夏の道東『エトピリカに会いたくて』  140713
野鳥  野草
 7月13日知床ー根室(行程240q)濃霧のち晴れ
知床峠へギンザンマシコを求めて、早朝(4:00)出発。寒い!車に暖房を入れる。濃霧でしたがギンザンマシコに無事出会うことが出来ました。一旦宿へ向かう途中、知床自然センターからフレペの滝を見学に。「クマが出没しています」の看板が多く、おっかなびっくりで歩く。たくさんの野鳥と出会う。
朝食後、探鳥をしながら根室へ向かう。再度知床峠⇒野付半島⇒風連湖⇒春国岱で探鳥。根室・民宿たかの泊
 ■知床峠
昨夜は7時から夕食。それが済めば何にもないので、寝るしかない。
お陰で、目が覚めたのが夜中の3時半。夫婦で温泉に入り、4時に宿を出発した。目的地は知床峠ですが、猛烈な濃霧です。
知床峠到着時には、恐らく夜が明けてい筈ですが、海霧は地表を覆い尽くしている。

目的はギンザンマシコに出会うことです。一般的には大雪山が有名ですが、知床峠でも出会えるとなっていた。ただ、有名なバーデ―でも出会えないこともあるようで、半信半疑であったが、濃霧のお陰であろうか、あっけなく出会えた。

画像処理前

画像処理後のギンザンマシコ

 ■知床自然センター
知床峠からの帰路、フレベの滝へ寄った。フレベの滝の入り口は、知床自然センターにあり、ここに駐車。早朝で、知床自然センターは閉鎖されており、屋外にトイレがない。ちょっと困ったが、まあ「男なんで…」

知床自然センターを突き抜けて、フレベの滝へ通じる道に掛かる。入り口には「クマに注意」の警告だけではなく、詳細な出没記録掲載されている。慣れていないものには「十分すぎる怖さ」である。

森を抜け、草原に出る。ここが「出会いやすいスポット」らしい。クマに「人いる」ことを知らせるため、鈴を鳴らし、柏手を打ち、大声で話しながら進む。きっと他人が見れば「笑いこける風景」であろう。ところが、この草原に野鳥がたくさんいて、何時しか鈴も柏手も忘れてしまう。いい加減なものである。

 ■フレペの滝

知床の岩肌から滝が落ちており、多くのアマツバメが待っている。滝の裏に巣があるようで、盛んに突入していました。

これで一旦、宿へ帰ります。往復40qの探鳥でした。
知床峠、財布を拾いました。数万円の金額とクレジットカードが数枚あり、住所氏名も分かっていました。斜里町の交番へ届けておいたのですが、その後どうなったのだろう(誰からも連絡がない)。
宿で朝食後、本日の工程へ出発。再度、知床峠を越えて、本日は更に200qのハードスケジュールです。
 ■野付半島
二度目の野付半島です。季節は前回ほど条件は良くないので、あまり期待はできない。 何処にも「原生花園」と名は打ってありませんでしたが、見事な花園でした。

予想通り、シギチの去った野付では、多くの野鳥に会うことはありませんでした。
それでも、
 ・タンチョウ(写真右)
 ・オジロワシ
 ・シマセンニュウ
 ・カッコウ
 ・オオセグロカモメ
などと出会うことが出来ました。
昼食は、野付のネイチャーセンターで海鮮焼きそば、簡単に済ませました。

 ■風連湖〜春国岱で探鳥
今日は移動距離が長い。朝が早かっただけに、家内に疲れが目立ち、時折休憩(仮眠)時間をとりながらの移動です。家内が仮眠中は、私は付近を散策。道端の草花すら原生花園顔負けの花で、退屈することはありませんでした。

風連湖は大きな湖です。風連湖に接して春国岱があり、ここでの探鳥を楽しみにしていたのですが、台風8号の豪雨で、探鳥の森の至る所がぬかるんでおり断念。

その代り、風連湖に伸びる砂州に向かいました。いずこも同じと言うべきか、予算不足が目立ち、木道のあちこちで痛みが目立ちました。
砂州のトドマツは世界的に貴重な風景だそうですが、巨木のくせにまるで根を張っておたず、風で簡単に倒れてしまう。
写真のように、トドワラ状態で、かつてはアカゲラの生息地であったそうですが、野鳥とは縁のない風景になっていました

本日の予定はこれで終了。泊りは、根室市街地にある「民宿たかの」さんです。
漁師さんが経営する民宿で、ここも押入もテレビもなし。風呂もトイレも共同です。食事(何故か写真がない)は地魚を薄味で料理したもので、とても美味しかった!
夜9時には爆睡でした。