夏の道東『エトピリカに会いたくて』  140712
野鳥  野草
「エトピリカに会いたくて」この季節の道東を選びました。
行程は7月12日〜16日。コースは女満別⇒知床⇒根室⇒落石⇒釧路⇒美留和⇒目女満別です。
では、1日毎に紹介していきます。
なお、野鳥と野草(原生花園)は別ページにまとめます。
 7月12日
関空10:00発ANA1795便/女満別11:50到着。女満別―知床(行程98q)
レンタカーで12:30女満別空港を出発。途中 ⇒網走観光果樹園で「サクランボ食べ放題」⇒小清水原生花園(とうふつ湖を含む)で爛漫の花を満喫、併せて多くの野鳥に出会う。⇒以久科原生花園⇒オシンコシンの滝⇒世界自然遺産の宿しれとこ村泊
今期最強と言われた台風8号にやきもきさせられた。それでも、晴れ男+晴れ女の最強コンビは、台風を蹴散らしてフライト。
覚悟していた揺れもほとんどなく、定刻よりやや早く順調にフライトです。

飛行コースは、関空を出発して西に向かって瀬戸内海上空で高度を稼ぐ(きっと陸地への騒音軽減が目的だろう)。岡山の手前でUターンし、丹後半島で日本海に抜ける。その後、能登半島⇒佐渡島⇒津軽半島上空を抜けて、女満別へまっしぐらです。
そんな分けで、進行方向右手に富士山が見えた。
定刻よりやや早く女満別に到着。天候曇り・気温16℃寒い!
レンタカーで12:30女満別空港を出発。
 ■網走観光果樹園
ナビの指示通りに走ったら海岸沿いではなく内陸コースになった。お陰で、想定外の施設に出くわした。それが、網走観光果樹園です。サクランボに目のない家内が「サクランボ食べ放題」で挑戦。食べ放題1人500円と安いのですが、怱々食べられるものではない。

食べ放題だけでは足らず、籠にお持ち帰り用も摘んでいく。これは別料金だが、とっても安かった。

関空

富士山が見える

女満別空港

 ■とうふつ湖と小清水原生花園
とうふつ湖(写真上)は巨大な湿原ともいえる。
観光客が足を踏み入れられるのはホンの一部だが、カワラヒワ(写真右)・コヨシキリ・アオサギ・ヒバリ・ノビタキと言った野鳥と出会えた。

国道を挟み、向かいにあるのが小清水原生花園です。
昨年6月の道東は、原生花園の花園を楽しむには早すぎたが、4度目の道東旅行で、本格的な「花」を楽しむことが出来た。
こちらは別ページでたっぷりとご紹介したい。

    小清水原生花園(向こうに見えるはオホーツク海)
小清水原生花園は、名実ともに「花ざかり」でした。
 ・ハマナス
 ・エゾカンゾウ
 ・エゾキスゲ
 ・エゾスカシユリ(写真上)
 ・ヒオウギアヤメ
などたくさん咲いていました。
(野草の編集はまだですが、とても楽しみです)

原生花園は花の名所と言うだけではなく野鳥もとっても多いのですが、この日はさすがに観光客が多すぎた。

ノビタキ

オジロワシ

コヨシキリ

ノゴマ
花と野鳥をたっぷりと楽しみ、小清水を後にしました。

今夜の泊りは、世界自然遺産の宿しれとこ村です。少し時間に余裕がありそうなので、寄り道をしてみました。ここで「お初」の野鳥に出会うことになりました。

 ■以久科原生花園

小清水原生花園が有名ですが、地図で見ればオホーツク海に沿って原生花園が続いています。
小清水に隣接する「以久科原生花園」に寄りました。
小清水とは対極で、人っこ一人いません。あるのは写真右のサインと「クマに注意」の貼り紙。これは怖かった!
鈴を鳴らしながら歩いたのですが、そこで出会ったのが「ホオアカ」です。ファインダーを覗いて分かったのですが、初めての出会いです。
(ただし、小清水でのピンボケ写真をよく見たら、ホオアカが写っていました。この当たりでは、ホオジロよりホオアカの方が多いのだと後で知りました。

 ■オシンコシンの滝

ここへ到着したのは日没寸前。気温は一気に下がっており、持っていったアノラックまで着込んで寒さを凌いだ。記念写真だけ撮って今夜の宿へ向かう。残りの距離は、後5kmです。

 ■世界自然遺産の宿しれとこ村
名前はたいそうですが、妙に人気の出た巨大な民宿と言ったところです。部屋は6畳、テレビも押入もなく、風呂もトイレも共同です。1泊2食付の予約で行ったのですが、料理はこれです。

お造り、鮭の西京焼、鹿肉(たれ漬けこみ)のジンギスカン、毛ガニ、海鮮の小鍋など豪華なのですが…
全ての食材が「冷凍OK」で、おそらく365日同じメニューが繰り返されているだろう。きっと、連泊したらうんざりしそうだ。でもまあ、リーズナブルな値段で止まっているので、立派な経営努力だと思い納得した。