■釧路湿原(温根内ビジターセンター木道散策・探鳥・湿原植物観察

ビジターセンターで用を足そうと思っていたのですが、本日は休館日。この広い湿原で、トイレがあるのはセンター内だけ。
尿意は待ってくれないので、まあ〜夫婦とも非常手段を行使。立小便をしながら、ふと右上の枝を見たら、エゾフクロウが止まっていた。カメラなど構えられる状況ではない。フクロウは、まったく羽音をさせることなく飛び去って行った。こうして、温根内の探鳥は始まりました。
昨年の訪問は6月でした。1月違えば大違い。
昨年は、ワタスゲの湿原だったイメージだったのに、風景は一変しており、視界を遮るばかりに伸びた葦が広がっていた。 |
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季節がら、親子連れや若鳥と出会うことが多かった。
・エゾフクロウ
・ノビタキ
・カワラヒワ
・シマセンニュウ
・ムシクイ(種類不明)
・コヨシキリ
・オオジュリン
・ハシブトガラ
・シロハラゴジュウカラ
・ハシブトガラス
・ツツドリ(声)
・カッコウ(声)
・アカゲラ(声)
特別珍しい野鳥はありませんでしたが、北海道でしか出会えない「夏羽」は楽しいです。 |
湿原だけに、原生花園と違った植物が咲いています。
ただ、ワタスゲの季節は終わっており、ここでも去年と違う雰囲気でした。
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■釧路湿原野生生物保護センター
名が示すように、傷ついた野生生物の保護治療に当たっています。
貴重種のシマフクロウもここで治療を受けている。また、人工繁殖も大きなゲージの中で行われている。遠くからゲージを覗いてみたが見えるはずもなく、展示室のバードカービングで研究員氏から説明を受けた。
シマフクロウは世界最大のフクロウで、魚を主食とする珍しい種類です。
水中の魚を襲うため「飛翔音を消す必要がない」ので、バサバサと大きな音を出して飛ぶそうです。
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これで「今日の予定」は終了。後は気ままに美留和へ向かいます。
まずは、温根内近くの「夢工房(ホテル)」で昼食。この日は北海道では珍しく暑い日で、冷房のない北海道では汗まみれです。
簡単に済まそうとカレーを注文したのですが、随分待たされました。どうやら一から作っていたようです。でも、美味しかったですよ! |
 ■900草原
名前の面白さで寄り道した草原。
360度のビューがあり、見渡せる草原の面積が900Haあることからの命名だそうです。到着後に雷雲が近ずいてきて、いきなりの雷雨となりました。
北海道ならどこでも出会えそうなニュウナイスズメ。機会がないままにここへきて、やっと出会えました。居るときは居るもので、電線に群れで止まっていました。
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■草原の森
900高原から少し下ったところに「草原の森」があった。良く考えると、変な命名である。
バブルの終わりかけに金をつぎ込んで作り上げたようだが、メンテをされることも、人が訪れることもないまま「自然に帰ろう」としている。
遊歩道の舗装は剥げ、つり橋は「危険」と表示してある。
今回の旅行では「クマゲラ」に出会いたと思っていたが未だ果たしていない。まだ雷雨が続く中、鈴を鳴らしながら歩いたが、どう考えてもクマゲラより熊に先に出会いそうで、途中で引き返した。
ここでの収穫はこの花。名前を調べるのが楽しみです。 |