晩秋の北海道・初めての札幌と友好の旅 141127
野鳥三昧
7:30 朝食。すばる周辺を探鳥。
9:00 すばるの亭主殿の案内で探鳥に出発。池の湯林道を走り⇒硫黄山を裏側から見る(ハイマツに覆われ、ギンザンマシコがいそうな雰囲気)⇒キンムトー(沼湯/ここでヤマセミと出会う)⇒第2硫黄山(ボッケ:泥の噴火口)⇒屈斜路湖(釧路川流れ口/源流・白鳥の湖)
昼食は蕎麦、蕎麦畑の農家が蕎麦屋を始めてしまった。付け合せの野菜も自家製で、どちらもとても安くて美味かった!
昼食後は、摩周湖⇒西別川清水橋(エゾフクロウの生息地、でも会えなかった)⇒多和平⇒16:00すばるへ
夜は、すばるの主ご夫婦と一緒に川湯温泉で「食事と酒」を楽しみました 。

 ■朝食とバードウオッチング

すばるの庭にはバードテーブルがあり、たくさんの野鳥とエゾリスがやって来る。朝食を食べながら窓越しウオッチング。その後は、美留和の森を散歩しました。ただ、もうほとんど野鳥はいません。ここもまもなく雪に閉ざされます。

洋食の朝食

すばる

美留和の森

 ■亭主殿のご案内で
すばるの亭主殿のご好意で、今日は1日ご案内をいただきます。
まずは、美留和の語源となった湧水を汲んで、今日1日の飲料水を確保です。

1年中同じ温度の水が湧き出ており、とても美味しい天然水です。

いよいよ出発です。では、順に紹介してまいります。

 ■池の湯林道
摩周湖と屈斜路湖を結ぶ、知る人ぞ知る「池の湯林道」に入りました。根雪の走りが残る地道です。樹種が多く、北海道の森林資源の豊かさがよく分かります。

季節が合えば、山野鳥が多い場所だそうですが、ご覧のように根雪が始まれば去ってしまいます。
この林道、エゾライチョウと出会うこともあるそうで、期待をしたのですが、こちらは空振りでした。

林道の中程に来ました。
ここからは、屈斜路湖畔にそびえる「硫黄山(右写真中央の山)」がよく見える。
ちなみに、硫黄山は「24時間監視対象」の活火山だそうです。なお、今は硫黄の採掘は行われていないそうですが、火薬の原料として活躍した時期もあったとか。

周りは見事なハイマツで、ギンザンマシコがいてもおかしくない環境です。
 ■キンムトー
さらに少し走り、キンムトーへやって来ました。ここは「神秘の沼」です。
足元を固め、熊よけスプレーを持ち、鈴を鳴らしの行進です。

クマゲラの期待もあったのですが、出会う機会の多い繁殖期は5月で、偶然はありませんでした。
その代わり、ヤマセミに出会うことができました。とても距離が有り、苦しい証拠写真ですが、神秘の沼にふさわしい存在でした!

ヤマセミとキンムトー



 ■第二硫黄山
硫黄の噴気が一面に漂っていた


ボッケ:泥の噴火口

 ■屈斜路湖
林道を抜けて屈斜路湖に到着しました。ここは、名実ともに観光地です。

釧路川流れ口・ここから釧路川は始まる

屈斜路湖周辺では温泉の噴出が多い

水温の高いところにオオハクチョウが集まっていた

 ■昼食は蕎麦
北海道は、我が国最大の「蕎麦の産地」です。すばるの主・久郷(くごう)さんお勧めの蕎麦の店へ行きました。
元々は、蕎麦農家だったそうですが、70歳になって「蕎麦を極めたくて」店を始めたそうです。一緒に出てくる「野菜の煮物」も自家製だそうで、メチャ美味かったです!
ご覧のようにメニューは多くない。
そばの種類は、十割そばと二八そば。
どれも、関西では信じられない安さです。そして、どれも絶品です!

田舎そば(十割そば)750円

ざるそば(二八そば)700円

かしわそば(二八そば)800円

 ■摩周湖 今日は「霧のない摩周湖」でした!


 ■西別川清水橋
エゾフクロウの生息地へ足を伸ばしましたが、この日は残念ながら「不在」でした。



 ■多和平
地平線が見える多和平にやって来ました。
北の大地は日没が早く、午後3時をすぎれば、日が沈み始める。

これで、観光と探鳥は終わりです。
すばるに向けて帰路につきました。

すばる到着は4:00
温泉に浸かり、着替えて「夜戦」に備えました。
我ら4人に加え、女将と亭主を交えての「呑み会」が始まります。




 ■川湯温泉・源平
野戦の戦場は「川湯温泉」です。いずれが源平かは定かではありませんが、決戦に火ぶたが切って下ろされました。

なにせ、メニューが挑戦的です!これで逃げれば「男がすたる」とばかり、戦闘開始です。


挑戦的メニュー

挑戦的メニュー

突き出しと「とりあえずビール」

生牡蠣で「エールの交換」

先鋒は硫黄山をみて育ったトウキビ

相手も看板メニュー「源ころ」で

次鋒はシシャモ

こちらも北海道ならではの次鋒できた

中堅はキノコ炒め

こちらはホッケできた

これは次将の貝

トンカツ

大将のザンギ

こちらもついに「小噴火」が出てきた
どれも、居酒屋メニューとは思えない旨さで、流石はすばるのシェフが奬めるだけはある。
料理だけではなく、それに合わせて地酒も次々と、銘柄を変えて空けていく。
和気あいあいとした酒席も、脱落者が出始めた。かくいう私も後半の記憶は定かではない。
こうして、楽しい夜が更けていきました。

この日の野鳥との出会い(野鳥写真は「野鳥三昧」に纏めています。あえて地名は明記していません)
ヤマセミ・ウソ・シメ・シロハラゴジュウカラ・ハシブトガラ・シジュウカラ・アカゲラ・ヒヨドリ・コガモ・マガモ・ミソサザイ・ハシブトガラス・オオハクチョウ・ツグミ・計14種(本日新規4種)  エゾリス ・エゾジカ