オーストラリア「タスマニア・メルボルン」旅行で感じたこと | ||
トイレとカーナビ | ||
若いころからの旅行を合算すれば、おそらく30ヶ国以上は行っていると思う。 ■トイレ 旅行でも「トイレ」は必須です。食べることと排泄は、どんな人間にも必要で、実は「トイレこそ文化を知る」のに最適だと思う。 海外旅行で、1番苦痛なのは「ウオッシュレットがない」ことです。数ある日本のガラパゴス化で、ウオッシュレットが最たるものだと思う。これだけ便利なもの(訪日外国人も感激するらしい)が、世界では全く普及しない。その理由は何であろうか? 現実は、ウオッシュレット以前ではないかと思う。 「水洗」は、本来自然原理のもので、動力がなくても流れるのですが、我が国では電気がないと「水洗」できない。その理由は、省(水)エネを求めるあまりに、複雑な構造になり過ぎたことです。 私たちが利用したホテルは、ランクで言えば「中より上」だと思うけど、 ・便器は「上から下に流れる単純構造」。水を流せば大きの音がする ・便座ヒーターはない(座るとメチャ冷たい) ・便器の蓋にダンパーがない(静かに締まらない)ので、蓋を閉めるたびに大きな音がする ※我が国のような「ハンズフリーのトイレ」は考えられない ※家内は、日本では自動水栓なので、外国でも「そのまま」のことが多く、何度も注意した オーストラリアは、基本的に白人国です。「ビデ」の文化を持っているはずなのに、それがウオッシュレットに転嫁しない。私には不思議です。 オーストラリアでは、「トイレを見かけたら用は済ませ」です。理由は、実に「トイレがない」のです!もようしてきて探すようなら「悲劇」を覚悟すべきです(家内は、屋外で非常事態解消を何度もしている)。 公衆トイレがあっても、日本基準で考えてはいけないない。 「ユニセックス」の表示で、男女・障碍者兼用で「ただ広いトイレに大便器がぽつんと1つ」が多い。 ・障碍者用の手摺はない ・鏡も手洗いもないことが多い(手洗いは外部に共用で) ・オストメイト(人工弁用トイレ)は見ることがなかった 清潔さで言えば「日本の建設現場の仮設トイレ以下」と思った方がよい。便座に座るには勇気がいる(大小兼用が多いので小便のついた便座も多い)。 清潔さで日本に近いのは「空港のトイレ」くらいであろうか。トイレに快適さを求めているとは思えない「用さえ足せればよい」としか感じなかった。 私は泊ったことがないので想像ですが、五つ星ホテルのトイレでも、日本の都市公園のトイレ以下ではないだろうか?日本の都市公園トイレでは、ウオッシュレットに温水まで出る。 ■カーナビ カーナビもガラパゴスだと思う。 日本以外のTaxiでカーナビを使っていたのは、シンガポールと台湾くらいでした(いずれも狭い国)。 これも便利だと思うのですが、日本で普及した理由は「国土が狭く地図が完備」だからだと思う。そんなことは「当たり前」と思わない方がよい。むしろ「全土の地図がない」方が多いかも。 カーナビを代替しているのが「グーグルマップ」です。車にスマホスタンドをつけて、ナビを使用していることが多かった。 わが国でも、その傾向が出てきている。カーナビ機能だけなら「グールールマップ」で充分代替できる。音楽や交通情報、それにTVが不要なら「高いカーナビはもう要らない」時代になったと思う。 地図で「世界制覇」するのは「グーグル」であろう。 地図は「戦略物資」です。戦争になり、グーグルが提供を止めれば「軍隊も動けない」ようになるだろう。 ・自前の地図を持つ国はどれだけあるのか?日本は国土庁やゼンリン(民間)が整備している ・自前のGPS衛星を持つ国はどれだけあるのか?自衛隊は日本のGPS衛星を使用している たかが、カーナビ「されどカーナビ」です。 |
||
|