初夏の道東『野鳥と野草三昧』  130622
野鳥三昧  野草三昧
6月22日(曇り霧、朝の気温10℃
4時半起床、8:45出発。ハシリコタン⇒茨散沼(ばらさんぬま)⇒酪農喫茶具ラッシーヒルにて昼食。
厚床駅より釧路に向かう。釧路よりレンタカーにて美留和へ

早朝のポロト沼
4時半起床、今日も早朝散歩です。北海道へきて早3日目、ポロトともお別れです。
ポロトで一番楽しませてくれたコヨシキリ(写真右)ともこれでさようならです。

散歩は少し早めに切り上げ、荷物の整理です。
午前中は日高さんにご案内いただき、その後は、釧路経由で美留和へ向かいます。

  ■ハシリコタン


ハマニンニク

茨散沼
コタンと言うのは「集落」という意味だそうです。ここは、風蓮湖に突き出たハシリ村と言ったところでしょう。
見事な「海抜0m地帯」がずっと続きます。この草原には「原生花園」と表示があるのですが、ここでも「季節が遅かった」といったところでしょう。
ただ、岬の先端では多くの植物を観察できました。

花と言ってはあまりに地味ですが、写真右の「ハマニンニク」イネ科の植物で穀物が実ります(人間は食べない)。この実は、北海道の珍鳥『ユキホオジロ』の大好物だそうで、この野鳥を見たければ、ハシリコタンですが、冬は道路閉鎖されるため、何qも雪原を歩く必要があるそうです。

  ■茨散沼
ちょっと「時間調整」と言ったところで、別海十景色「茨散沼」へ寄りました。
地道を結構走ったのですが、野鳥と出会うことはありませんでした。
でも別海十景色「茨散沼」と呼ばれるだけあって、静かで美しい湖面でした。他の九景はどんなんだったのだろう?

昼食は、北海道ならでは酪農喫茶「グッラシーヒル」で昼食をとりました。酪農家が牧場の製品を活用して、このようなレストランを経営していることがしばしばある。

このお店もとても美味しい店でした。
家内は大好きなチキンライス、私はビーフシチューを注文しました。食べながら「今夜のメインディッシュもビーフシチューかも」と話していたら、本当のことになってしまいました。

ここならではオリジナル商品がたくさんあり、まだ購入していなかった「我が家への土産」をここでしっかり購入して宅急便にしました。
食後、JR厚床駅(写真右)まで送ってもらい、日高さんとはお別れです。ここから鉄道で釧路まで戻り、レンタカーで美留和へ向けて北上です。距離は約80q、1時間半の行程です。
美留和は、釧路や霧多布のような海べりの地域ではなく、道東とはいえ内陸に当ります。気候もかなり変わるのですが、湿原が多いことは共通しています。
  ■摩周湖
「霧の摩周湖」と言われるように、霧で閉ざされていることが多い湖です。三度目の正直を信じて、摩周湖へ向かいました。
ついに出会えた摩周湖です。
ウソか本当か?団体を案内していた観光ガイドさんによれば「昨日は霧で見えなかった」そうです。霧の日は「霧の摩周湖」を、晴れた日はこの景色を自慢するのでしょう。

典型的なカルデラ湖で、自然のため池です。標高が高く、流れ込む川はありません。

念願の摩周湖を見学し、またまた土産をしこたま買い込んで発送。ようやく今夜の宿「きらの宿すばる」へ向かいました。

きらの宿すばるへ到着後、食事まで時間があるということで、寸暇を惜しんで探鳥へ出かけたのですが、途中で家内が異変を訴えた。どう見ても「マダニ」である。急ぎ宿へ帰り、御主人に見ていただくと「間違いない」と言うことで病院へ連絡を取っていただきました。何時も「事件」がある夫婦です。

局部麻酔をかけ、まだ生きているマダニ周辺の肉をえぐります。万一「マダニの口」が残ると発病確率が高まるそうで、その防止のためです。これでプチ手術は終了。念のため抗生剤を処方されましたが、北海道では死亡に至るウイルスを持るマダニはいないそうです。

お騒がせで夕食が遅くまりました「きらの宿すばる」の楽しみは、源泉かけ流しで24時間利用できる温泉と、フルコースの美味しい料理です。では、今夜の美食をご紹介します。

メニュー

毛ガニ(これが出ると無口になるねえ)

オニオンスープ

夏野菜グリル

海老チリソース

ビーフシチュー

摩周のアイス
やはり、昼食とビーフシチューがダブりました。予感は案外当たるものです。でも、異質の味で「どちらもとても美味しい」でした。
料理を堪能しながら地酒を1本(300cc)。
女将の生家で採れてご飯も完食しました!

北海道旅行は「早寝早起き」が原則です。この日も9時過ぎには撃沈となりました。