オーストラリア「タスマニア・メルボルン」旅行で感じたこと
景観保護
英国の流刑地として入植がはじまったオーストラリア。そのオーストラリで再犯したものが更に送られた地がラスマニア島であったという。

入植して200年、日本でも50~100年で「有形文化財」に指定されるが、今回の訪問地でも、往時の建物が多く残っている。
※文化財の制度があるのか?私は知らないけど…

タスマニア州都ホバート、ビクトリア州都メルボルン、そのどちらにも新旧の建物が混在している。
ガイドさんにお尋ねしたら「古い建物は保護されている」そうです。
では、町並み保存はどうか?
特に規制はない(らしい)。だから古い教会と、真新しいビル(何故かガラスの建物が多かった)が、混在している。
 ・セントパトリック大聖堂
 ・セントポール大聖堂
 ・聖フランシスカトリック教会
 ・セントミッチェル教会
 ・スコッツ教会
※ガイドさんは建築のプロではないので詳しくはない

「無秩序」に混在なのですが、これが実に「自然」なのです。街を歩きながら不思議に思って考えて見た。

私の答えは「もどきがない」です!
我が国における「景観保護地域」は、新築建物に「昔風を装うよう強制」する。それが景観をとても不自然にしている。

メルボルンの街を歩いて、「もどき」がないから『古い建物が生きいき見える』と知った。

~日本一厳しい景観保護~と自慢する京都の景観保護委員各位に、このメルボルンの風景を見て欲しい。
私は言いたい。あなた達は「素晴らしい京都の風景を殺している」と!