去れば「犯罪」になる。食べるなど、論外です!どうも、オーストラリアの自然保護は、私には理解しがたい。